2019年8月31日土曜日

予想を上回る決算だったAnaplan, Inc. (PLAN) 2020年度2Q決算を振り返る

会社概要


同社はSaaS型のFP&Aプラットフォーム「Anaplan」を提供する企業で、同社のプラットフォームは財務、販売、サプライチェーン、マーケティングなど各部門での計画や実績の管理を容易にし部門間で連携を高めながら計画立案・実績管理を迅速に行えるとしています。
同社のプラットフォームは中期計画、年次計画の計画業務、営業計画、供給計画、販売予測、インセンティブ報酬などを始め、あらゆる部門でのビジネス計画をサポートします。
多くのビジネス計画のサポートするため同社はAnaplan App Hubから事前に構築された独自のアプリケーションを提供するほか、ユーザー自身がコーディングの知識がなくても簡単にアプリを構築できるサービスを提供しています。
また同社のアプリケーションはクラウド上から提供されます。

決算内容


2020年度の第2四半期決算(2019年5月~2019年7月)は8月27日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2019 3Q実   57.828M    -
2020 3Q実 
   84.54M
    -0.12
2020 3Q予
 78.22M
    -0.16
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比+46%で、サブスクリプション収益は前年同期比で+48%でした。
計算済請求額は前年同期比+55%の8470万ドルでした。
年間収益が250,000ドルを超える顧客は300で前年同期比で+41%でした。


またマーケティングや運用コンサルのAIプラットフォームのMintigo社の買収を発表しました。(条件非公開)


セグメント情報


同社は単一セグメントのため記載はありません

見通し


2020年度第3四半期のガイダンス

  • 売上高は8550万ドル~8650万ドル
  • non-GAAP営業利益率 -19~-20.5%

2020年度第通期のガイダンス

  • 売上高は339百万ドル~343百万ドル (従来326~331百万ドル)
  • non-GAAP営業利益率 -19~-20.5% (従来-22.5~23.5%)

株価と指標


2019年8月30日時点で54.33ドルです。


予想PER(コ):N/A倍
PBR:23.15倍
予想配当利回り(コ):N/A%

(コ) コンセンサス予想
(会) 会社予想 

総評と感想


コンセンサス予想を上回ったほか通期予想も上方修正されたので良い決算だったと思いますが決算直後の株価はやや軟調ですね。
個人的に投資妙味はあると思いますが年初の価格が20ドル台だったので現在の倍以上になっておりそれに伴い時価総額も大きくなっていることは注意すべきかなと思います。

2019年8月27日火曜日

決算発表前の振り返りZuora, Inc. (ZUO)

Zuoraは8月28日に2020年度の第2四半期決算を予定しています。


決算予想



  売上高     EPS
2019 2Q前実   57.754M    -0.13
2020 2Qコ予 
   66.97M
    -0.14
2020 2Q会予
 66~68M
    -0.13~-0.15ドル
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
前実   前年実績    コ予 コンセンサス予想   会予 会社予想

注目ポイント


コンセンサス予想の売上高は前年同期+16%でEPSはほぼ横ばいを予想しています。
前回の決算では通期見通しを下方修正したほか弱い2Q見通しを提示したので今回の決算ではせめてコンセンサス予想の売上高は越えてほしいところです。
主に営業の問題と収益管理ソフトのREVPROと請求業務ソフトBILLINGの統合の遅れが影響しています、3Qにソフトウェアの統合の完了を予定してますが今回の決算でその進捗についても気になるところです。

2019年8月26日月曜日

Macやアクセサリーが好調 Apple Inc. (AAPL) 2019年度3Q決算を振り返る

会社概要


アップルはiPhoneでお馴染みのIT機器メーカーでスマートフォンやパソコン、タブレット、スマートデバイス、メディア機器を設計・開発・販売しています。 またそれらに付帯するApple storeやiTunes、Apple payなどのITサービスの提供しています。

決算内容


2019年度の第3四半期決算(2019年4月~2019年6月)は7月30日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 3Q実   53.265B    2.34
2019 3Q実 
   53.809B
    2.18
2019 3Q予
 53.4B
    2.1
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比+1%、希薄化後のEPSは7%の減少となりました。


セグメント情報

(売上高3Q前年同期比)

製品別カテゴリー

iPhone 29,470百万ドルから25,986百万ドル -12%
Mac 5,258百万ドルから5,820百万ドル +11%
iPad 4,634百万ドルから5,023百万ドル +8%
Wearables,Home and Accessories 3,733百万ドルから5,525百万ドル +48%
Service 10,170百万ドルから11,455百万ドル +13%

引き続きiPhoneが減速していますが前四半期の-17%の減少からは改善しました。
またiPhone以外のすべての製品カテゴリーを好調でした。
Macは前年同期比で中華圏以外の全てで増加しました。
iPadは前年同期比で全ての地域で増加しました。
Wearables,Home and AccessoriesはApple TVとアクセサリが好調で全ての地域で前年同期比で増加しました。

