2020年7月30日木曜日

RyzenおよびEPYCプロセッサーが好調 Advanced Micro Devices, Inc.(AMD) 2020年度2Q決算を振り返る

会社概要


Advanced Micro Devices(AMD) 以下AMDはx86CPUおよび独立、個別のグラフィックユニット(GPU)、それらを統合したAccelerated Processing Unit(APU)を提供する会社です。
近年は自社製品の競争力低下やPC市場の縮小に悩ませられていましたが、新製品のRyzenおよびサーバー向けのEPYC投入以降急速に競争力を回復しています。
同社は身近なところではパソコン向けのCPU及び、GPUやPS4およびXBOX向けのプロセッサーを提供しています。

決算内容


2020年度の第2四半期決算(2020年4月~2020年6月)は7月28日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 2Q実   1.531B   0.08
2020 2Q実 
   1.932B
   0.18
2020 2Q予
   1.86B
   0.16
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました
前年同期比で売上高は+26%、EPSも大きく増加しました。
RyzenおよびEPYCプロセッサの収益が前年比で2倍以上なったとのことです。


セグメント情報


売上高 2Q前年同期比

Computing and Graphics(コンピューティングとグラフィック部門)

売上高 940百万ドルから1,367百万ドル +45%

営業利益 22百万ドルから200百万ドル Up178M

Ryzen 4,000シリーズプロセッサーなどノートPC向けのプロセッサーが大きく成長しました。
しかしデスクトップ向けプロセッサーやデーターセンター向けGPUの収益減少しました。

Enterprise, Embedded and Semi-Custom(エンタープライズ・エンベデッド・セミカスタム部門)

売上高 591百万ドルから565百万ドル -4%

営業利益 89百万ドルから33百万ドル Down56M

データーセンター向けのプロセッサー「EPYC」がサーバープロセッサー市場で二桁のシェアの目標を達成するなど好調でしたが、セミカスタムの出荷減少が相殺しました。

All Other Category(その他)

営業利益(損失) 前年同期比-52百万ドルから-60百万ドル Down8M


見通し


2020年度第3四半期

売上高 25億5000万ドル ±1億万ドル
Non-GAAP Gross Margin ~44%
Non-GAAP Operating expenses ~660百万ドル

2020年度通期

売上高 ~32%の売上高増加 (従来予想 +25% +-5%)
Non-GAAP Gross Margin 45%
Non-GAAP Operating expenses ~28% (従来予想 ~29%)
Taxes 税引前利益の約3%


株価と指標


2020年7月30日時点で76.09ドルです。


予想PER(コ):75.76倍
実績PER:146.33倍
PBR:26.96倍
予想配当利回り(コ):N/A%

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


決算良かったです。
COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で在宅勤務・学習でノートPCやサーバー向けのプロセッサーが好調でした。
反面GPUやセミカスタムが苦戦しているものの下半期にSonyやMicrosoftの新型ゲーム機からの需要や新しいGPUを予定している為、巻き返しに期待できるかなと思います。
ただ、決算良かったことや業界最大手のIntelが7nmプロセスの遅延を報告したこともあり株価が直近ではややハイペースで上昇しておりバリュエーション面はやや気になるかなと思います。


2020年7月29日水曜日

一部工場閉鎖の影響あるも Tesla, Inc. (TSLA) 2020年度2Q決算を振り返る

会社概要


Tesla, Inc.(旧名:Tesla Motors, Inc.)は電気自動車のModel XやS、普及価格帯のModel3を設計・開発・製造・販売しています。 また電気自動車のバッテリーや技術を利用した電力備蓄やソーラー発電システムの開発・設計・製造・販売及び賃貸をしています。

決算内容


2020年度の第2四半期決算(2020年4月~2020年6月)は7月22日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 2Q実   6.35B   -1.20
2020 2Q実 
   6.036B
   2.18
2020 2Q予
   5.23B
   -0.11
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で-5%でしたがEPSは4四半期連続の黒字でした。
COVID-19(新型コロナウィルス)で米国の工場を停止するなどのネガティブな影響がありましたがコスト削減が進みました。


セグメント情報


売上高 2Q前年同期比

Automotive Revenue(自動車売上高)  5,376百万ドルから5,179百万ドル -4%
Automotive Gross Profit(自動車売上総利益) 1,016百万ドルから1,317百万ドル +30% 
Automotive Gross Margin – GAAP(自動車調整後売上総利益) 18.9%から25.4%

米国での工場停止の影響もあり配送が90,891台と前四半期の95,356台から低下しましたが、クレジット収入の増加やコスト削減が進んでGross Profitは改善しています。

Energy generation and storage revenue(発電・貯蔵売上高)

369百万ドルから370百万ドル flat

COVID-19(新型コロナウィルス)の影響でソーラーパネルの設置に影響しましたが、密度バッテリーシステムのMegapackから初めての四半期利益の達成を報告しています。

