2020年2月29日土曜日

モデル3が好調 Tesla, Inc. (TSLA) 2019年度4Q決算を振り返る

会社概要


テスラ(Tesla, Inc.)(旧名:Tesla Motors, Inc.)は電気自動車のModel XやS、普及価格帯のModel3を設計・開発・製造・販売しています。 また電気自動車のバッテリーや技術を利用した電力備蓄やソーラー発電システムの開発・設計・製造・販売及び賃貸をしています。

決算内容


2019年度の第4四半期決算(2019年10月~2019年12月)は1月29日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2019 4Q実   7.226B   1.93
2020 4Q実 
  7.384B
   2.14
2020 4Q予
  7.02B
   1.72

(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高・EPS共に予想を上回りました。
自動車の配送が同四半期に11万2,000台を超えるなど好調な四半期でした。


セグメント情報


4Q前年同期比

Automotive revenue(自動車売上高)  6,323百万ドルから6,368百万ドル +1%
Automotive gross margin – GAAP(調整後売上総利益) 24.3%から22.5%

売上高は微増でGross Marginは前年同期比から悪化しています。
高価格のモデルXやSの販売が減少しましたが、普及価格帯のモデル3の販売が増加しました。

Energy generation and storage revenue(発電・貯蔵売上高) 

372百万ドルから436百万ドル +17%

同四半期にEnergy storageの導入が530MWhと過去最高でした。
太陽光パネルはサブスクリプションモデルを中心に成長しました。

Services and other 531百万ドルから580百万ドル +9%

車両の販売の拡大に伴い同セグメントも恩恵を受けました。


見通し


Volume
  • 2020年度通年で50万台を超える出荷台数を予想
  • ShanghaiとFremontでのモデルYの今年の生産が出荷を上回る可能性を予想
  • 今年のSolarとStorageの導入が50%拡大を予想
Cash Flow
  • 一時的な例外を除く、四半期ごとのフリーキャッシュフローはプラス予想
Profitability
  • GAAP純利益は生産拡大や新製品の立ち上げ等の例外を除いて今後はプラスになると予想しています。
Product
  • FremontでのモデルYの生産を前倒しで開始
  • Shanghaiでのモデル3の増産とモデルYの限定生産
  • テスラセミの限定生産を予定

次の第1四半期ではFremontでのモデルYとShanghaiでのモデル3の立ち上げを進めることによりマージンを圧迫すると予想しています。
またCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響はどの程度になるか予想するのは初期段階としていますが、Shanghaiでのモデル3の生産が1~1.5週間を送れることを予想しています。


株価と指標


2020年2月18日の時点で667.99ドルです。


予想PER(コ):71.43倍
実績PER:N/A倍
PBR:18.92倍
予想配当利回り(コ):N/A%

 (コ) コンセンサス予想 

総評と感想


決算良かったです。
前期に引き続き黒字だったことやモデル3の好調な納車台数の恩恵を受けました。
今後本格的な恩恵は第2四半期になると思いますが3月に納入を予定しているモデルYに期待したいところです、ただ短期的には新モデルの立ち上げやコロナウイルスとそれに伴うサプライチェーンへの影響は気になるところです。
株価は市況の影響もありますが決算後900ドルを超えるまで上昇した後600ドル台まで下落するなどかなり投機的な値動きになってます。

2020年2月28日金曜日

Microsoft Corporation (MSFT)はコロナウィルスの影響でガイダンスを更新

Microsoftによると
https://news.microsoft.com/2020/02/26/microsoft-update-on-q3-fy20-guidance/

Microsoftは2020年2月26日にCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響で2020年度第3四半期のMore Personal Computing セグメントの売上高予想107億5000万~111億5000万ドルの見通しを達成出来ないと見込んでいます。
理由としてはWindowsに対する需要は強いとしていますが、サプライチェーンの回復に時間が掛かかりWindows OEMおよびSurfaceの予想に影響を与えるためと説明しています。
また新しい見通し予想はありませんでした。
今回の報告や市況の影響もあり2月27日のNY市場でMicrosoftの株価は年初の上昇分を帳消しにしています。





2020年2月26日水曜日

コロナウィルスの影響で株価下落

2月25日コロナウィルスの世界的な感染拡大や景気の影響を懸念してNY市場では連日株価が下落しており主要指数のDow30・S&P500・Nasdaqが共に年初来からマイナスになるなど調整局面が続いています。