国別セグメント

アメリカ 24,542百万ドルから25,056百万ドル +2%
ヨーロッパ 11,925百万ドルから12,138百万ドル  +2%
中華圏 9,551百万ドルから9,157百万ドル -4%
日本 3,867百万ドルから4,082百万ドル +6%
その他のアジア太平洋地域  3,167百万ドルから3,589百万ドル +13%

為替の逆風もありましたが中華圏以外の地域は好調でした。


見通し

2019年Q4

売上高として610億ドルから640億ドル
売上総利益率として37.5%から38.5%
営業費用として87億ドルから88億ドル
その他の収入/(費用)として2億ドル
税率約16.5%

2018年第4四半期の売上高は629億ドルですので前年同期比から約-3%~+2%を予定しています。

株価と指標

2019年8月25日の時点で202.64ドルです。


予想PER(コ):15.83倍
PBR:9.52倍
予想配当利回り(コ):1.45%
Appleの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想
(会) 会社予想  

総評と感想

予想を上回る決算でしたが、今後米中貿易紛争とそれに伴う関税の影響は気になるところです。
今後新しいiPhoneが発表されると思うのでそれ次第かなと個人的には思っています。

2019年8月23日金曜日

中国、米国に対して750億ドルの報復関税

CNBCによると
https://www.cnbc.com/2019/08/23/china-to-retaliate-with-new-tariffs-on-another-75-billion-worth-of-us-goods.html

中国は750億ドル相当の米国製品に新たな関税を適用し、9月1日と12月15日から、750億ドルの米国製品に対し、5%から10%の関税を適用することを決定したと発表しました。
内容の一部は米国産自動車には25%、自動車部品には5%の関税が12月15日に課されるとのことです。

ややこの発表を受けて時間外でマーケット荒れ気味ですが特に米国の反応には要注意です。

追記
この発表を受けて米国も対中関税の引き上げを発表しました。

ロイターによると
https://jp.reuters.com/article/usa-trade-china-trump-idJPKCN1VF04T

トランプ大統領は、これまでに課している2500億ドル相当の中国製品に対する関税を現在の25%から30%に引き上げると表明。10月1日から適用する。さらに中国製品3000億ドルに課す追加関税第4弾の税率も10%から15%に引き上げるとした。第4弾の発動時期は一部品目が9月1日からだが、全体の半分近くの品目は9月1日から12月15日に延期されている。

またアメリカのトランプ大統領はTwitterで米国企業に中国事業の撤退を要求するなど両国の溝は深まる一方ですね。
ただ9月初めに米国で貿易協議を開催する予定ですのでそれまでのプロレス的な見方もできますが、協議そのものが開催されない可能性もあります。
なんにせよ相場には重しでしょうね。

2019年8月22日木曜日

市場拡大の恩恵を受ける Lyft, Inc.(Lyft) 2019年度2Q決算を振り返る

会社概要


Lyftはアメリカとカナダにライドシェアリングサービスを提供する会社でアメリカではUberに次ぐ2番手のライドシェアサービスの会社です。 同社のサービスはスマートフォンのアプリケーション通じ目的地が同じ等の移動ニーズのあるドライバーとユーザーをマッチングさせ目的地についた時点でユーザーがドライバーを評価、料金の支払いをスマートフォンのアプリケーション上で行うサービスです。 Lyftは2019年3月29日にNasdaq市場に上場しました。

決算内容


2019年度の第2四半期決算(2019年4月~2019年6月)は8月7日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 2Q実   504.9M    -8.37
2019 2Q実 
  867.265M
    -0.68
2019 2Q予
  808.31M
    -1.39
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高成長率は前年同期比で+72%でした。


アクティブライダーは前年同期比で15.5万人から21.8万人 +41%
アクティブライダー1人あたりの収入は32.67ドルから39.77ドル +34%

とそれぞれ前年同期比で増加しました。


また既存サービスの強化やシェアサイクルや電動スクーター、自動運転のWaymoとの提携等、複数のサービスや取り組みに言及しました。


セグメント情報


同社は単一セグメントのため、記載はありません。

見通し


2019Q3

売上高 900~915百万ドル
調整後EBITDA損失 190~210百万ドル

2019通年

売上高 34.7~35億ドル (前回32.75~33億ドル)
調整後EBITDA損失 850~875百万ドル (前回1150~1175百万ドル)

通期予想を上方修正しました。
また2018年が損失ピークになる見通しで、2019年が投資のピークを予想しています。


株価と指標


2019年8月21日の時点で54.15ドルです。


予想PER(コ):N/A倍
PBR:4.84倍
予想配当利回り(会):N/A%
LYFTの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想

総評と感想


良い決算でしたし通期見通しの上方修正もありました。
ただ株価的にはその後は市況の影響もありますが下落しています、ロックアップ期間の終了やIPO時の初値が高すぎることなどいくつか要因が考えられますが多分決算が要因ではないと個人的には思っています。
投資するなら同業のUberよりはLyftのほうが直近の決算未比べたときにいいかなと思いますがもうちょっと様子見したいかなとも思っています。