Services and other 

605百万ドルから487百万ドル -19.5%


見通し


Introduction
  • 自動車生産は以前の水準に戻りつつあるものの今後の見通しは不透明
Volume
  • 直近の生産停止にも関わらず年間50万台を超える生産能力
  • 2020年50万台の納入目標
Cash Flow
  • 製品のロードマップ、生産キャパシティの拡大、およびその他費用に資金を供給するのに十分な流動性の必要性。
Profit 
  • 12ヶ月間のGAAPベースの営業利益率は5%弱となりました。
  • 営業利益率は時間と経過とともに成長。
Product
  • Gigafactory BerlinとGigafactory ShanghaiでModel Yの生産能力の増強を継続。
    • 2021年に両拠点から車両納入の開始を予定。
  • 米国の新しいGigafactory拠点の決定
  • Tesla Semiの納入を2021年に開始予定。

株価と指標


2020年7月28日時点で1,476.49ドルです。


予想PER(コ):217.39倍
実績PER:N/A倍
PBR:26.67倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Teslaの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


良い決算でした。
同社はCOVID-19(新型コロナウィルス)のパンデミック環境下でも利益を出し続けており少なくとも同社の収益性は安定してきていますね。
ただTeslaは世界最大の時価総額の自動車メーカーになっておりバリュエーション面では投機的だと個人的には思っています。

2020年7月26日日曜日

新型コロナの影響も予想は上回る Verizon Communications Inc.(VZ) 2020年度2Q決算を振り返る

会社概要


Verizonは持ち株会社でアメリカの最大手通信プロパイダーです。 同社は子会社を通じて、無線、有線の通信サービスやコンテンツサービスを提供しています。

決算内容


2020年度の第2四半期決算(2020年4月~2020年6月)は7月24日に発表され以下のようになりました。



  売上高   EPS
2019 2Q実   32.071B   1.23
2020 2Q実 
   30.4B
   1.18
2020 2Q予
   29.93B
   1.15
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高・EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で-5.1%でEPSは-4.1%減少しました。
COVID-19(新型コロナウィルス)の影響をEPSで-0.14ドルを想定しています。
COVID-19(新型コロナウィルス)のパンデミックとそれに伴う大半の店舗を閉鎖した影響でワイヤレス機器の収入減少が継続した他、Verizon Mediaで広告収入と検索収入が減少した影響を受けました。



セグメント情報


売上高 2Q前年同期比

Consumer 

220億ドルから211億ドル -4%

ワイヤレスサービスの小売Postpaid(後払い)の純増数(純減)は-7万2000件でした。
Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数(純減)は+19万9000件でした。
光ファイバーネットワークサービスのFiosInternetの純増数は+1万件でした。
有料ビデオ・オンデマンドサービスのFiosVideoは純増数(純減)は-8万1000件でした。


Business

78億ドルから75億ドル -3.7%

ワイヤレスサービスのRetail Postpaid(小売り後払い)の純増数は28万0000件でした。
Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数は7万6000件でした。


Total Wireless (Consumer+Business)

227億ドルから217億ドル -4.4%

Retail Postpaid(小売り後払い)の純増数(純減)は17万3000件でした。
Retail postpaid churn(小売り解約率)は0.58%でした。


Verizon Media Group

18億ドルから14億ドル -24.5%

COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で広告及び検索収入が減少しました。


見通し


2020年度通期
  • 調整後Non-GAAP EPS-2%〜+2%
  • 設備投資額は175~185億ドル
  • 23%~25%の実効税率(Non-GAAP)
通期見通しの変更はありません。
また第3四半期のワイヤレスサービスの売上高は前年同期比で-1%を予測しています。


株価と指標


2020年7月24日時点で56.85ドルです。


予想PER(コ):11.63倍
実績PER:12.61倍
PBR:3.84倍
予想配当利回り(コ):4.40%
Verizonの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


無難な決算でした。
前年同期比で収益は減少しているものの、7月末までにすべての店舗を開店する予定であることや債務の削減も進んでおり同社はCOVID-19(新型コロナウィルス)下でも比較的安定した銘柄なのは変わりないかなと思います。

2020年7月25日土曜日

7nmプロセスの遅延を報告 Intel Corporation(INTC) 2020年度2Q決算を振り返る

会社概要


インテルはパソコン・サーバー向けに半導体を提供するメーカーです。
他にも、自動車向け衝突防止補助システムのモービルアイの買収を始め、自動運転や5Gなどの様々な分野を強化、参入しています。 特にサーバや家庭用パソコン向けのCPUが主力です。