コロナウィルス時代は昨年から発生していましたが、個人的な印象ですがマーケットが気にし始めたのはイタリアや韓国での感染拡大、Appleの業績未達予想、アメリカのサービス業PMIが49.4と景気縮小傾向になったことあたりでしょうか。
個人的には今回の下落で慌てて株を売却しようと思っていませんが、経済指標の悪化や企業の業績予想の見直しなどが今後発生すると思われ、またコロナウィルスも収束の兆しを見せてないことから恐らくすぐに相場が回復するといったことも無いだろうなと考えており買うにしても慌てる必要もないかなと思っています。
今後の相場は読みにくいですが調整期間の長期化を予想しており個人的にはそれを前提とした立ち回りを考えています。

2020年2月22日土曜日

Lyft, Inc.(Lyft)はカートップ広告の新興企業Halo Carsを買収

Axiosによると
https://www.axios.com/scoop-lyft-acquire-cartop-advertising-startup-halo-cars-78796ec9-1c1e-4e7f-90a1-20cdeacf67d1.html

Lyftはカートップ広告の新興企業のHalo Carsを買収したと報道しています。
Lyftは買収を認めましたが、詳細の共有は拒否したとのことです。

Halo Carsの公式によると同社はライドシェア車両の上部に広告を設置するようにできるサービスで現在ニューヨークとシカゴの一部地域でサービスを提供しています。



フリーキャッシュフローの改善続く General Electric Company (GE) 2019年度4Qを振り返る

会社概要


ゼネラル・エレクトリックはアメリカは代表するコングロマリット企業ですが近年は業績不振のため会社再建中です、 GEは発電機や航空機エンジン、タービン、ヘルスケア、照明などなど書ききれないくらいの多数の工業製品やそれに付帯するサービスなどを提供する企業ですが直近では事業の選択と集中を進めています。

決算内容


2019年度の第4四半期決算(2019年10月~2019年12月)は1月29日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2018 4Q実   33.278B   0.17
2019 4Q実 
   26.238B
   0.21
2019 4Q予
  25.57B
   0.18
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
引き続きWabtec及びBaker Hughesの売却を始め事業を売却・縮小した影響で売上高が前年同期比で減少しています。
また第1四半期にBioPharmaを売却する予定の他、Baker Hughesの残りの株式の売却を続ける予定です。


セグメント情報


4Q前年同期比

POWER(電力)

 受注
    6,382百万ドルから4,457百万ドル -30%
 売上高
  5,381百万ドルから5,401百万ドル flat
 利益
  -786百万ドルから302百万ドル

受注は蒸気機関の受注減の影響などを受けましたが、利益面では黒字化しました。
リストラなどのコスト削減の効果が出始めている印象です。

Renewable Energy(再生可能エネルギー)

 受注
  5,274百万ドルから4,680百万ドル -11%
 売上高
  4,646百万ドルから4,747百万ドル +2%
   利益
  -21百万ドルから-197百万ドル 

受注では水力発電と送電事業の大型案件の反動がありました。
ただ利益の面では特に送電事業で研究開発投資の増加、関税、および価格設定の影響で赤字が拡大しています。

Aviation(航空)

 受注
  8,753百万ドルから10,664百万ドル +22%
 売上高
  8,456百万ドルから8,936百万ドル +6%
   利益
  1,732百万ドルから2,056百万ドル +19%

主に受注はBaker HughesとGE PowerとのJoint VentureのAerodivativesの設立の恩恵を受けました。
売上高はLEAP-1AおよびLEAP-1Bの販売台数が前年比41台増の420台だったことやCFM56の販売台数とサービスが4%増加したこともあり前年同期比で増加しました。
またCFMはボーイングと緊密に連携して、737 MAXの安全なサービスへの復帰に協力するとしています。

Healthcare(ヘルスケア)

 受注
      5,756百万ドルから5,896百万ドル +2%
 売上高
  5,398百万ドルから5,402百万ドル flat
 利益
  1,176百万ドルから1,183百万ドル +1%

受注はライフサイエンス部門が10%増加と牽引しました。
ヘルスケアシステム部門の売上高はサービス部門は増加したものの機器部門は減少しました。


GE Captial(金融)

