会社概要
Microsoftはパーソナルコンピューター向けのオペレーティングシステム「Windows」を開発・提供する会社でまた普段仕事などでMicrosoftOfficeを使用されているかたも多いんではないでしょうか?
特にWindowsとOfficeのイメージが強い同社ですか近年はクラウドサービスのAzureや家庭用ゲーム機のXboxや人気ゲームのHALOシリーズ、タブレット・一体型PCのSurfaceシリーズ、検索サービスのBingなどハード、ソフト問わず幅広い製品やITサービス・ソフトウェアを提供しています。
また企業買収も積極的に行っており、近年で有名な企業だけでもスマートフォンや携帯電話を製造していたNokiaのモバイル部門やコミュニケーションツールのSkype、サンドボックスゲームのMinecraftを開発・提供していたMojang、ソフトウェア開発プラットフォームのGitHubを買収しています。
決算内容
2020年度の第2四半期決算(2019年10月~2019年12月)は1月29日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2019 2Q実 | 32.471B | 1.1 |
2020 2Q実 |
36.906B
| 1.51 |
2020 2Q予 |
35.67B
| 1.32 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
前年同期比で売上高・EPS共に+14%増加しました。
Cloudを始め幅広いセグメントが好調でした。
Microsoftは、2020年度第2四半期に、配当と自社株買いで、85億ドルを株主に還元しました。
セグメント情報
売上高 2Q前年同期比
Productivity and Business Processes
101億ドルから118億ドル +17%
Office Commercial products及びCloud servicesの売上高は前年同期比で+16%でした、Office365 Commercialの売上高が前年同期比で+27%で成長を牽引しました。
Dynamics製品は+14%、クラウドのCRMパッケージのDynamics 365が+42%の前年同期の売上高成長でした。
LinkedInの売上高は前年同期比で+24%でした。
Intelligent Cloud
94億ドルから119億ドル +27%
CloudServiceのAzureの売上高は前年同期比で+62%でした。
前期は+59%の前年同期比の売上高成長でしたので今四半期で再び成長が加速しています。
Azureの牽引もありServer製品およびCloudServiceの売上高は前年同期比で+30%でした。
Enterprise Servicesの売上高は前年同期比で+6%でした。
More Personal Computing
130億ドルから132億ドル +2%
Windows OEMの売上高は前年同期比で+18%でした。
Windows7サポート終了に伴いWindows 10への乗り換え需要が発生しました。
Windows Commercial productsおよびCloudServiceの売上高は前年同期比で+25%でした。
Surfaceの売上高は前年同期比で+6%でした、主に新製品が貢献しました。
トラフィック獲得コストを除く検索広告収入は+6%でした。
Gamingの売上高は前年同期比で-20%でした、次世代Xbox発売が控えており現行機の買い控えの影響を受けました。
Xboxコンテンツおよびサービスの売上高は前年同期比で-11%でした。
MinecraftおよびGame Passサブスクリプションが寄与しましたが、前年に強力なサードパーティタイトルが多数発売された反動がありました。
トラフィック獲得コストを除く検索広告収入は+6%でした。
Gamingの売上高は前年同期比で-20%でした、次世代Xbox発売が控えており現行機の買い控えの影響を受けました。
Xboxコンテンツおよびサービスの売上高は前年同期比で-11%でした。
MinecraftおよびGame Passサブスクリプションが寄与しましたが、前年に強力なサードパーティタイトルが多数発売された反動がありました。
見通し
Microsoftは2020年第3四半期の売上高を341億ドル~349億ドルになると予想しています。
同社は、引き続き2桁の売上高成長と営業利益増を見込んでいます。
株価と指標
2020年1月30日の時点で172.78ドルです。
予想PER(コ):27.60倍
PBR:11.96倍
予想配当利回り(コ):1.18%
Microsoftの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想
総評と感想
決算良かったです。
Azureの高い成長率や全てのセグメントが成長するなどポジティブな内容でした。
指標的には割安感はないと思いますが、これだけ決算しっかりしてれば投資妙味もまだあるかなと個人的には思います。