会社の概要
ブロードコムの公式によると
ブロードコムの製品ポートフォリオは、有線インフラストラクチャ、無線通信、エンタープライズ・ストレージ、産業用の4つを主要なエンド市場として製品を提供しています。幅広い製品ポートフォリオには、セットトップ/CMTS向け、ケーブル・モデム、PON/DSL、イーサネットNIC、フィルターやアンプ、ASIC、ワイヤレス接続ソリューション、組み込み型プロセッサ、HDD/SSDコントローラ、エンタープライズSAS/SATA/ファイバ・チャネル接続、データ・センター・スイッチやルーター、光学絶縁/モーション・エンコーダ/LED、光ファイバーソリューション向け各種半導体があります。
データセンターをはじめとする通信インフラや産業機器、モバイル機器等々様々な製品やインフラにブロードコムの製品が使われています。
また直近、企業向けソフトウェアを手掛けるCA Technologiesを買収しておりソフトウェア企業としての側面もあります。
同社はCA Technologiesだけでなく今まで多くの企業を買収することで大きくなりました。
最近はクアルコムも買収しようとしたりして話題になりましたが。
セグメント情報
同社のセグメントは
データーセンターやブロードバンド通信などの有線インフラを支える様々な部品や半導体を提供する
Wired infrastructure(有線インフラ)
スマートフォンなどの無線通信機器にWifiやBluetouch、パワーアンプなどを始めとする製品や部品を提供する
Wireless communications(無線通信)
カスタムSOCやディスクコントローラー、カスタムフラッシュ等々のストレージにはなくてはならない機器を提供する
Enterprise storage(エンタープライズ向けストレージ)
産業機器向けの機械に必要なモーションコントローラーやエンコーダー等々や上記に含まれない製品の
Industrial & other(その他および産業用)
です。
業績推移
近年、買収と合併を繰り返しそれに伴う資産売却等あったのでそれらで業績が変動していますがnon-GAPの数字では順調に成長しています。
決算情報
2020年度第1四半期
2019年度第4四半期
2019年度第3四半期
2019年度第2四半期
2019年度第1四半期
株価と指標
2019/1/12の時点で250.57ドルです。
予想PER(コ):9.55倍
PBR:3.84倍
予想配当利回り(会):4.23%
Broadcomの現在の株価と指標
(コ) コンサンス予想
(会) 会社予想
投資判断とリスク
半導体関連は比較的軟調な相場が続いていましたがBroadcomはデーターセンター向けの需要が堅調で他の半導体株をアウトパフォームしています。
iPhoneの販売不振やDRAM価格の下落など半導体株に逆風が吹いていますが今のところは同社の株価は堅調です。
今後もIot製品の増加や5G等の通信の高速化の恩恵も受けれそうですが買収した
CA Technologiesとのシナジーに不透明感があることやデーターセンターの投資が鈍化すれば同社のリスクになりうるかなと思います。
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