   Capital continuing operations(継続資本)
    69百万ドル
 discontinued operation(廃止事業)
   -63百万ドル
   GE Capital Earnings (利益)
         6百万ドル

GE Captial(金融)の今四半期に約80億ドルの資産削減を完了し、2019年には合計で約120億ドルの資産を削減しました。


見通し


2020年度通年

  • GE産業部門の売上高(Non-GAAP) 一桁台前半の増加 
  • 調整後GE産業部門の利益率 Flatから約75bpの有機的増加
  • 調整後GE産業部門のフリーキャッシュフロー 20億ドルから40億ドル
  • 1株あたりの調整後EPS(Non-GAAP) 0.50ドルから0.60ドル

BioPharmaの売却を第1四半期に完了を見込んでいる他、Baker Hughesの株式売却による配当の減少を見込んでいます。
またBoeingの旅客機737 MAXのサービス復帰は2020年半ばを見込んでいるものの状況は流動的としています。


株価と指標


2020年2月21日の時点で12.25ドルです。


予想PER(コ):16.12倍
実績PER:N/A倍
PBR:3.78倍
予想配当利回り(コ):0.32%

 (コ) コンセンサス予想 

総評と感想


決算良かったです。
特に0~20億ドルのフリーキャッシュフロー予想に対して23億ドルの実績を好感して株価は一時13ドルを付ける局面もありました。
GEの事業改革は上手く進んでおり特に電力事業の黒字化は好印象ですが、個人的には事業自体はまちまちな印象を受けましたし2020年度の調整後EPS 0.50ドルから0.60ドルは2019年度の0.65ドルの実績に対して控えめな印象を受けます。

2020年2月21日金曜日

保守的見通し予想 Zscaler Inc.(ZS) 2020年度2Q決算を振り返る

会社概要


Zscalerはクラウドセキュリティを提供する企業でサービスアプリケーションソフトウェアやインターネットの宛先などの外部管理アプリケーションに接続するZscaler Internet Accessソリューションや内部で管理されているアプリケーション(データセンター内でホストされているもの)とプライベートクラウドまたはパブリッククラウドのいずれかにアクセスできるように設計されたZscaler Private Accessソリューションを提供しています。

決算内容


2020年度の第2四半期決算(2019年11月~2020年1月)は2月20日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 2Q実    74.302M   0.09
2020 2Q実 
   101.268M
   0.09
2020 2Q予
  98.97M
   0.03
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+36%でした。
ただGAAPベースではSymantec(Broadcom)がZscalerに対して提訴した件で和解の一環として、ZscalerはBroadcomに和解費用の1500万ドルが発生したことやイベント費用などもあり、GAAP EPSは-0.23でした。
Calculated billings(計算済請求額)は前年同期比+18%ので135.4百万ドルでした。
Deferred revenue(繰延収益)は前年同期比+36%の280百万ドルでした。
また決算説明会では4つの新製品が第4四半期の初めのロンチを見込んでいるほか、CrowdStrikeとの提携を報告しています。


セグメント情報


同社は単一セグメントのため、記載はありません。

見通し


2020年度第3四半期

売上高 105百万ドルから107百万ドル
Non-GAAPの営業利益は1百万ドルから3百万ドル
Non-GAAP EPS 0.01ドル~0.003ドル

2020年度通期

売上高 414百万ドルから417百万ドル (従来予想405百万ドルから413百万ドル)
計算済請求額 512百万ドルから517百万ドル (従来予想500百万ドルから510百万ドル)
Non-GAAP 営業利益 16百万ドルから18百万ドル (従来予想15百万ドルから18百万ドル)
Non-GAAP EPS 0.14~0.16ドル (従来予想0.14~0.16ドル)

株価と指標


2020年2月20日の時点で65.18ドルです。


予想PER(コ):N/A倍
実績PER:224.76倍
PBR:26.55倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Zscalerの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 

総評と感想


決算良かったですが時間外で同社の株式は10%以上売られています。
恐らく2020年度Q3見通しの弱さを懸念してではないかなと思います。
ただ同社の見通しは必要以上に保守的な傾向があるのであまり大きく下落するならどこかで投資してもいいかなと個人的には思っています。