決算内容


2020年度の第2四半期決算(2020年4月~2020年6月)は7月23日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 2Q実   16.505B   1.06
2020 2Q実 
   19.728B
   1.23
2020 2Q予
   18.55B
   1.1
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+20%、EPSは+16%でした。
クラウド及び在宅勤務・学習、5Gネットワーク構築からの強い需要からの恩恵を受けました。



セグメント情報


売上高 2Q前年同期比

Client Computing(CGC) 8.8Billionから9.5Billion +7%

継続的な在宅勤務・学習の増加に伴いノートPCの販売台数増加した恩恵を受けました。


Data Center Group (DCG)  5Billionから7.1Billion +43%

全ての顧客セグメントで好調でASP、Volume共に増加しました。
売上高は前年同期比でEnterprise & Gov(企業及び官公庁向け)は+34%、Comms SP(通信サービスプロパイダー)は+44%、Cloud SP(クラウド企業)は+47%でした。
また5Gネットワ​​ーキングソリューションも大きく成長しました。


Internet of Things Group (IOTG) 986millionから670million -32%

COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で需要が減少した影響を受けました。

Mobileye 201millionから146million -27%

COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で需要が減少した影響を受けました。
またMaaSソリューション企業のMoovitの買収を報告しています。

Non-Volatile Memory Solutions Group (NSG) 940millionから1.7billion +76%

過去最高の売上高を記録しました、また収益性も大きく改善しました。

Programmable Solutions Group (PSG) 489millionから501million +2%

クラウドおよびエンタープライズ分野が好調だったものの組み込み機器および通信分野の減収で一部相殺しました。


見通し


2020年度第3四半期の見通し
  • 売上高 182億ドル 前年同期比-5%
  • Operating Margin ~ 30% 前年同期比-6PPT
  • EPS 1.10 前年同期比-22%
クラウド及び通信インフラ、コンシューマ向けノートPCは引き続き堅調な見通しですが、
業務用デスクトップPC、DCG、IOTG、Mobileyeの企業及び官公庁向けの需要の減少を予想しています。


2020年度第通期
  • 売上高 750億ドル 前年同期比+4%
  • Operating Margin ~ 32% 前年同期比-1PPT
  • EPS 4.85 前年同期比flat
CGCはWin10への乗り換え需要の一巡で特に下半期の商業用PCの需要鈍化を予想しています。
DCGはクラウドと5Gから強い需要を見込んでいますが、IOTG、Mobileyeは世界的な経済の鈍化の影響を受けるとしています。
また10nmプロセスの投資や製品コストの上昇により利益率への悪影響を予想しています。


株価と指標


2020年7月24日時点で50.59ドルです。


予想PER(コ):13.35倍
実績PER:11.73倍
PBR:3.35倍
予想配当利回り(コ):2.19%
Intelの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


今四半期の決算は良かったですが、弱い見通しと7nmプロセスの6ヵ月の遅延を報告しており、それを嫌気した株価は大きく下落しています。
7nmプロセスの問題は特定して修正している為、新たな問題は無いとしていますが、現在Intelは10nmプロセスでも遅延や供給の問題に悩ませられており、14nmプロセスの製品と並行して販売しているのが現状です。
更に7nmプロセスの製品も遅れるとなればTSMCやSAMSUNGからさらに製造プロセスで遅れることを意味し今後の製品競争力の影響も気になります。
7nmプロセスで製造される製品はデーターセンター向けGPUが2021年後半~2022年初頭、クライアントCPUが2022年後半または2023年初頭、データーセンター向けCPUは2023年の前半の出荷を見込んでいます。


2020年7月24日金曜日

新型コロナから好悪材料 Microsoft Corporation(MSFT) 2020年度4Q決算を振り返る

会社概要


Microsoftはパーソナルコンピューター向けのオペレーティングシステム「Windows」を開発・提供する会社でまた普段仕事などでMicrosoftOfficeを使用されているかたも多いんではないでしょうか?
特にWindowsとOfficeのイメージが強い同社ですか近年はクラウドサービスのAzureや家庭用ゲーム機のXboxや人気ゲームのHALOシリーズ、タブレット・一体型PCのSurfaceシリーズ、検索サービスのBingなどハード、ソフト問わず幅広い製品やITサービス・ソフトウェアを提供しています。
また企業買収も積極的に行っており、近年で有名な企業だけでもスマートフォンや携帯電話を製造していたNokiaのモバイル部門やコミュニケーションツールのSkype、サンドボックスゲームのMinecraftを開発・提供していたMojang、ソフトウェア開発プラットフォームのGitHubを買収しています。

決算内容


2020年度の第4四半期決算(2020年4月~2020年6月)は7月22日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 4Q実  33.717B   1.37
2020 4Q実 
  38.033B
   1.46
2020 4Q予
   36.5B
   1.37
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+13%、EPSは+7%でした。
ただMicrosoft Store実店舗の閉鎖に対する費用4億5000万ドルを計上したためGAAP-EPSは前年同期比で-15%でした。
COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で広告事業や法人向けのソフトウェア製品に一部影響が見られましたが、GamingやノートPC事業は恩恵を受けました。