2019年8月19日月曜日

Gamingが回復 NVIDIA Corporation(NVDA) 2020年度2Q決算を振り返る

会社概要


Nvidiaは大手半導体メーカーで世界的なGPU(Graphics Processing Unit)のメーカーです。

同社の製品及びブランドは

PCゲーム・メインストリーム向けグラフィックボードのGeForceシリーズ
動画編集、デザイナー、ビジネスユーザー向けのQuadroシリーズ
ディープラーニングやGPGPU向けのTeslaシリーズ
自動車、モバイルゲーム、タブレット、ドローン、ロボット等、組み込み向けのTegraシリーズなどがあります。

今Nvidiaが注目されている理由は、従来画面の出力や3D演算など画像の演算に主に使用されていたGPUが、人工知能やそれを支える機械学習の技術であるディープラーニングなどの興隆とそれらの演算処理として並列演算に優れているGPUが使われるようになったためです。

特にNvidiaはGPUでプログラミングを可能にするコンピューティングプラットフォーム、CUDAを開発・提供しておりCUDAは使いやすさやライブラリの点で競合を大きくリードしており、発展途上の同分野ではプログラムの書き換えや最新技術の対応が容易という面でNvidiaのGPUが有利であり、そのためNvidiaのGPUが好んで使われています。

また自動運転にも積極的に取り組んでおり、トヨタ、メルセデスベンツ、アウディ、テスラ、ボルボ、フォルクスワーゲンといった自動車業界と有力パートナーと手を組んでいます。

同分野ではIntel傘下のモービルアイが業界をリードしていましたがNvidiaが持つ高い処理能力持つ半導体と画像処理技術によって完全な自動運転ではNvidiaがリードしてるという意見もあります。

決算内容


2019年度の第2四半期決算(2019年5月~2019年7月)は8月15日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 2Q実   3.123B    1.94
2019 2Q実 
  2.579B
    1.24
 2019 2Q予    2.55B       1.14
  
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

前年同期比では減収減益でしたが、予想は上回る決算でした。
全てのセグメントが前期比を上回るなど好調でした。


セグメント情報


売上高
 (2Q前年同期比)

Gaming 1,805百万ドルから1,313百万ドル -37%

前年同期比で大きなマイナスですが、前四半期の1055百万ドルからは大幅に増加しています。
旧モデルの在庫の消化が進んだほか新GPUへの移行が進んでいます。
新しいGaming用GPUのRTX SUPERやノートPCのRTX Studio Laptopsやレイトレーシングへの取り組みの紹介や言及がありました。
また新しい任天堂スイッチ向けの半導体の出荷も始まりました。

Professional Visualization 281百万ドルから291百万ドル +4%

特にモバイルワークステーションが好調でした。
RTXレイトレーシングはクリエイティブな分野での新しい業界標準になっているとのことです。

Datacenter 760百万ドルから655百万ドル -16%

前年同期比ではマイナスですが、前期比ではプラスとようやく底打ち感がみられます。
しかしAIやクラウド向けは持ち直しがみられますが、ハイパースケールデータセンター向けが低調でした。
またMellanoxの保留中の買収に関して、米国で規制当局の承認を受けており、ヨーロッパおよび中国の規制当局と連携しています。

Automotive 161百万ドルから209百万ドル +%30

引き続き自動運転の市場拡大の恩恵を受けています。
Volvoとのパートナーシップや自立運転トラックへの取り組みの紹介がありました。

OEM&Other 116百万ドルから111百万ドル -5%

見通し


2020年度Q3

  • 収益は29億ドル +-2%
  • GAAP及びnon-GAAPのgross marginsがそれぞれ62.0%と62.5% +-50basis points
  • GAAP及びnon-GAAPの営業費用は、それぞれ約980百万ドルおよび765百万ドルと予想されています。

株価と指標


2019年8月16日の時点で159.56ドルです。



予想PER(コ):22.44倍
PBR:10.01倍
予想配当利回り(コ):0.39%
Nvidiaの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想

総評と感想


良い決算でした、不調だったDateCenterセグメントで底打ち感がみられるほかGamingセグメントが前四半期比で大きく収益が増加しました。
またガイダンスも収益が29億ドルと前年同期比で減収ですが今回からは大きく増加する見通しになっており今後も期待がもてるかなと思います。
現在同社株を保有していませんが個人的には投資妙味があると考えますし、個人的にも投資してみてもいいかなと思ったりしています。

2019年8月18日日曜日

売上高がほぼ倍増 HUYA Inc. (HUYA) の2019年度2Q決算を振り返る

会社概要


HUYAは2018年5月にニューヨーク証券取引所に上場した中国最大のゲームライブストリーミングプラットフォームです。
 日本では似たようなサービスではAmazonが買収し、サービスを提供しているTwitchが有名です。
ライブ配信大手YYからスピンオフした企業です。
近年e-sports等の煽りを受けゲームを配信ないし視聴するという文化が根付きつつあります、特に中国はライブストリーミング市場が急成長しておりHUYAはその恩恵を受ける立場になります。 同社の利益は有料会員ならびにゲーム内のアイテム販売、チケット、広告収入などがあります。