2020年2月18日火曜日

Apple Inc.(AAPL)は収益見通しにコロナウイルスの影響を報告

Appleによると
https://www.apple.com/newsroom/2020/02/investor-update-on-quarterly-guidance/

2020年2月17日にAppleはCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響で2020年度第2四半期の収益ガイダンスを達成出来ないと報告しています。
理由としてはiPhoneの製造パートナーは湖北省外にあり、工場は再開しているものの予想を下回る生産水準の為世界中のiPhoneの供給に一時的に影響を及ぼすこと、中国のすべての店舗およびパートナー店の多くは閉鎖されており当社製品の需要に影響をあたえていることの2つを理由としています。

Appleの2020年度第1四半期決算によると2020年度第2四半期決算の売上高見通しは630億ドルから670億ドルと予想しておりAppleは今回の影響を考慮した具体的な数字を報告してはいないですが、630億ドルは下回るという意味だと思います。
今回の報告は短期的にはApple株への圧力になると思います。

2020年2月17日月曜日

課題も多いが Nokia Corporation (NOK) 2019年度4Q決算を振り返る

会社概要


Nokiaはフィンランドにあるネットワークインフラの構築及び開発ベンダーで世界中の通信キャリアと固定・無線インフラを構築・保守しています。
またそれらに付帯する機器やソフトウェア、技術開発、ライセンス提供を行っています。
Nokiaは過去に携帯電話で世界シェア1位でしたがスマートフォンへの移行に失敗するなどして2013年携帯電話事業をMicrosoftに売却しています、その後NokiaはHMD Globalにライセンス提供をしておりHMD GlobalがNokiaブランドのスマートフォンの製品を提供しています。
2015年にはフランスの同業他社Alcatel-Lucentを買収、併合しています。
同社は5G関連として投資家に注目されており、またHuaweiやZTE一連の騒動の恩恵を得られやすいと期待されています。
NOKIAは米国の企業ではないですがADRという形でニューヨーク証券取引所で売買できます。

決算内容


2019年度の第4四半期決算(2019年10月~2019年12月)は2月6日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2018 4Q実   7.889B   0.15
2019 4Q実 
   7.731B
   0.17
2019 4Q予
  7.48B
   0.14
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
前回の2019年度3Qは5G機器への投資とキャッシュフローの改善を目的として配当を停止してす。
今回の決算では配当に関してNet Cash Positionが約20億ユーロに改善した後に配当を再開する予定との説明をしています、ただし今後3四半期はこの目標を達成できないと見込んでいますので2020年度も無配の見通しです。


セグメント情報


売上高 4Q前年同期比

Networks 5276百万ユーロから5439百万ユーロ +3%

ネットワーク部門の売上高は前年同期比で+3%でした、為替の影響を除く+1%。
光ネットワークとIPルーティングの貢献、およびわずかなモバイルアクセスからの貢献がありました。
ただし5G製品のコスト高が引き続き影響しており、粗利益率は低下しています。


Nokia Software 938百万ユーロから870百万ユーロ -7%

ノキアのソフトウエア部門の売上高は-7%でした、為替の影響を除く-9%。
昨年が記録的な売上高だったこともあり今四半期では前年同期比で比べると大きく減少しています。
北米やインド、中華圏で前年同期比で売上高が減少しました。


Nokia Technologies 423百万ドルから376百万ユーロ -11%

ノキアのテクノロジー部門の売上高は-11%でした、為替の影響除く-11%。
主に一回限りの一時ライセンスの売上高の減少によるものです。


Group Common and Other 257百万ユーロから231百万ユーロ -10%

Group Common and Otherの売上高は-10%でした、為替の影響除く-11%。
主に無線周波数システムの減少によるものです。


見通し


2020年度通年

Non-IFRS 希釈化EPS EUR 0.25 +-5%
Non-IFRS 営業利益率 9.5% +-1.5%
Recurring free cash flow ポジティブ

Long term(今後3~5年)

Non-IFRS 営業利益率 12~14%
株主への年次配当  キャッシュポジションと予想キャシュフローを考慮した非IFRSの約40%から70%の利益ベースの成長配当


株価と指標


2020年2月14日の時点で4.33ドルです。


予想PER(コ):12.74倍
実績PER:N/A倍
PBR:N/A倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Nokiaの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 

