2020年8月17日月曜日

記録的損失 Exxon Mobil Corporation (XOM) 2020年度2Q決算を振り返る

会社概要


ExxonMobilは、世界中で石油の探査、製造、精製を行う石油/ガスの総合企業です。
またそれ以外にも石油製品の製造と販売、石油化学製品の製造・販売なども行っています。
元々は1911年に分割され34の会社に分けられた独占企業のStandard Oilの一部がその後、合併を繰り返して現在のExxonMobilになっています。
ExxonMobilの主なブランドはExxon、Mobil、Esso、ExxonMobil Chemicalがあります。

決算内容


2020年度の第2四半期決算(2020年4月~2020年6月)は7月31日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 2Q実  69.091B   0.73
2020 2Q実 
  32.605B
  -0.70
2020 2Q予
 38.16B
  -0.62
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高・EPS共に予想を下回りました。
前年同期比で売上高は-53%、EPSは2期連続の赤字です。
世界的なCOVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックとそれに伴うオイルの供給過剰から大きな影響を受けました。


セグメント情報


利益 2Q前年同期比

Upstream

3261百万ドルから-1,651百万ドル

主に市況の悪化で原油と天然ガスの価格が下落した影響を受けています。
また為替の悪影響もありました。

生産 Koebd(石油と天然ガスの合計)

3,909から3,638  -7%

厳しい市況で重油の生産を削減した他。ヨーロッパからの天然ガスの需要減少およびLNG関連の定期メンテナンスが生産量の減少に影響を与えました。

Downstream

451百万ドルから976百万ドル +116%

マージンが悪化しましたが、主に費用の減少もあり利益は倍増しています。

Chemical 

144百万ドルから467百万ドル +224%

自動車セクターの需要減の影響もありましたが原油価格の下落やコスト削減もありマージンが改善しており利益も大きく増えました。

見通し


Upstream

14万バレルの減産を見込んでいます 

Downstream

製油所の原油生産量の増加を見込んでいますが、マージンは依然として低迷すると予想しています。

Chemical 

耐久財及び自動車セクターでの需要改善を見込んでいます。


株価と指標


2020年8月14日時点で43.20ドルです。


予想PER(コ):25.60倍
実績PER:121.95倍
PBR:1.01倍
予想配当利回り(コ):8.09%
Exxon Mobilの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


ある程度予想はされていましたが、原油価格の歴史的安値の影響もありひどい決算でした。
現状まだエクソンモービルは配当維持しており今後も同社はコスト削減を進めていくとしていますが現在原油の商品市況も大きくは改善しておらず業績や配当維持していくにも厳しい状況は続きそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Blog休止と今後のお知らせ

何故か分からないですが、現在Blogger上のサイドバーが下に表示されており設定を一部変更してみましたが直らないのと、同サイト自体がスマホ用のレイアウトに対応していないことが前々から気になっておりこれを機にサイト移転を計画しています。 多少お時間頂くと思いますが、移転の際には改め...