セグメント情報


売上高 4Q前年同期比

Productivity and Business Processes

110億ドルから118億ドル +6%

Office Commercial products及びCloud servicesの売上高は前年同期比で+5%でした。
Office365 Commercialの売上高が前年同期比で+19%でした。
Dynamics製品は+13%、クラウドのCRMパッケージのDynamics 365が+38%でした。
LinkedInは前年同期比で+10%でした。
中小企業の減速の影響を受けてOfficeの一部の製品や弱い求人市場の影響がLinkedInにありました。


Intelligent Cloud

114億ドルから134億ドル +17%

CloudServiceの売上高は前年同期比で+19%でした。
CloudServiceのAzureの売上高は+47%でした、引き続き高成長ですが、売上高成長は50%を割りました。
Enterprise Servicesは前年同期比で横ばいでした。


More Personal Computing

113億ドルから129億ドル +14%

Windows OEMは前年同期比で+7%でした。
Windows Commercial productsおよびCloudServiceの売上高は前年同期比で+9%でした。
Surfaceの売上高は前年同期比で+28%でした。
トラフィック獲得コストを除く検索広告収入は-18%でした。
Xboxコンテンツおよびサービスの売上高は前年同期比で+65%でした。
在宅勤務やロックダウンの措置によりSurfaceやXboxは大きく恩恵を受けた反面、検索広告収入の減少が一部相殺しています。


見通し


Microsoftは2021年第1四半期の売上高を351.5億ドル~360.5億ドルになると予想しています。
前年同期比では1桁後半台の売上高成長を予想しています。


株価と指標


2020年7月23日時点で202.54ドルです。


予想PER(コ):32.26倍
実績PER:33.81倍
PBR:13.44倍
予想配当利回り(コ):0.96%
Microsoftの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


良い決算でしたが、Azureの売上高成長の鈍化やProductivity and Business ProcessesのQ1の見通し、市況の影響もあって株価は決算発表後に下落しています。
ただ同社のビジネス自体は堅調だと思います。

2020年7月22日水曜日

販売数量は減少も The Coca-Cola Company (KO) 2020年度2Q決算を振り返る

会社概要


The Coca-Cola Companyはコカ・コーラを始めとする飲料メーカーで200カ国以上の国で500以上のブランドを冠した3,800種類以上の炭酸・非炭酸清涼飲料を製造販売しています。 同社のブランドはコカ・コーラ以外にもダイエットコークやAdeS(いろはす)、Fanta、Sprite、ジョージアコーヒー、ミニッツメイドジュースなどを始め消費者に炭酸飲料やスポーツドリンク、果汁ジュース、水、お茶、コーヒー、乳製品など飲料を提供しています。 近年では健康志向の高まりやコーヒーショップの世界的な流行によりやや同社の炭酸飲料離れの傾向もありましたが、健康志向の製品の投入やイギリスの大手コーヒーチェーンのコスタ・コーヒーの買収を行うなど時代の変化に合わせた経営を行っています。 また投資家からはバフェット銘柄としても知られバフェット氏率いるバークシャーハサウェイが同社の筆頭株主であることは有名です。

決算内容


2020年度の第2四半期決算(2020年4月~2020年6月)は7月21日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 2Q実   9.97B   0.63
2020 2Q実 
   7.15B
   0.42
2020 2Q予
   7.18B
   0.4
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想を下回りましたがEPSは予想を上回りました。
前値同期比で売上高は-28%、EPSは-33%それぞれ減少しています。
COVID-19(新型コロナウィルス)のパンデミックとロックダウンに伴いレストランや劇場、スポーツ会場が閉鎖された影響を受けました。


セグメント情報


売上高 2Q前年同期比

Europe, Middle East & Africa(欧州・中東・アフリカ) 1,930百万ドルから1,210百万ドル -37%

Latin America(ラテンアメリカ) 1,003百万ドルから755百万ドル -25%

North America(北米) 3,162百万ドルから2,648百万ドル -16%

Asia Pacific(アジア太平洋) 1,540百万ドルから1,183百万ドル -23%

Global Ventures 635百万ドルから295百万ドル -23%

Bottling Investments 2,026百万ドルから1,263百万ドル -23%

ユニットケースの販売数の減少や濃縮液の出荷減、ヨーロッパでのCosta Coffeeの店舗の一時的な閉鎖など全ての地域セグメントで売上が減少し厳しい四半期になりました。


見通し


今年の残りの四半期の見通しについては不確実性の継続を理由に公表していません。
ただし第2四半期が今年度最もCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響を受けた四半期になると予想しています。
また今年後半は長期債の発行による支払い利息の増加や売上高に3~4%の為替の逆風と一桁後半の営業利益の為替からの逆風を予想しています。