総評と感想


2019年度はHuaweiやEricssonなどとの業界の競争激化や5G製品のコストの問題で厳しい1年でした。
ただ今四半期は売上高、EPS共に予想を上回るなど良い決算でした。
それでも見通しの予想はそのままですし、2020年度も配当には期待できないこともあり投資するならもう1、2四半期様子見したいかなと個人的には思います。

2020年2月15日土曜日

Datacenter向けが好調 NVIDIA Corporation(NVDA) 2020年度4Q決算を振り返る

会社概要


Nvidiaは大手半導体メーカーで世界的なGPU(Graphics Processing Unit)のメーカーです。
同社の製品及びブランドは

PCゲーム・メインストリーム向けグラフィックボードのGeForceシリーズ
動画編集、デザイナー、ビジネスユーザー向けのQuadroシリーズ
ディープラーニングやGPGPU向けのTeslaシリーズ
自動車、モバイルゲーム、タブレット、ドローン、ロボット等、組み込み向けのTegraシリーズなどがあります。

今Nvidiaが注目されている理由は、従来画面の出力や3D演算など画像の演算に主に使用されていたGPUが、人工知能やそれを支える機械学習の技術であるディープラーニングなどの興隆とそれらの演算処理として並列演算に優れているGPUが使われるようになったためです。
特にNvidiaはGPUでプログラミングを可能にするコンピューティングプラットフォーム、CUDAを開発・提供しておりCUDAは使いやすさやライブラリの点で競合を大きくリードしており、発展途上の同分野ではプログラムの書き換えや最新技術の対応が容易という面でNvidiaのGPUが有利であり、そのためNvidiaのGPUが好んで使われています。
また自動運転にも積極的に取り組んでおり、トヨタ、メルセデスベンツ、アウディ、テスラ、ボルボ、フォルクスワーゲンといった自動車業界と有力パートナーと手を組んでいます。 同分野ではIntel傘下のモービルアイが業界をリードしていましたがNvidiaが持つ高い処理能力持つ半導体と画像処理技術によって完全な自動運転ではNvidiaがリードしてるという意見もあります。

決算内容


2020年度の第4四半期決算(2019年11月~2020年1月)は2月13日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 4Q実   2.205B   0.8
2020 4Q実 
   3.105B
   1.89
2020 4Q予
  2.96B
   1.66
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
前年同期比で売上高は+41%とEPSは+136%でした。
また前回と同じ1株当たり0.16ドルの現金配当を発表しています、権利日が2020年2月28日で配当支払い日が2020年3月20日になります。

4Q


通期


セグメント情報


売上高4Q前年同期比

Gaming 954百万ドルから1,491百万ドル +56%

デスクトップおよびノー​​トブックGPUに対する強い需要からの恩恵を受けました。
Tencentとのクラウドゲームサービスでの提携やGeForce NOWへの取り組み、eスポーツの勢いを報告しています。
またノートブック事業とNintendo Switch事業の成功がGamingのプロファイルを変化させ収益に季節性を増加させているとしています。
主に第2四半期と第3四半期と同事業が構築されるとしています。

Professional Visualization 293百万ドルから331百万ドル +13%

RTX対応アプリケーションのロールアウトが進んでおりTuring GPUへの買い替え進んでいるとのことです。

Datacenter 679百万ドルから968百万ドル +43%

ハイパフォーマンスコンピューティング、データサイエンス、エッジコンピューティングのアプリケーション全体で需要が増加しました。
AIおよび機械学習からの需要でNVIDIA T4及びTesla V100は記録的な出荷台数と売上高を記録したとしています。

Automotive 163百万ドルから163百万ドル Flat

自動運転及びロボット向けのプラットフォーム、DRIVE AGX Orinの発表を報告しました。


見通し


2021年度第1四半期

売上高 30億ドル +-2%
GAAP及びnon-GAAPのgross marginsがそれぞれ65%と65.4% +-50basis points
GAAP及びnon-GAAPの営業費用は、それぞれ約10億5,000万ドルおよび8億3,500万ドルと予想しています。

Mellanox Technologies,Ltdの買収に伴う影響は含まれていない他、コロナウイルスの影響で売上高を1億ドル下方修正しました。

株価と指標


2020年2月14日の時点で289.79ドルです。


予想PER(コ):74.12倍
実績PER:33.46倍
PBR:15.81倍
予想配当利回り(コ):0.25%
Nvidiaの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 


