会社概要
ベライゾンは持ち株会社でアメリカの最大手通信プロパイダーです。 同社は子会社を通じて、無線、有線の通信サービスやコンテンツサービスを提供しています。
決算内容
2019年度の第3四半期決算(2019年7月~2019年9月)は10月25日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2018 3Q実 | 32.607B | 1.22 |
2019 3Q実 |
32.894B
| 1.25 |
2019 3Q予 |
32.74B
| 1.24 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
ワイヤレスサービスが好調でした、また不振が続いていたMedia事業もやや改善の兆しが見え始めたかなと思います。
セグメント情報
売上高
3Q前年同期比
Consumer
224億ドルから227億ドル +1%
ワイヤレスサービスのPostpaid(後払い)の純増数は19万3000件でした。
Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数は23万9000件でした。
光ファイバーネットワークサービスのFiosInternetの純増数は3万0000件でした。
有料ビデオ・オンデマンドサービスのFiosVideoは6万7000件の純減でした。
現在15の都市で5Gサービスを提供している他、8月には新しい無制限の価格プランを開始しました。
Business
79億ドルから79億ドル flat
ワイヤレスサービスのPostpaid(後払い)の純増数は40万8000件でした。
Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数は20万5000件でした。
上記を合計したワイヤレスサービスの指標は以下のようになりました。
Postpaid(後払い)のアクティベーションされたデバイスは60万1000件でした。
Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数は44万4000件でした。
ワイヤレスサービスのPostpaid(後払い)の純増数は61万5000件でした。
Verizon Mediaは前年同期比-2%でした。
ネイティブ広告とモバイル広告は増加していますがデスクトップ広告の減少によって相殺されています。
従来のWireline(有線部門)とWireless(無線部門)から今回のセグメントの差異は以下のようになります。
見通し
基本的には従来のガイダンスを維持しました。
2019年の通期見通し
- 売上高一桁前半の成長率(GAAPベース)
- 調整後EPS一桁台前半の成長率 従来(前年とほぼ同等のEPS)
- 設備投資額は170~180億ドル(2018年の設備投資額は167億ドル)
株価と指標
2019年10月28日の時点で60.18ドルです。
予想PER(コ):12.21倍
PBR:4.22倍
予想配当利回り(コ):4.07%
Verizonの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想
総評と感想
無難な決算でした。
ワイヤレス事業の加入者数は大幅に増加しており、今後の収益の増加に期待したいところです。
今年は株価的には55~60ドルのレンジ相場を呈しており、今回悪い決算ではなかったものの市況の影響もありますが今後65ドルや70ドルに株価が上昇するほどではなかったかなと思っています。
ただ高い配当利回りもありますし今後も同社株を保有しつづける方針に変更はありません。
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