決算内容


2019年度の第2四半期決算(2019年4月~2019年6月)は8/13日に発表され以下のようになりました。

  売上高     EPS
2018 2Q実   156.916M    0.06
2019 2Q実 
  292.857M
    0.11
 2019 2Q予     256.14M     0.08
  
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を大きく上回りました。
2019年第2四半期(Q2)の会社の売上高予想の1,730~1,790百万人民元 +66.6~72.4%の成長率を大きく上回ったほか、前期比でも成長が加速しました引き続きe-sport等の市場拡大の恩恵を受けています。

同社は広告収入と有料ユーザーからの収入からなるライブストリーミング収入から成り立っており

ライブストリーミング収入は2Q前年同期比991.8百万人民から1,921.5百万人民元+93.7%
広告及びその他収入が2Q前年同期比46.5百万人民から89百万人民 +91.3%になりました。

モバイルアプリのHuya Liveの月平均アクティブユーザーの指標であるAverage mobile MAUは2Q前年同期比4,270万から5,590万人に+31.1%増加しました

HUYAプラットフォーム全体の月平均アクティブユーザーの指標であるAverage MAUは2Q前年同期比9,150万人から1億4,390万人+57.3%に増加しました。

何らかの有料アイテムを1回以上購入または利用した有料ユーザー総数は2Q前年同期比340万人から490万人+46.7%に達しました。

セグメント情報


同社は単一セグメントのため、記載はありません。

見通し


2019年第3四半期(Q3)の売上高が2,120~2,200百万人民元 +66.1~72.3%になると予想しています。

株価と指標


2019年8月16日の時点で24.29ドルです。


予想PER(コ):32.82倍
PBR:5.93倍
予想配当利回り(コ):N/A%
HUYAの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想

総評と感想


素晴らしい決算でした、決算ごとにやや売上高成長率を落としていましたが今回は前期比でも成長が加速しました。
3Qの売上高見通しの成長率予想がやや弱いですが同社は保守的な見通しを提示する傾向にあります。
同社株は個人的には割安で投資妙味もあると思いますが中国企業で中国の市況や景況感の影響を受けやすく、米国株に比べて常にディスカウントされていることを留意する必要があります、あとボラリティも高めですね

2019年8月14日水曜日

決算発表前の振り返りNVIDIA Corporation(NVDA)

NVIDIA Corporationは8月15日に2020年度の第2四半期決算を予定しています。

NVIDIA(NVDA)銘柄情報
NVIDIA(NVDA)前回決算

決算予想

  売上高     EPS
2019 2Q前実   3.123B      1.94
2020 2Qコ予
 2.55B
      1.14
2020 2Q会予    2.55B                 

NVIDIAの最新の決算予想数字
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
前実   前年実績    コ予 コンセンサス予想   会予 会社予想

注目ポイント

前年同期で減収減益を予想していますが、前期の売上高が22億2000万ドルなので今回の売上高予想は強気に思います。
同社は仮想通貨からのマイニング需要の消失と過剰在庫の影響や米中貿易問題や関税の影響もあり主力GamingとData Centerのセクターが不調です。
ただし20年2Qの売上高予想を信じるなら上記のセクターは前期比ではかなり改善しないといけないのでそこがポイントでしょうか。


また買収したMellanoxの買収の進捗やシナジー等も気になるところです。


BroadcomはSymantecのエンタープライズセキュリティ事業を買収

Broadcomによると
https://www.broadcom.com/company/news/financial-releases/52511

BroadcomがSymantecのエンタープライズセキュリティ事業を107億ドル買収することを発表しました。
この買収は現金で行われ2020年第一四半期に完了を予定しています。
またその為2019年の通期の売上高のガイダンス225億ドルへの影響はありません。

一度買収価格で折り合いがつかず交渉が決裂したとの報道もありましたが合意できたようです。
ただ今まではSymantec全体を買収という形でしたが今回は合意した内容ではエンタープライズセキュリティ事業を買収という形になりました。
ですのでこの買収後完了後も引き続きSymantecは個人やスモールクライアント向けのウィルス対策ソフト「Norton」などを提供する会社として存続します。
ちなみにSymantecのエンタープライズ事業の2019年通期における売上高は23億ドルです。
Broadcomは組み込み用の半導体や電子部品など企業向けの製品が中心の会社ですので今回Symantec全体ではなく法人向けのエンタープライズセキュリティ事業のみ買収できたのは個人的にはいい取引かなと思います。

2019年8月13日火曜日

Verizonは、ブログサービスのTumblrをWordpressの運営会社Automatticに売却

AXIOSによると
https://www.axios.com/verizon-tumblr-wordpress-automattic-e6645edd-bc73-45c2-9380-9fe8ca34291f.html