総評と感想


良い決算でした。
特にDatacenterセグメントの復調は印象的ですね。
株価は今年に入って上昇し続けており株価的にはやや割高感もありますが、今後もAI及びデータセンターからの強い需要が続くならまだ投資妙味もあるかなと個人的に思っています。

2020年2月13日木曜日

予想を上回る決算だったが Lyft, Inc.(Lyft) 2019年度4Q決算を振り返る

会社概要


Lyftはアメリカとカナダにライドシェアリングサービスを提供する会社でアメリカではUberに次ぐ2番手のライドシェアサービスの会社です。 同社のサービスはスマートフォンのアプリケーション通じ目的地が同じ等の移動のニーズがあるドライバーとユーザーをマッチングさせ目的地についた時点でユーザーがドライバーを評価、料金の支払いをスマートフォンのアプリケーション上で行うサービスです。 Lyftは2019年3月29日にNasdaq市場に上場しました。

決算内容


2019年度の第4四半期決算(2019年10月~2019年12月)は2月11日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 4Q実   669.5M   -10.82
2019 4Q実 
  1.017B
    -0.53
2019 4Q予
  984.17M
   -1.39
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+52%でした。



今四半期の利益の面では前年同期の-248,9百万ドルから-356百万ドルと純損失が拡大しました主に株式報酬と過去の自動車保険請求からの影響を受けました。
上記の影響を除いた調整後EBITDAとは前年同期の-251百万ドルから-130.7百万ドルと改善しました。


アクティブライダーは前年同期比で18.6万人から22.9万人 +23%
アクティブライダー1人あたりの収入は36.02ドルから44.40ドル +23%

それぞれ前年同期比で増加しました.


また決算説明会ではDisneyやHilton、Deltaを始めとしたパートナシップの拡大をアピールしていました。

セグメント情報


同社は単一セグメントのため、記載はありません。

見通し


2020年度第1四半期

売上高 1,055~1,060百万ドル
調整後EBITDA損失 140~145百万ドル

2020通年

売上高 4,575~4,650百万ドル
調整後EBITDA損失 450~490百万ドル

また2020年度第1四半期が損失のピークになると予想しています。


株価と指標


2020年2月12日の時点で48.46ドルです。


予想PER(コ):N/A倍
実績PER:N/A倍
PBR:5.14倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Lyftの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 

総評と感想


良い決算でした。
ただ株価は決算発表後大きく売られています。
理由としては先立って決算発表があったUberが予測より1年先の2020年第4四半期までにEBITDAの損益分岐点を超えると説明しており、Lyftも同様の動きが期待されて株価が上昇していましたが今回のLyftの決算ではそういった話は無かったので失望売りが出た為といった説明の記事が多くありました。
また個人的にはアクティブライダーの増加率が今季後半に鈍化しているのが気になるところです。
ただそれらを踏まえても決して失望するような決算ではなかったので、もちろん相場環境にもよりますが今後更に極端に株価が下がるようなこともないかなと個人的には思ったりしています。

SlackとIBMのニュース

2020年2月10日にBusinessinsiderがNEWSで「IBMは、最新のステップで、シリコンバレーで最近の記憶に残る最大の成功事例の1つであるチームコミュニケーションツールSlackを350,000人の従業員全員に採用し、両社の長年にわたる関係を拡大すると発表しました。」 と報じておりこの報道で2月10日にSlack Technologies, Inc. (WORK)の株価は一時15%以上上昇しました。
https://www.businessinsider.com/ibm-slack-partnership-customer-digital-transformation-2020-2

ただしこのNEWSは勘違いで、一時Slack株の売買が停止されSlackがSECに提出した書類よると
「IBMはここ数年、Slackの最大の顧客であり、Slackの利用を拡大してきた。」としており既にIBMはSlackの顧客であったと報告しています。

そういった経緯もあり直近のSlack Technologies, Inc. (WORK)の株価はボラティリティが高い展開が続いています。



2020年2月12日水曜日

T-MobileとSprintの合併をNY連邦地方裁判所が認める

T-mobile USによると
https://investor.t-mobile.com/news-and-events/t-mobile-us-press-releases/press-release-details/2020/T-Mobile-and-Sprint-Win-in-Court-Companies-Moving-to-Finalize-Merger-to-Create-New-Supercharged-Un-carrier/default.aspx

