2020年8月22日土曜日

Datacenter・Gamingが好調 NVIDIA Corporation(NVDA) 2021年度2Q決算を振り返る

会社概要


Nvidiaは大手半導体メーカーで世界的なGPU(Graphics Processing Unit)のメーカーです。
同社の製品及びブランドは

PCゲーム・メインストリーム向けグラフィックボードのGeForceシリーズ
動画編集、デザイナー、ビジネスユーザー向けのQuadroシリーズ
ディープラーニングやGPGPU向けのTeslaシリーズ
自動車、モバイルゲーム、タブレット、ドローン、ロボット等、組み込み向けのTegraシリーズなどがあります。

現在Nvidiaが注目されている理由は、従来画面の出力や3D演算など画像の演算に主に使用されていたGPUが、人工知能やそれを支える機械学習の技術であるディープラーニングなどの興隆とそれらの演算処理として並列演算に優れているGPUが使われるようになったためです。
特にNvidiaはGPUでプログラミングを可能にするコンピューティングプラットフォーム、CUDAを開発・提供しておりCUDAは使いやすさやライブラリの点で競合を大きくリードしており、発展途上の同分野ではプログラムの書き換えや最新技術の対応が容易という面でNvidiaのGPUが有利であり、そのためNvidiaのGPUが好んで使われています。
また自動運転にも積極的に取り組んでおり、トヨタ、メルセデスベンツ、アウディ、テスラ、ボルボ、フォルクスワーゲンといった自動車業界と有力パートナーと手を組んでいます。 同分野ではIntel傘下のモービルアイが業界をリードしていましたがNvidiaが持つ高い処理能力持つ半導体と画像処理技術によって完全な自動運転ではNvidiaがリードしてるという意見もあります。

決算内容


2021年度の第2四半期決算(2020年4月27日~2020年7月26日)は8月19日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2020 2Q実  2.579B   1.24
2021 2Q実 
  3.866B
   2.18
2021 2Q予
   3.65B
   1.97
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
前年同期比で売上高は+50%、EPS+76%それぞれ増加しました。
Datacenter・Gamingが好調だったほか、買収したMellanox Technologiesが寄与しました。
またNvidiaは前四半期と同じ普通株式1株当たり0.16ドルの配当を2020年9月2日の営業終了時の普通株式に記録されている株主に対して、2020年9月24日の現金配当を予定しています。


セグメント情報


売上高 2Q前年同期比

Gaming 1,313百万ドルから1,654百万ドル +26% 

COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックの影響で店舗やiCafesの閉鎖などがあったものの、ゲームプラットフォームであるSteamのアクセス増加やビデオゲームへの消費者の支出増加などゲーム業界全体の追い風の恩恵を受けました。
また9月1日にGeForceの特別イベントを予定している他、GeForce NOWクラウドゲームサービスの開始を報告しています。

Professional Visualization 291百万ドルから203百万ドル -30%

COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックの影響で世界中の多くのオフィスが閉鎖されており、モバイルワークステーション及びデスクトップワークステーションの需要低迷の影響を受けました。

Datacenter 655百万ドルから1,752百万ドル +167%

今四半期からMellanox Technologiesの収益が計上されており、会社の収益の約14%、Datacenterの収益の30%強に貢献しています。
Datacenter内でコンピューティングとネットワーキングの両方が、前年比での成長を加速させています。

Automotive 166百万ドルから111百万ドル -47%

COVID-19(新型コロナウイルス)の影響とそれに伴う自動車業界の逆風の影響を受けました。

OEM&Other 111百万ドルから146百万ドル +32%


見通し


2021年度第3四半期見通し
  • 売上高 44億ドル +-2%
  • GAAP及びNon-GAAPのgross marginsがそれぞれ62.5%と65.5% +-50basis points
  • GAAP及びNon-GAAPの営業費用は、それぞれ15億4,000万ドルおよび10億9,000万ドルと予想しています。
  • GAAP及びNon-GAAPのその他収益及び費用はどちらも5,500万ドルと予想しています。
  • 税率 GAAP及びNon-GAAP共に8% +-1%

株価と指標


2020年8月21日時点で507.34ドルです。


予想PER(コ):60.89倍
実績PER:89.11倍
PBR:21.54倍
予想配当利回り(コ):0.13%
Nvidiaの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


良い決算でした。
今四半期初めて、DatacenterセグメントがGamingセグメントを上回って最大のセグメントになっておりNvidiaはゲーム向けGPUがメインの会社ではなくなりつつありますね。
また今後も強い見通しや9月1日にGeForceの特別イベントで新しいGeForceシリーズの発表が予想されるなど株価的にも期待できそうかなと個人的に思っています。

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