VerizonはブログサービスのTumberをWeb開発企業のAutomatticに売却する予定です。
売却額は非公開ですが2,000万ドルをはるかに下回る、別の筋によると1,000万ドルを下回っているとのことです。
元々Tumblrは2013年に約11億ドルで買収されその後YahooがVerizonに買収された経歴がありますが、今回さらに親会社が変わるみたいです。
Verizonは通信サービスからのその先のコンテンツまで提供する多角化を目指しておりそのために米Yahooを買収しましたがメディア事業の競争激化でのれん代を減損するなどこの分野での取り組みに失敗しており、写真共有サービスのFlickrやファッションソーシャルコーマスサイトのPolyvore、映画情報サービスのMoviefoneを売却するなど立て直しを図っています。

2019年8月10日土曜日

加入者数の増加が加速 Match Group Inc.(MTCH) 2019年度2Qを振り返る

会社概要


Match Group, Inc.は2015年InterActiveCorpからスピンオフした企業で様々な出会い系サービスを提供しています。
同社190ヵ国以上42言語でサービスを提供しており、Tinder、Match、PlentyOfFish、Meetic、OkCupid、OurTime、Pairsなど需要や国に応じてさまざなサービスを提供しています。

決算内容


2019年度の第2四半期決算(2019年4月~2019年6月)は8月6日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 2Q実   421.196M    0.45
2019 2Q実 
  497.973M
    0.43
 2019 2Q予     488.96M     0.4
  
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPSは予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+18%でEPSはやや減少しました。


(2Q前年同期比)


主力アプリTinderの売上高は前年同期比+46%、ARPUは前年比+10%為替の影響込みで+6%でした加入者+39%の520万人、また有料サービスのTinderGoldの割合も増加しました。
全ての面で前期から加速しており好調さ示す内容でした。


自社ブランドの平均加入者数は前年同期比18%増で900万人を超えました。
Tinderが加入者を伸ばしたほかHingeの加入者数も成長しました、またグローバルな加入者数が北米の加入者数を上回りました。
APRUは為替の影響込みで+2%、為替の影響を除くと+5%でした。

また日本でのペアーズの成長やOkCupidの取り組みの紹介、Hingeの成長への説明がありました。


セグメント情報


同社は単一セグメントのため、記載はありません。

見通し


2019年第3四半期の見通し


  •  売上高 535~545百万ドル 為替の影響込み
  •  調整済みEBITDA 200~205百万ドル

2019年通年の見通し

  • 10%後半の収入増 (前回は10%半ば)
  • 調整済みEBITDA 770~800百万ドル (前回は740~790百万ドル)
  • Tinderでの平均加入者数は約160万人 (前回は100万人以上)



株価と指標


2019年8月9日の時点で85.63ドルです。


予想PER(コ):42.18倍
PBR:114.79倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Matchの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想

総評と感想


決算良かったです、特に加入者数の増加はポジティブでした。
今後ユーザー数増加とそれに伴う利益の拡大に期待したいところです。
指標的にはやや割高な部分もありますが個人的には投資妙味はあるかなと思います。

2019年8月7日水曜日

予想を上回る決算だったがいくつか懸念も残る General Electric Company (GE) 2019年度2Qを振り返る

会社概要


ゼネラル・エレクトリックはアメリカは代表するコングロマリット企業ですが近年は業績不振のため会社再建中です、 GEは発電機や航空機エンジン、タービン、ヘルスケア、照明などなど書ききれないくらいの多数の工業製品やそれに付帯するサービスなどを提供する企業ですが直近では事業の選択と集中を進めています。

決算内容


2019年度の第2四半期決算(2019年4月~2019年6月)は7月31日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 2Q実   30.104B    0.19
2019 2Q実 
  28.52B
    0.12
 2019 2Q予     28.831B     0.17
  
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPSともに予想を上回りました、Power(電力)事業以外のセグメントが好調でした。
調整後産業フリーキャッシュフローはPower事業の立て直しの影響もあり-10億ドルでした。



セグメント情報


 (2Q前年同期比)

POWER(電力)

受注
   6,282百万ドルから4,916百万ドル -22%
 売上高
 6,261百万ドルから4,681百万ドル -33%
 利益
 410百万ドルから117百万ドル -71%

ガスタービン事業の受注は+27%と増加しましたが、前年に原子力発電システムの売上があったことで今季その分目減りしています。
また利益の面でも販売量や価格、サービス収益の減少もあり大きく低下しました。

Renewable Energy(再生可能エネルギー)

 受注
  2,714百万ドルから3,676百万ドル+35%
 売上高
  2,883百万ドルから3,627百万ドル +26%
   利益
  85百万ドルから-184百万ドル 

今回から送電事業をこのセグメントに組み入れたこともあり売上高、受注共に大幅に前年同期で増加しました。
ただ利益はジョイントベンチャーの統合、レガシー契約の損失拡大、アジア太平洋地域でのオンショアプロジェクト遂行への挑戦、研究開発投資の増加、関税、および価格設定の影響を受けました。

Aviation(航空)
 