2020年2月11日にT-MobileとSprintの合併に対して、業界の寡占化と消費者の価格上昇につながるとしてアメリカの13州とコロンビア特別区の検事総長が合併を阻止するために訴訟を起こした件で、NY連邦地方裁判所は合併を支持する判決を下したました。

既に米司法省(DOJ)と米連邦通信委員会(FCC)を含む連邦規制当局は今回の合併を承認しており、まだ反対する州が控訴する可能性もありますが合併に向かっては大きく前進したと言えます。

T-mobileとSprintは4月1日に合併取引の成立目指しており、合併後ではアメリカの通信キャリアはVerizon、AT&TとT-mobileとSprintの統合会社の大手3社になりますが、合併に伴ってSprintはDishNetoworkにプリペイド型ワイヤレス事業(Boost MobileとVirgin Mobile)を14億ドルで売却し、また今後数年間T-mobileはDishNetoworkにローミングサービスの提供しDishNetoworkが第4の通信キャリアになる予定です。

この発表を受けて2月11日の米国株式市場ではSprint Corporation (S)は8.52ドル+77.5%、T-Mobile US, Inc. (TMUS)は94.49ドル+11.8%とそれぞれ上昇しています。
競合他社のAT&T Inc. (T)は38.17は-0.44%、Verizon Communications Inc. (VZ)は58.69ドル-2.57%とそれぞれ下落しました。




2020年2月11日火曜日

Tinderの加入者数がやや鈍化 Match Group Inc.(MTCH) 2019年度4Qを振り返る

会社概要


Match Group, Inc.は2015年InterActiveCorpからスピンオフした企業で様々な出会い系サービスを提供しています。 同社190ヵ国以上42言語でサービスを提供しており、Tinder、Match、PlentyOfFish、Meetic、OkCupid、OurTime、Pairsなど需要や国に応じてさまざなサービスを提供しています。

決算内容


2019年度の第4四半期決算(2019年10月~2019年12月)は2月5日に発表され以下のようになりました。


    売上高     EPS
2018 4Q実   457.344M    0.39
2019 4Q実 
   547.167M
    0.45
2019 4Q予
  552.94M
    0.44
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想を下回り、EPSは予想を上回りました。
前年同期比で売上高は+20%でEPSは+15%でした。
IACとMatch Groupは2020年の第2四半期に完全なスピンオフを予定しています。



自社ブランドの平均加入者数は前年同期比+19%でした。
ただTinderの加入数は前期比で+220Kで、前期の+437Kの比べるとやや成長が鈍化したかなと思います。
季節的に弱い時期である他それに伴うマーケティング費用の削減とAppleのiPhoneでiOS 13の新しいキャンセル操作の変更によりサブスクリプションの終了をするユーザーが増えたとしています。
この問題は2020年度第1四半期にも影響すると予想していますが2020年度第2四半期への影響は否定しています。


プロダクトとしてはHingeの新規ユーザーの大幅な増加、収益化の加速を報告しました。


OkCupidの北米での成長やインドなどを始めとした国際市場での取り組みを報告しています。


ヨーロッパにおけるMeeticのプロダクトとブランドの刷新とサブスクライバーの成長、50歳以上のシングルを対象にしたOurTimeの継続的な成長と日本でのPairsとTinderの成長を報告しています。


セグメント情報


同社は単一セグメントのため、記載はありません。

見通し


2020年度第1四半期
  •  売上高 545~555百万ドル 為替の影響込み
  •  調整済みEBITDA 170~175百万ドル
売上高は前期比と同程度を見込んでいます。
EBITDAはマーケティング費用や訴訟による法務費用を見込んでいます。

2020年度通年
  • 売上高及び調整済みEBITDAがそれぞれ10半ばから後半の収入増 
Tinderは2019年度と同水準の増収を見込んでいるほか、 Tinder以外のビジネスは、2020年の成長に伴って売上の勢いが増すと予想しています。
またアジアを中心に多くの成長ブランドでマーケティング費用が前年比での増加を見込んでいます。
その他2020年度上半期を中心とした前年同期比での法務・スピンオフ関連コストの増加を見込んでいます。