株価と指標


2020年7月22日時点で47.20ドルです。


予想PER(コ):24.27倍
実績PER:19.89倍
PBR:10.92倍
予想配当利回り(コ):3.47%
 Coca-Colaの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


売上高、利益ともに今四半期は大きく減少するなどあまり良くない決算でした。
ただユニット数量の販売は4月-25%の販売量から7月に-1桁%まで減少幅が回復しており次の四半期の回復を期待したいところです。

2020年7月19日日曜日

Zoom Video Communications, Inc. (ZM)はZoom for Homeを発表

Zoomによると

2020年7月15日はZoomは在宅勤務ユーザー向けのハードウェアであるZoom for Homeの最初のデバイス「Zoom for Home-DTEN ME」を発表しました。
Zoom for Home-DTEN MEはDTENとの提携デバイスで27インチディスプレイ、高解像のビデオのための3つの広角のカメラ、会議および電話の明瞭な音声のための8つのマイクロフォン、
インタラクティブなスクリーンの共有、ホワイトボード、タッチスクリーンが搭載されており価格は599ドルです
また利用にはZoomアカウントが必要になるほかアメリカで8月からの発送を予定しています。


Zoomは同月に企業向けのハードウェアサブスクリプションサービスのZoom HaaSを発表しており、同社はハードウェアサービスにも力を入れていますね。

2020年7月18日土曜日

IBMとVerizon BusinessはEnterprise Edge向けに5GとAIソリューションで協業を発表

Verizonによると

2020年7月15日にVerizon Business(VZ)とIBM(IBM)はIndustry 4.0の未来を実現する為に、5GとEdge Computingでの協業を発表しています。
両社はVerizonの5Gと Multi-access Edge Compute (MEC)機能、IoTデバイスやセンサーの高速性と低遅延性とIBMのAI、 Hybrid Multicloud、Edge Computing、Asset ManagementとConnected Operationsなどを組み合わせる計画です。

また初期のソリューションで、両社はVerizonのThingSpace IoTプラットフォームと Verizon’s 5G Ultra Wideband (UWB) Network、 Multi-access Edge Computing (MEC) 機能を含むVerizonの無線ネットワークの活用を予定しています。
これらをIBMのMaximo MonitorとIBM Watsonおよび高度な分析機能を備えたMaximo Monitorと共同で提供するとしています。
このソリューションで顧客はシステムの異常を検知、特定、診断、対応し、資産の健全性を監視し、ほぼリアルタイムで障害を予測するのに利用できるとしています・

また両社は産業向けのソリューションのReal-Time Cognitive Automationなどの5GとMEC対応のユースケースに向けた複合ソリューションの可能性にも取り組んでいる他、労働者の安全性、予知保全、製品品質、生産自動化に対処するための共同ソリューションについても協力していくとしています。

2020年7月16日木曜日

EUVシステムが拡大 ASML Holding(ASML) 2020年度2Q決算を振り返る

会社概要


ASMLHoldingは半導体製造装置メーカーで露光装置と呼ばれる半導体に回路を露光する装置を開発、販売、製造するメーカーです。 同社はDUVリソグラフィー、EUVリソグラフィー、ホリスティックリソグラフィーソリューションを含む3つのカテゴリーの製品を販売しています。

決算内容


2020年度の第2四半期決算(2020年4月~2020年6月)は7月15日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 2Q実   2.867B   1.27
2020 2Q実 
   3.663B
   1.97
2020 2Q予
   3.88B
   1.45
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想を下回りましたが、EPSは予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+30%、EPSもそれに伴って増加しました。
EUVの設置ベースの増加とDUVの構成比の改善からの恩恵を受けました。
COVID-19(新型コロナウィルス)の事業への影響は軽微ですが引き続き警戒は続けるとしています。


またASMLはセラミックおよび光学モジュールの非上場メーカーのBerliner Glasの買収を発表しました。
買収は、2020年末までに予定されている必要な規制当局の承認がすべて取得された時点で完了します。
この買収による取引条件は公開されていません。
配当政策ではASMLは普通株1株当たり1.35ユーロの期末配当を支払い、2019年度普通株1株あたり2.40ユーロの配当を実施した他、2020年から2022年の3年間で最大60億ユーロの株式購入プログラムを再開する予定です。

End UserではMemoryの割合が回復しています。


また同四半期に9台のEUVシステムを出荷し、今四半期に7台のEUVシステムを収益として計上しています。
上半期に出荷した4台のEUVシステムは下半期に設置後に収益計上を予定しています。


セグメント情報


セグメント情報はありません

見通し


2020年度第3四半期
  • 売上高 36億ユーロから38億ユーロ
    • 設置ベースマネジメントの売上高は約8億5,000万ユーロ
  • 売上総利益率は約47%~48%
  • 研究開発費は約5億4500万ユーロ
  • 販売管理費は約1億4,000万ユーロ
  • 約14%の実効年率税率