 受注
  9,512百万ドルから8,571百万ドル -10%
 売上高
  7,519百万ドルから7,877百万ドル +5%
   利益
  1,475百万ドルから1,385百万ドル -6%

受注は前年に大きな商用エンジンの受注があったこともありその反動を受けています。
また利益の面では新エンジンへの移行や次世代大型機エンジンGE9Xの開発遅れの費用やボーイング737 MAXの問題の影響もありました。

Healthcare(ヘルスケア)

 受注
      5,320百万ドルから5,203百万ドル -2%
 売上高
  4,978百万ドルから4,934百万ドル -1%
 利益
  926百万ドルから958百万ドル +3%

中国、米国、中東がやや不調でしたが日本やラテンアメリカで成長がありました。

Oil&Gas(石油&ガス)

 受注
  6,043百万ドルから6,514百万ドル +8%
 売上高
  5,554百万ドルから5,953百万ドル +7%
 利益
  222百万ドルから217百万ドル -2%

好調でしたが同社この部門のBaker Hughes(BHGE)の売却を進める予定です。
同四半期のBHGEからGEへの現金配当は合計約9400万ドルでした。

GE Captial(金融)

   Capital continuing operations(継続資本)
  89百万ドル
 discontinued operation(廃止事業)
  238百万ドル
   GE Capital Earnings (利益)
      148百万ドル

GEキャピタルは、第2四半期に5億ドル以上の資産削減を完了しました。これは現在までに約20億ドルで、2019年には約100億ドルの資産削減を実行する予定です。

見通し


一部前回から上方修正がありました。
変更のみ


  • 売上高(Non-GAAP) 一桁台半ばの増加 (従来一桁台前半から一桁台半ばの範囲で増加から)
  • 調整後産業フリーキャッシュフロー -10億ドルから10億ドルに (従来 -20~0億ドル)
  • 1株あたりの調整後利益(Non-GAAP)は、0.55ドルから0.65ドル (従来 0.5~0.6ドル)



株価と指標


2019年8月6日の時点で9.57ドルです。


予想PER(コ):12.93倍
PBR:2.33倍
予想配当利回り(コ):0.04%
GEの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想

総評と感想


決算良かったです特に電力事業に改善の兆しがあったのはポジティブです。
ただBoiengの737MAXの問題で最大14億ドルの費用が掛かる可能性があることや事業改革中なこともあり全体的にマージンが下がっているのが気になるところです。
ただようやく悪い状態からは脱しつつあるよにも見えますし自分の保有しているGE株もそのままにしようと思います。

Advanced Micro Devices(AMD)の社長 Lisa su氏がIBMに移籍?

Lisa氏は当時競合のintelやNvidiaに対して大きく出遅れたAMDを立て直したことで評価されていますが大手テック系のニュースサイトWccftechによるとIBMに移籍するかもとのことです。
https://wccftech.com/exclusive-lisa-su-considers-a-role-beyond-amd-and-prepares-a-successor/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

簡単に要約すると

  • Lisa氏はAMDからIBMのNo2に移籍、その後最終的にIBMのCEOを目指す。
  • AMDは後任にRick Bergman氏を据えるとのこと。

ただしこの報道に対しLisa氏は直接自身のTwitter上で否定しています。
このことから今回の報道は一つの噂にしか過ぎないですが、ただLisa氏は過去にIBMに所属していた経歴もありいずれなんらかの形でIBMに関わること自体はあるかなとは個人的に思ったりします。

2019年8月5日月曜日

米中貿易戦争が再燃で株価暴落と今後の投資指針

アメリカのトランプ大統領が8月1日に中国製品に3000億ドル相当の関税を9月1日に課すと発言すると、中国政府はそれに対抗して国有企業に対し、米国産の農産物の輸入を停止するよう要請したと報道されており再び米中貿易摩擦のヒートアップを警戒して世界中で株価が下落しています。


自分のPFのNOK、VZ、GOOG、WBA、XOM、GE、その他日本株いくつかも大体そんなに悪い決算はなく安心してたところで株価下落の余波を受けており悲しい思いをしていますが、ただ全体的にそこまでアメリカ企業の決算悪くないかなとも思っており下落するなら今からもっている株式を売ってキャッシュを増やしたりするよりは更に株価下落する局面では買い増そうかなと思っています。
もうちょっと銘柄を調べようと思っていますが決算良かったCoca-Cola(KO)やAlphabet(GOOG)、ASML(ASML)あと軍事産業の株なんかが気になるところですが米国の10年債利回りは直近利下げもあり2%どころか1.8%も割っており為替のリスクは意識しておく必要があるかなと思っています。


2019年8月4日日曜日

コーヒーメーカーや飲料を展開するKeurig Dr Pepper Inc. (KDP)

会社概要


Keurig Dr Pepper Inc.は2018年にKeurig Green MountainとDr Pepper Snapple Groupの合併により設立されたコーヒーおよび飲料メーカーで、炭酸入りソフトドリンク、コーヒー、果汁飲料など飲料やコーヒー豆、コーヒーメーカーなどを製造・販売しています。
同社はアメリカで125を超える自社ブランド、ライセンスブランド、パートナーブランドのポートフォリオを持っています。
同社は以下の画像のブランドを保有しており日本人にもなじみの深いブランドもいくつかありますね。


