2018年7月4日水曜日

ドラッグストア大手 Walgreens Boots Alliance, Inc.(WBA)

企業概要


ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、米国でドラッグストアのWalgreen及びDuane Reade 展開するほか、ヨーロッパやアジアではドラッグストアのBootsを展開しています。
またAlliance Healthcareはヨーロッパ全体に医薬品卸売をしています。
同社は25ヵ国以上でビジネスを展開しており、11ヵ国に18,750以上の店舗を展開をしています。
またヘルスケア及び美容製品のNo7、Soap&Glory、Liz Earle、Botanics、Sleek MakeUP、YourGoodSkのブランドを保有しています。
また企業買収も積極的に行っており2010年にはDuane Reade社、2014年にアライアンスブーツ社、2017年には同業のライト・エイド社から1932の店舗を取得しています。
2018年6月には経営不振から株価が低迷していたゼネラル・エレクトリック(GE)にかわりダウ平均工業指数に組み入れられることで話題になりました。

セグメント情報


同社のセグメントは以下の三つになります。

小売り薬局(米国)

米国のWalgreensおよびDuane Reaseブランドのドラッグストアや介護サービス、専門薬局を運営しています。
また2017年に競合のRite aid社から店舗1932店を買収しています。

小売り薬局(国際)

Bootsブランド中心にイギリス、メキシコ、チリ、タイ、ノルウェー、アイルランド共和国、オランダ、リトアニアの合計8ヵ国で薬局中心の小売店を運営しています。
また独自のブランド商品やWebやモバイルサービスを通じた販売等も行っています。

製薬卸売

アライアンスヘルスケアブランドを中心に特殊医薬品、ジェネリック医薬品、健康および美容製品、在宅医療用品および器具等の卸売りおよび薬局およびその他ヘルスケアサービスを提供しています。

業績推移




売上高は伸びていますが直近では鈍化傾向です。
営業利益や利益はややばらついています2017年にRite aid店舗買収で落ち込んでいるほか、直近ではやや厳しい事業環境を反映しています。
配当は前身のWalgreensが44年連続で増配を続けています。

決算情報


2019年度第4四半期
2019年度第3四半期
2019年度第2四半期
2019年度第1四半期
2018年度第4四半期

株価と指標


2019年11月29日時点で59.60ドルです。



予想PER(コ):9.68倍
PBR:2.27倍
予想配当利回り(コ):3.04%

(コ) コンセンサス予想
(会) 会社予想

総評と感想


米国でのドラッグストア事業の悪化やオンライン薬局のピルパックを買収し同分野でのAmazonの参入、Boots社が主力とするイギリスでの事業に近年逆風が続いていることから株価は低迷しています。
しかし同社は店舗再編などコスト改革マネジメントプログラムを進めてる他、オンライン薬局ではマイクロソフトと提携し、他の分野でもKroger、Birchbox、Sprint等業界を問わず様々なパートナーとの提携や取り組みをしています。
また直近ではレバレッジド・バイアウトの観測があり株価も上昇していますが、500億ドルを超える時価総額や160億ドルの債務もあり実現の可否を指摘する意見もあります。
また株価的にもレバレッジド・バイアウト次第というところもあり判断は難しいところですね。





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