2020年5月10日日曜日

損失が改善 Lyft, Inc.(Lyft) 2020年度1Q決算を振り返る

会社概要


Lyftはアメリカとカナダにライドシェアリングサービスを提供する会社でアメリカではUberに次ぐ2番手のライドシェアサービスの会社です。 同社のサービスはスマートフォンのアプリケーション通じ目的地が同じ等の移動のニーズがあるドライバーとユーザーをマッチングさせ目的地についた時点でユーザーがドライバーを評価、料金の支払いをスマートフォンのアプリケーション上で行うサービスです。 Lyftは2019年3月29日にNasdaq市場に上場しました。

決算内容


2020年度の第1四半期決算(2020年1月~2020年3月)は5月6日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 1Q実   776M   -9.02
2020 1Q実 
  955.7M
   -0.32
2020 1Q予
  897.86M
   -0.64
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+23%で前期の+52%から大きく減速しましたが予想は大きく上回りました。
COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で4月のライドシェアは前年同期比で約-75%減でした。
また固定費や設備投資の削減もあり損失の面では改善しました。




アクティブライダーは前年同期比で20.5万人から21.2万人 +3%
アクティブライダー1人あたりの収入は37.86ドルから45.06ドル +19%

COVID-19(新型コロナウィルス)の感染拡大とそれに伴う外出規制や自粛要請もあり、アクティブライダーの増加は大幅に鈍化しました。


セグメント情報


同社は単一セグメントのため、記載はありません。

見通し


同社は4月21日にこれまで提供していた2020年通年度の売上高および調整後EBITDAガイダンスを撤回しました。
同社はライドシェア・プラットフォームの乗車数が4月の水準(前年同期比 -75%)でその後も推移した場合、第2四半期の調整後 EBITDA 損失を3.6億ドル以下に抑えれると予想しています。

株価と指標


2020年5月8日時点で32.73ドルです。


予想PER(コ):N/A倍
実績PER:N/A倍
PBR:3.74倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Lyftの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


決算良かったです。
ただし次の決算は厳しいのは確実であり、COVID-19(新型コロナウィルス)の感染抑制と経済活動の再開が早期に行われないと厳しいと思います、同社の見通しとしても個人的には何とも言えないかなと思います。

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