株価と指標


2020年7月15日時点で375.43ドルです。


予想PER(コ):50.25倍
実績PER:56.23倍
PBR:11.92倍
予想配当利回り(コ):0.73%
ASMLの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


悪くはない決算だったと思いますが、株価は直近では上昇してバリュエーション的に高めにだったこともあり、決算後にやや株価は下落しています。
ただEUVシステムの出荷は順調に見えますし、今後の株価は市況や他の半導体メーカーの決算に左右される部分が大きいかなと個人的には思っています。

2020年7月12日日曜日

Boots UKで減損 Walgreens Boots Alliance, Inc. (WBA) 2020年度3Q決算を振り返る

会社概要


Walgreens Boots Allianceは米国を中心としたドラッグストアを中心とするヘルスケアサービスを提供している会社で2014年ウォルグリーンがアライアンスブーツを買収し欧州にも事業を拡大しました。
同社は薬局、ドラッグストア、製薬卸売などの事業を米国を中心に世界中で展開しています。

決算内容


2020年度の第3四半期決算(2020年3月~2020年5月)は7月9日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 3Q実   34.591B   1.47
2020 3Q実 
   34.631B
   0.83
2020 3Q予
   34.32B
   1.18
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想を上回りましたが、EPSは予想を下回りました。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が今四半期に幅広く発生しました。
上記の影響は売上高に約7億ドルから7億5000万ドル、営業利益と調整後営業利益の両方に、上記の項目による7億ドルから7億5000万ドル、または減損費用を除く1株あたり0.61ドルから0.65ドルの影響が発生しています。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が特にBoot UKで大きく20億ドルの減損費用が発生した為、GAAP純利益は-17億ドルになっています。
また同社は四半期配当を+2.2%引き上げ一株あたり0.4675ドルに引き上げことと自社株買いプログラムの一時停止を発表しました。


セグメント情報


3Q前年同期比

Retail Pharmacy USA(小売薬局アメリカ)

売上高 265億ドルから274億ドル +3.2%
調整後営業利益 13億ドルから7億9200万ドル -38.4%

処方箋受付件数は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で診察や入院が減少した影響を受けて減少しました。
しかし薬局事業はブランドのインフレ、および専門薬局の成長が相殺して薬局の売上高は前年同期比で+3.5%でした。
小売売上高は前年同期比で-0.7%でした。
店舗閉鎖の影響やたばこ・電子タバコ、美容製品が減少しましたが、ヘルス・ウェルネス、パーソナルケアカテゴリ、食品家庭用品は好調でした。
営業利益は新型コロナウイルス(COVID-19)の悪影響を3億2500万ドルから3億5000万ドル(25~27%ポイント)と推定しています。
また調整前営業利益はコスト改革マネジメントプログラムや5月の暴動に伴う店舗の略奪の損害などの影響もあり前年同期比で-77.3%の2億2600万ドルでした。


Retail Pharmacy International(小売薬局インターナショナル)

売上高 28億ドルから19億ドル -31.5%
営業利益 調整後営業利益 1億6500万ドルから-1億3300万ドル 

英国のBoots UKが新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックとそれに伴う都市のロックダウンの影響を受けました、ただECサイトのBoots.comの販売増加が一部相殺しました
さらに、Boots UKの第3四半期の営業損失と新型コロナウイルス(COVID-19)による継続的な不確実性を考慮し、Boots UKの営業権と無形資産を再評価した結果、20億ドルの減損費用を計上しています。



Pharmaceutical Wholesale(医薬品卸売業)

売上高 59億ドルから59億ドル +0.6%
営業利益 調整後営業利益 2億6500万ドルから2億7500万ドル +2%

為替の悪影響があるものの英国やドイツでの成長が牽引しました。
営業利益はAmerisourceBergenの収益貢献や売上高の成長の恩恵を受けました。


見通し


  • 2020年度の調整後EPSガイダンス4.65ドル〜4.75ドル

 1.03ドル〜1.14ドルの新型コロナウイルス(COVID-19)の悪影響を予想

株価と指標


2020年7月10日時点で40.12ドルです。


予想PER(コ):6.60倍
実績PER:10.00倍
PBR:1.44倍
予想配当利回り(コ):4.79%
Walgreens Boots Allianceの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


減損などネガティブな要素が目立つ決算でした。
株価も決算後は一時10%近く下落する場面もありました。
同社株を現在も保有してますが、今後も厳しい事業環境は続くと思われる反面、高い配当利回りやアメリカの事業はそこまで悪くないとも思っており、保有は継続しようと思っています。

