会社概要
intelは最大手半導体メーカーで、デスクトップ及びノートPC無けのintel Coreシリーズが有名ではないでしょうか。
またサーバーやワークステーション向けのプロセッサーやチップセット、WifiやBluetooth用の接続製品、イーサネットコントローラーやストレージなど種別問わず幅広いコンピューター向けの製品を提供しています。
また近年は自動車向け衝突防止補助システム、Mobileyeを買収を始めとしたモビリティへの取り組みやインフラや家電などの幅広い製品に組み込まれるFPGAと呼ばれる半導体ICを提供しているAlteraを買収したり、5Gインフラ向け製品やIot機器の提供などポートフォリオの多角化が進んでいます。
セグメント情報
同社のセグメントは家庭用パソコン向け半導体のClient Computing(CGC)
データセンター・サーバー向けの半導体を供給するData Center Group (DCG)
Iotソリューションを提供するInternet of Things Group (IOTG)
SSDやOptaneメモリをサーバーやクライアントPCに提供するNon-Volatile Memory Solutions Group (NSG),
FPGAを提供するProgrammable Solutions Group (PSG)
運転補助装置などのモビリティサービスを提供するMobileye
で構成されています。
で構成されています。
直近の2020年度Q2決算の売上高では
Client Computing(CGC) 9.5Billion
Data Center Group (DCG) 7.1Billion
Internet of Things Group (IOTG) 670million
Mobileye 146million
Non-Volatile Memory Solutions Group (NSG) 1.7billion
Programmable Solutions Group (PSG) 501million
Client ComputingとData Center Groupが大半を占めており、データセンターとPC向けの半導体の売上高に占める比率が高いことが伺えます。
セグメント情報
売上高は成長を続けていますが2015年度にAltera、2017年度にMobileyeと大型の買収を繰り返したこともありやや利益はまちまちです。
投資判断とリスク
予想PERで10倍程度と株価的には割安です。
株価が冴えない要因としては現在Intelは7nmプロセスの遅延や10nmプロセスのごたごたなど半導体の製造プロセスの遅れとそれに伴う製品競争力の低下が指摘されています。
またCPU分野で競合のAMDやAIの興隆とサーバー分野におけるGPUの採用拡大でNvidiaなどとの競争が激しくなっており影響が懸念されています。
ただ同社は現在製造プロセスの改善に取り組んでおり、また単体GPUの販売も2021年に予定しています。
こういった取り組みが同社の競争力維持に繋がれば投資妙味もありそうかなと個人的には思います。
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