2019年4月14日日曜日

自動運転や自動車の電装化の恩恵を受けるAptiv PLC (APTV)

会社概要


Aptiv PLCは元々GMの自動車部品の開発メーカーで1999年に分社化されています。
元々はDelphi Corporationという社名でしたがガソリンエンンジン等のパワートレインとアフターマーケット事業をDelphi Technologiesとして2017年に分社化しておりその後、現在の社名に変更しています。
Aptiv PLCは自動車の電装化部品の設計・開発・製造や自動車の制御やインフォーメーション、安全装置や運転支援システムの提供など自動車を支えるソフトウェアやハードウェアの両方を開発・提供しています。

セグメント情報


Signal and Power Solutions

自動車の電装品や電子部品、配線ケーブル、EV、HVの電気システムなど、自動車の電気システムやバックボーンを構成するコンポーネントとシステムを提供しています。
特に近年自動車のEV・HV化が急速に進むなど自動車の電装化が進んでおり同セグメントはその恩恵を受けています。

Advanced Safety and User Experience

車体制御やインフォテインメントおよびコネクティビティシステム、運転支援システムなどの自動車のソフトウェアを提供しています。
自動車の車体制御の高度化や運転支援システムの普及等、自動車におけるソフトウェアの役割の拡大の恩恵を受けています。
またIntelに買収されたMobile eyeと自動運転・運転支援システムの開発で提携しています。

業績推移






(コ) コンサンス予想

売上高は順調に推移していますが、利益の面ではガソリンエンンジン等のパワートレインとアフターマーケット事業を2017年にDelphi Technologies NYSE: DLPHとしてスピンオフしたほかいくつかの買収と売却を行っておりそれらの影響を受けています。

株価と指標


2019/4/12の時点で90.79ドルです。



予想PER(コ):15.01倍
PBR:6.82倍
予想配当利回り(会):1.06%
Aptiv PLCの現在の株価と指標

(コ) コンサンス予想
(会) 会社予想

投資判断とリスク


近年の自動車のEV、HV化や自動運転などの自動車におけるソフトウェアの役割拡大の恩恵を受けていますが、反面直近自動車の生産台数鈍化する傾向が世界的にみられその影響も受けています。
同社は自動車の生産台数が減少しても役割が拡大することで引き続き成長できるとしていますが自動車業界の景況感は投資する上で気にしておく必要があるでしょう。
自動運転銘柄としてはNvidia NASDAQ:NVDAやIntel NASDAQ:INTCなどもありますがセグメント比率的には小さいので純粋に自動運転に投資するのであれば個人的には同社がいいかなと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Blog休止と今後のお知らせ

何故か分からないですが、現在Blogger上のサイドバーが下に表示されており設定を一部変更してみましたが直らないのと、同サイト自体がスマホ用のレイアウトに対応していないことが前々から気になっておりこれを機にサイト移転を計画しています。 多少お時間頂くと思いますが、移転の際には改め...