2020年7月10日金曜日

Zoom Video Communications, Inc. (ZM)はHardware as a Serviceのロンチを発表

Zoomによると

2020年7月7日に ZoomはZoom Hardware as a Service(以下HaaS)を米国で開始すると発表しました。


Zoom HaaSはZoom PhoneやZoom Roomsを利用している顧客向けに月額固定料金でビデオ会議や電話に必要なハードウェアを提供するサービスです。
提供される機器はDTEN、Neat、Poly、およびYealinkが選択できるとのことです。


Zoomはこのサービスで手頃な月額固定価格で、予算に応じたハードウェア・オプションと簡単なテクノロジー・アップグレードを利用して、RoomsやPhoneサービスを簡単に拡張できるとしています。

Slack Technologies, Inc. (WORK)はEnterprise Directory StartupのRimetoを買収

Slackによると

2020年7月8日にSlackは従業員データを集約・統合できるサービスを提供しているスタートアップのRimetoを買収を発表しました。
Rimetoは企業がHRIS(人事管理システム)やCRM(顧客管理関係)、ATS(採用管理システム)などをはじめとした企業システムとデータ連携して検索可能な人事データのディレクトリやプロファイルを構築できるサービスを提供しています。
Slackは同サービスを直接Slack上に統合するほか、スタンドアロンでの提供も引き続き続けるとしています。
また買収による条件は公開されていません。

今回の買収はSlackにとってもシナジーが大きく良いディールかなと個人的には思います。

2020年7月7日火曜日

Ford Motor Company (F)はアメリカでの第2四半期の売上高が33%減少したと発表

Fordによると

2020年7月2日にFord Motorはアメリカでの第2四半期(4~6月)の新車販売台数が前年同期比で-33,3%減少したと発表しました。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でレンタカーが-94%、商用車が-78%など特定顧客への販売に大きく影響が出ています。
またトラックやSUV除く、セダンやコンパクトカー等の乗用車が前年同期比で-59.5%の44,650台と不振でした。
SUVは前年同期比で-29.9%の151,328台でした。
Ford Explorerがモデルチェンジの効果もあり前期同期比で+12.4%の44,839台でしたが、他のモデルは軒並み二桁の減少です。
Trucksは前年同期比で-31.7%の134,044台でした。
主力のF-Seriesは前年同期比で-22.7%の180,825台を始め軒並み2桁減少していますが、人気モデルのRangerは前年同期比で+19.8%の25,008台でした。
販売台数は減少しているもののFordはSUVとTrucksの小売りシェアは拡大したとしています。
また高級車のLincoln ブランドは前年同期比で-18%の21,281台でした。

Fordは北米でのセダンを中心としたモデルの縮小を進めた影響や新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあり厳しい状況が続いていますね。
ただ高価格帯のセグメントは相対的に減少幅が少ないのはやや救いかなと個人的には思っています。

2020年7月6日月曜日

McDonald's Corporation (MCD)は米国で店内飲食再開を延期

The Wall Street Journal
https://www.wsj.com/articles/mcdonalds-halts-reopening-plans-as-u-s-coronavirus-cases-grow-11593639013

7月1日にThe Wall Street JournalはMcDonald’sが米国で新型コロナウイルス(COVID-19)が州を超えて広がり続けている為、McDonaldでの店舗内での飲食サービス再開を3週間延期すると報道しています。
引き続きドライブスルー、テイクアウト、デリバリーの営業は続くものの米国での今回の措置による業績の影響は気になるところです。

2020年7月5日日曜日

ECサイト「Amazon」でお馴染みAmazon.com, Inc.(AMZN)

会社概要


Amazonは世界最大のショッピングサイト、「Amazon」でお馴染みの企業です。
近年ではクラウドサービス「Amazon Web Services(以下AWS)」が投資家の注目を集めています。
AWSは世界で最も包括的で広く採用されているクラウドプラットフォームで仮想サーバーのEC2やデータベースのRDSのストレージのS3を始め90を超えるサービスを提供しています。
同社は上記以外にもKindle、Fireタブレット、Fire TV、Rings、Echoなどのハードウェアの製造・販売やデジタルコンテンツや無料配送のメンバーシップであるAmazon Prime、広告事業、ライブストリーミング配信プラットフォーム「Twitch」、決済サービス、太陽光プロジェクト、インドでのフードデリバリー、ゲームなど多数の事業を展開するビックテック企業です。

セグメント情報


同社のセグメントは2つの地域売上高とAWSを報告しています。

North America

北米地域での業績

International

北米を除く世界の業績

AWS

Amazon Web Services(AWS)の業績

業績推移



売上高は右肩上がりです。
ただ売上高の割に利益は低いですが、これはAmazonが利益よりも投資を優先している為です。
ただそれでも利益率の高いAWSの成長に伴って2018年度から利益も大きく増加しています。