セグメント情報


Coffee Systems

米国およびカナダにおける同社の家庭用および商業用のコーヒーメーカーやポッド、抽出装置をの製造および販売しています。

Packaged Beverages

完成品の飲料の製造および販売を米国およびカナダに行っています。

Beverage Concentrates

濃縮物およびシロップの売上を主に米国および米国における第三者のボトラーに行っています。

Latin America Beverages

完成品の飲料と濃縮物およびシロップをメキシコ、カリブ海およびその他の国際市場での製造販売行っています。

直近の2019年1Qの決算ではPackaged BeveragesとCoffee Systemsが売上に占める割合が大きいことが分かります。


業績推移


同社は2018年7月に合併を完了しておりそれ以前の比較可能な業績情報がないですが2018年のアニュアルレポートに合併前の両社の数字を合算した業績があったのでそれを引用すると以下のようになります。


合併による相乗効果やコスト削減により今後EPSは成長できそうですが、売上高は横ばいが続くなと思っています。
配当は2019年通期で1株当たり0.6ドルが予想されています。

株価と指標


2019年8月2日の時点で28.10ドルです。


予想PER(コ):20.07倍
PBR:1.74倍
予想配当利回り(コ):2.13%
Keurig Dr Pepperの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想

投資判断とリスク


近年の消費者の炭酸離れ影響を同社も受けていますがコーヒーメーカーの販売は伸びているといった状況です。
同社は合併後、コスト削減や販路拡大で相乗効果による利益の拡大を実現できるか注視しすべきかなと思います。
個人的には競合している大手のThe Coca-Cola Company(KO)予想PER22.85倍やPepsiCo (PEP)21.43倍と比べてもそこまでバリュエーション的に割安感はないことや両者ともに配当利回りが3%位あることもありあえてこっちに投資する必要はないかなと思いました。

2019年8月3日土曜日

ワイヤレス事業は好調Verizon Communications Inc.(VZ) 2019年2Q決算を振り返る

会社概要


ベライゾンは持ち株会社でアメリカの最大手通信プロパイダーです。 同社は子会社を通じて、無線、有線の通信サービスやコンテンツサービスを提供しています。

決算内容


2019年度の第2四半期決算(2019年4月~2019年6月)は8月1日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 2Q実   32.203B    1.2
2019 2Q実 
  32.071B
    1.23
 2019 2Q予     32.41B      1.2
  
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想を下回った他、前年同期比で減収になりました。
EPSはやや予想を上回りました。
ワイヤレス事業及び光ファイバー事業は好調でしたが、光ファイバー以外の有線事業やMedia事情は継続的な圧力に晒されています。


セグメント情報


(2Q前年同期比)

今四半期から従来のWireline(有線部門)とWireless(無線部門)の報告セグメントから ConsumerとBusinessの報告セグメントに変更しています。
この変更で提供するサービスからサービスを提供する顧客へのセグメント報告に内容が変更になっています。

Consumer

220億ドルから220億ドル flat

Postpaid(後払い)のアクティベーションされたデバイスは6万6000件でした。
Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数は20万9000件でした。
ワイヤレスサービスのPostpaid(後払い)の純増数は12万6000件でした。
光ファイバーネットワークサービスのInternetの純増数は2万8000件でした。
有料ビデオ・オンデマンドサービスのFiosVideoは5万2000件の純減でした。


Business

79億ドルから78億ドル -1%

ワイヤレスサービスからの収益は+5.6%でしたが有線サービスからの収益は-7.6%でした。
ワイヤレスサービスのPostpaid(後払い)の純増数は32万5000件でした。
Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数は17万2000件でした。


Verizon Mediaは前年同期比-2.9%でしたが前期の-7.2%からはやや改善しています。
ネイティブ広告とモバイル広告が増加していますが、デスクトップ広告は減少しています。
またYahoo Finance PremiumとHoffost Plusをローンチしました。


セグメント変更前の数字は以下のようになります。


特にBusinessとConsumerのワイヤレスサービスの純増数が合わせて約45万件と大きく増加しておりそのうち24万5000人は電話の新規顧客と力強い内容になりました今後の業績の寄与を期待したいところです。

見通し


基本的には従来のガイダンスを維持しました。

2019年の通期見通し


  • 売上高一桁前半の成長率(GAAPベース) 
  • 調整後EPS一桁台前半の成長率  従来(前年とほぼ同等のEPS) 
  • 設備投資額は170~180億ドル(2018年の設備投資額は167億ドル)

株価と指標


2019年8月2日の時点で55.59ドルです。


予想PER(コ):11.46倍
PBR:4.06倍
予想配当利回り(コ):4.36%
Verizonの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想