株価と指標


2020年2月10日の時点で75.81ドルです。


予想PER(コ):30.32倍
PBR:66.56倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Matchの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想

総評と感想


やや課題もある決算でした。
引き続き見通しでは10%半ば~後半の高い成長を見込んでいますが、訴訟やスピンオフ、マーケティングなどの費用コストの増加などの不確定要素は気になるところかなと思います。
また2月7日にbloombergによると同社は同業他社のMeet Groupの買収観測を報道しています。

2020年2月9日日曜日

RyzenやEPYCプロセッサーが好調 Advanced Micro Devices, Inc.(AMD) 2019年度4Q決算を振り返る

会社概要


Advanced Micro Devices(AMD) 以下AMDはx86CPUおよび独立、個別のグラフィックユニット(GPU)、それらを統合したAccelerated Processing Unit(APU)を提供する会社です。
近年は自社製品の競争力低下やPC市場の縮小に悩ませられていましたが、新製品のRyzenおよびサーバー向けのEPYC投入以降急速に競争力を回復しています。
同社は身近なところではパソコン向けのCPU及び、GPUやPS4およびXBOX向けのプロセッサーを提供しています。

決算内容


2019年度の第4四半期決算(2019年10月~2019年12月)は1月28日に発表され以下のようになりました。


    売上高     EPS
2018 4Q実   1.419B    0.08
2019 4Q実 
   2.127B
    0.32
2019 4Q予
  2.11B
    0.31
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想をやや上回りました。
前年同期比で売上高は+50%、EPSも大きく増加しました。
RyzenおよびEPYCプロセッサーで市場シェアを獲得したと発表しています。


セグメント情報


4Q前年同期比

Computing and Graphics(コンピューティングとグラフィック部門)

売上高 986百万ドルから1,662百万ドル +69%

営業利益 115百万ドルから360百万ドル +213%

第4四半期の売上高は前年同期比+69%でした。
Ryzenプロセッサの採用が進んだことで出荷台数及びASPが大幅に増加しました。
過去6年間で最高のクライアントプロセッサーの出荷台数だったとのことです。
またGraphicsでは新しいRDNAアーキテクチャを採用したRadeon RX 5000シリーズGPUの販売に牽引され、第4四半期の出荷台数は前年同期比で2桁増加した他、デーセンター向けのGPUも好調でした。

Enterprise, Embedded and Semi-Custom(エンタープライズ・エンベデッド・セミカスタム部門)

売上高 433百万ドルから465百万ドル +7%
営業利益 -6百万ドルから45百万ドル 

引き続きEPYCプロセッサーが好調でしたがセミカスタムの不調が一部相殺しました。
セミカスタムはSonyとMicrosoftのコンシュマーゲーム機の製品サイクルの影響を受けており、2020年度も第1四半期は引き続き低調な見通しですが、第2四半期から下半期にかけては収益が大幅に増加すると予想しています。
サーバー事業は第2世代EPYCプロセッサーに対する高い需要もあり好調でした。
AMDは中期的に2桁のシェアという目標の達成に向けて順調に進んでいるとのことです。

All Other Category(その他)

営業利益(損失) 前年同期比-81百万ドルから-57百万ドル



見通し


2020年度第一四半期

売上高 18億ドル ±50百万ドル
Non-GAAP Gross Margin ~46%
Non-GAAP Operating expenses ~580百万ドル

2020年度通期

売上高 28~30%の売上高増加
Non-GAAP Gross Margin 45%
Non-GAAP Operating expenses ~28%
Taxes 税引前利益の約3%


株価と指標


2020年2月7日の時点で49,37ドルです。


予想PER(コ):31.68倍
PBR:20.58倍
予想配当利回り(コ):N/A%
AMDの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想

総評と感想


良い決算でした。
ただ保守的な見通しを嫌気して決算後はやや同社株は売られる局面もありました。
ですがゲーム機向けのセミカスタム以外のビジネスは好調ですし、ゲーム機向けも2020年後半には次世代機にモデルチェンジを予定していることから2020年度はAMDにとっては業績的には良い年になるんではないかと個人的には期待しています。
ただリスクとしては株価は昨年かなり上昇していることや、中国を中心に感染が拡大しているコロナウイルスの影響が気になるところです。

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