利益の増加に伴ってEPSも増加しています。
また配当はありません。


株価と指標


2020年7時2日時点で2,890.30ドルです。


予想PER(コ):135.14倍
実績PER:138.09倍
PBR:22.09倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Amazonの現在の株価と指標

投資判断


同社は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でECサイトのAmazonやPrimeを始めとする各種サービスへの恩恵や在宅勤務の増加などでAWSへの恩恵が期待されており直近では株価は右肩上がりです。
ただ年初から1000ドル近く株価が上昇したこともあり、株価バリュエーションが高いことやMicrosoftのクラウドサービスである「Azure」との競争はやや懸念材料として考えられます。

Exxon Mobil Corporation (XOM) は2020年度Q2は記録的な損失の見通し

Exxon Mobilの8K Filingによると

資料によると2020年度第1四半期から2020年度第2四半期の利益に与える影響を

Upstream

原油 -25億ドルから-21億ドル
天然ガス -6億ドルから-4億ドル

Downstream

北米原油物流 -3億ドルから-1億ドル
石油化学製品 -9億ドルから-7億ドル
デリバディブのインパクト -16億ドルから-12億ドル

Chemical

石油の精製・販売(Downstream)  -1億ドルから+1億ドル

2020年度第1四半期の収益(US GAAP)でUpstreamで5億ドル、Downstream -6億ドル、Chemical 1億ドルなので予想によるとExxonにとって記録的なUpstreamやDownstreamセグメントの営業赤字になりそうです。
2020年度第2四半期では4月につけたNY原油先物のマイナス価格など歴史的な原油価格の安値もあり、とりわけネガティブな数字は事前に予想はされてはいると思いますが中々厳しい状況ですね。
Exxon Mobilは2020年度第2四半期決算は7月31日を予定しています。

2020年7月2日木曜日

Appleは米国で更に30店舗を閉鎖

CNBCによると

CNBCはAppleは2020年7月1日に新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大でさらに30店舗の直営店を再休業すると報道しています。
この閉鎖により合計で77店舗を閉鎖になると報道されています。
対象の地域の店舗、アラバマ州、カリフォルニア州、ジョージア州、アイダホ州、ルイジアナ州、ネバダ州、オクラホマ州、フロリダ州、ミシシッピ州、テキサス州、ユタ州になります。

Appleの広報担当は声明で「我々が提供するコミュニティの一部で現在のCOVID-19の条件のために, 我々は一時的にこれらの地域の店舗を閉鎖しています. 我々は密接に状況を監視し、我々はできるだけ早く戻って私たちのチームや顧客を持つことを楽しみにしているように、我々は十分な注意を払って今回の措置を講じています。」と述べています。

アメリカでは再びCOVID-19(新型コロナウィルス)の感染が拡大しており、Appleの店舗閉鎖は拡大し続けています。
業績への影響が無ければいいですが。

Tesla, Inc. (TSLA)は2020年度Q2の新車販売台数を発表

Teslaによると

2020年7月2日にTeslaは2020年度第2四半期の車両の生産台数及び配送(販売台数)を発表しました。
Teslaによると2020年度Q2に、102,672台の車両の生産と88,400台の配送(販売台数)を達成したとのことです。

 製造配送リース会計の対象 
モデルS / X6,32610,60014% 
モデル3 / Y75,94680,0504% 
合計82,27290,6505% 

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあり、前年同期比から5%近く減少しましたが前期の88,400台の配送よりは増加しました。
Teslaは声明で「フリーモントの主要工場は四半期の大半を停止していましたが、生産を以前のレベルに戻すことに成功しました。」としています。

2020年7月1日水曜日

Googleはスマートグラスを手掛ける新興企業Northを買収

Googleによると

Googleは6月30日にヒューマン・コンピュータ・インターフェースとスマートグラスのパイオニアであるNorthの買収を発表しました。
Northはスマートグラスである「Focals」を手掛けています。
Googleは過去にコンシュマー向けスマートグラス「Google Glass」を販売していましたが、大きな成功にならずその後Googleは同デバイスをエンタープライズ向けに舵を切りなおしていますが、今回の買収でコンシュマー向けのスマートグラスに再参入する可能性もありますね。
また今回の買収による取引条件は公開されておらず、Northは買収に伴ってスマートグラス「Focals」の販売とサポートを終了し、後継モデルの「Focals2.0」の出荷も行わないとしています。


昨年GoogleはウェアブルデバイスのFitbitの買収を発表しておりGoogleはハードウェア事業の強化を続けていますね。

Blog休止と今後のお知らせ

何故か分からないですが、現在Blogger上のサイドバーが下に表示されており設定を一部変更してみましたが直らないのと、同サイト自体がスマホ用のレイアウトに対応していないことが前々から気になっておりこれを機にサイト移転を計画しています。 多少お時間頂くと思いますが、移転の際には改め...