総評と感想


無難な決算だったと思いますが、ワイヤレスサービスは成長しており個人的には今後も期待できるかなと思います。
特に前四半期ではPostpaid(後払い)の加入者数が悪い内容だったので今四半期、回復したのはポジティブな内容だったと思います。
ただ株価自体は決算後やや上昇する場面もありましたが全体相場の悪化によって同社の株も下落しています。
また5Gサービスでは同社は9都市の一部でサービスを提供しており競合をリードしています。
VerioznはPFの一つですし今後も保有していく方針は変わりません、


2019年8月1日木曜日

ゲーム機向け半導体が不振で通期予想引き下げもAdvanced Micro Devices, Inc.(AMD) 2019年度2Q決算を振り返る

会社概要


アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD) 以下AMDはx86CPUおよび独立、個別のグラフィックユニット(GPU)、それらを統合したAccelerated Processing Unit(APU)を提供する会社です。
近年は自社製品の競争力低下やPC市場の縮小に悩ませられていましたが、新製品のRyzenおよびサーバー向けのEPIC投入以降急速に競争力を回復しています。
同社は身近なところではパソコン向けのCPU及び、GPUやPS4およびXBOX向けのプロセッサーを提供しています。
同社のセグメントは
コンピューティングとグラフィック部門(Computing and Graphics)
デスク、ノート向けCPU、GPU、APUなどを販売・提供しています。

エンタープライズ・エンベデッド・セミカスタム部門(Enterprise, Embedded and Semi-Custom部門)
コンソールゲーム機、サーバー等にカスタマイズしたSocや知的財産を提供
する2つの事業から成り立ちます。

決算内容


2019年度の第2四半期決算(2019年4月~2019年6月)は7月30日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 2Q実   1.756B    0.14
2019 2Q実 
  1.531B
    0.08
 2019 2Q予     1.53B       0.08
  
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

大体、売上高・EPS共に予想と一致しましたが、前年同期比で売上高は-13%減でした。
ゲーム機向けの半導体が減少したほかグラフィックの売上が低調でした。
あとAMDの決算発表前の振り返りで新しいCPU、GPUは今四半期では計上されていないと書いてましたが出荷はしている為今四半期でも一部寄与がありました、訂正します。


セグメント情報


(2Q前年同期比)

(Computing and Graphics)コンピューティングとグラフィック部門

売上高 1,086百万ドルから940百万ドル -13%
営業利益 117百万ドルから22百万ドル Down95百万ドル

モバイル向けを始めクライアントプロセッサーが好調だった反面、グラフィック関係の売上げが低調で前年同期比で-13%と減少しました。
ただデーターセンター向けのGPUはHPCとクラウドからの需要拡大により前年同期比で大幅に増加しました。

(Enterprise, Embedded and Semi-Custom部門)エンタープライズ・エンベデッド・セミカスタム部門

売上高 前年同期比670百万ドルから591百万ドル -12%
営業利益 前年同期比69百万ドルから89百万ドル  Up20百万ドル

データーセンター向けCPUは好調でしたが、ゲーム機向けなどのセミカスタム部門が不調で、売上高は前年同期比で-12%と減少しました。
MicrosoftとSonyの次世代ゲーム機でAMD Socを採用を見込む他、サーバー向けのCPU、Romeは8月7日のローンチイベントで詳細を発表する予定です。

All Other Category)その他
営業利益(損失) 前年同期比-33百万ドルから-52百万ドル Down19百万ドル


見通し



2019年Q3の売上高は約18億ドル±5000万ドルと前年同期比で約9%の増加を予定しています。
Ryzen、EPYC、およびRadeon製品の好調を見込んでいますがセミカスタムは低調な需要を予想しています。
また通期の予想を前回の一桁後半の売上高の増加から一桁半ばの売上高増加に下方修正しています。
ゲーム機向けの半導体が下半期に低調なことを要因として挙げています。

株価と指標


2019年7月31日の時点で30.45ドルです。



予想PER(コ):29.56倍
PBR:17.36倍
予想配当利回り(コ):N/A%
AMDの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想

総評と感想


通期の見通しの下方修正もあり、株価は決算発表後大きく下落しました。
ただどうしてもゲーム機自体はサイクル末期にあり仕方ない部分もあります、次世代PSやXboxなどが見えてくればまた変わると思いますが当面はセミカスタムはあまり期待できなさそうです。
ただそれ以外の部分では好調を維持しており、特にデーターセンター向けの半導体が拡大しているのは好印象です。
個人的には通期予想の下方修正もありましたが決算自体はさほど悪くないかなと思っています、ただ株価は大きく今年に入ってから上昇しておりある程度の調整は必要かなとも思っています。

ロジックからのユーザーの引き合いが強い ASML Holding(ASML) 2019年度3Qを振り返る

会社概要 ASMLHoldingは半導体製造装置メーカーで露光装置と呼ばれる半導体に回路を露光する装置を開発、販売、製造するメーカーです。 同社はDUVリソグラフィー、EUVリソグラフィー、ホリスティックリソグラフィーソリューションを含む3つのカテゴリーの製品を販売してい...