2020年6月7日日曜日

COVID-19(新型コロナウィルス)の影響も McDonald's Corporation (MCD) 2020年度1Q決算を振り返る

会社概要


McDonald'sは世界規模でファストフード・チェーン「McDonald's」のフランチャイズ及び直営店を運営する企業です。
McDonald'sは主にハンバーガーを始めとする様々な食品、朝食メニュー、サラダ、コーヒーや清涼飲料、デザートなどを提供しています。
現在、同社は100か国以上に36,000を超えるレストランを擁しており世界最大規模のファーストフードチェーンです。

決算内容


2020年度の第1四半期決算(2020年1月~2020年3月)は4月30日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 1Q実   5.024B   1.72
2020 1Q実 
   4.714B
   1.47
2020 1Q予
   4.65B
   1.57
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想を上回りましたが、EPSは予想を下回りました。
前年同期比で売上高は-6%でEPSは-15%でした。
既存店売上高は前年同期比で-3.4%でした。
米国の既存店売上高は前年同期比で+0.1%でした。
COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で店舗での営業停止や限定営業を実施したこともあり、3月の既存店売上高が-22.2%でした。
また配当を優先することや、自社株の買戻しの一時停止、65億ドルの借入、10億ドルの設備投資削減を発表しています。


セグメント情報


売上高 1Q前年同期比

直営店売上高 2,240.5百万ドルから2,025.8百万ドル -10%

フランチャイズ店売上高 2,715.1百万ドルから2,608百万ドル -4%

その他 68.5百万ドルから80.6百万ドル +18%

3月後半にヨーロッパのいくつかの地域で店舗を閉鎖したことや多くの地域でデリバリーやドライブスルー、限定されたメニュー、時短営業などの限定営業を実施した影響を受けています。

見通し


同社はCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響もあり業績見通しを取り下げています。

株価と指標


2020年6月5日時点で197.60ドルです。


予想PER(コ):33.00倍
実績PER:25.33倍
PBR:N/A倍
予想配当利回り(コ):2.59%
McDonald'sの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


どうしてもCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響を避けられない業態であるのでその影響を受けています。
ただ同社はこういった状況下でもデリバリーやドライブスルーなどを通じてCOVID-19(新型コロナウィルス)のパンデミックとそれに伴う外出規制や自粛下にあってもこの業態の中ではうまく立ち回っている印象を個人的には受けました。

2020年6月6日土曜日

予想を上回る決算だった Zuora, Inc. (ZUO) 2021年度1Q決算を振り返る 会社概要

会社概要


Zouraは世界中で16拠点900社以上の顧客を持ち、サブスクリプション型ビジネスの決済や管理、売上計上、分析等といった機能をクラウド型のソフトウェアを通じて提供するSaaS企業です。
同社の「Zuora Central Platform」は見積、請求、回収、分析、収益認識までの販売管理プロセスをシングル・プラットフォームで提供します。

決算内容


2021年度の第1四半期決算(2020年2月~2020年4月)は6月3日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2020 1Q実   64.109M   -0.11
2021 1Q実 
  73.898M
   -0.06
2021 1Q予
   71.43M
   -0.10
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+15%でした。
サブスクリプション収益は前年同期比で+20%でした。
年間契約額(ACV)が100,000ドル以上の顧客は19増加して634の顧客で前年同期比で+18%でした。
最近の主な導入事例としてCentrica、F5、Keysight、Procore、セイコーエプソン、Yextを挙げています。
また新しいCFOとしてTodd McElhatton氏が就任したことやRevProの新しいアップデートで収益管理のZuora Revenueのリリースを発表しています。


セグメント情報


同社は単一セグメントのため記載はありません。

見通し


2021年度第2四半期
  • 売上高 72.5~75.0百万ドル
  • サブスクリプション収益 58.0~59.0百万ドル
  • 営業損失(Non-GAAP) -8~-7百万ドル
  • EPS -0.08~-0.07ドル

また新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックとそれに伴う世界経済の影響もあり同社は通年の見通しを取り下げました。

株価と指標


2020年6月5日時点で12.75ドルです。


予想PER(コ):N/A倍
実績PER:N/A倍
PBR:8.91倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Zuoraの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


決算良かったです。
前四半期の売上高成長が+11%でしたので今四半期の+15%の売上高成長はポジティブな内容でした、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあるにも関わらずサブスクリプションビジネスの拡大の恩恵を受けました。
ただ2Qの売上高予想は前年同期比で一桁前半から後半の成長と低めなことはやや気になるところです。


堅調な決算だったが Slack Technologies, Inc. (WORK) 2021年度1Q決算を振り返る

会社概要


Slack Technologiesは世界中150か国以上の国で60万以上の組織に利用されるビジネス向けチャットアプリSlackを提供する企業です。 同社は主に電子のメールの代用として導入されています、Slackは特徴としてグループ間でのメッセージやチャット機能、ビデオ通話やファイルアーカイブなどの機能を備えています。 Slackは他にもSNSやメール、ビジネスツールとの連携やAPIを利用して独自のニーズに合わせた設定が可能であったり、システム管理者がチャットの管理や追跡を簡単にできるといったような機能がありそれが他のSNSとの違いです。 Slackは無料で利用できるほか利用するユーザーの規模や用途に合わせて月額の課金サービスを提供しています。

決算内容


2021年度の第1四半期決算(2020年2月~2020年4月)は6月4日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2020 1Q実   134.821M   -0.23
2021 1Q実 
   201.65M
   -0.02
2021 1Q予
   187.65M
   -0.06
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+50%でした。
今四半期にSlackに無料・有料のユーザー及び企業・組織は90,000以上追加され、合計で750,000以上になりました。




Calculated billings(計算上請求額)は前年比+38%の206.0百万ドルでした。


有料サービスの顧客は122,000以上で前年同期比で+28%でした。


年間売上高が100万ドル以上の有料サービス顧客数は963で前年同期比で+49%でした。
今四半期で70の顧客が増加しました。


リテンションレート(継続課金率)は132%でした。


セグメント情報


同社は単一セグメントのため記載はありません。

見通し


2021年度第2四半期
  • 売上高は206百万ドルから209百万ドル 前年同期比+42~+44%
  • Non-GAAPの営業利益は-22百万ドルから-18百万ドル
  • Non-GAAP EPS -0.04~-0.03ドル

2021年度通期
  • 売上高は855百万ドルから870百万ドル +36~+38% (従来予想842百万ドルから862百万ドル)
  • Non-GAAPの営業利益は-100百万ドルから-110百万ドル(従来予想-130百万ドルから-120百万ドル)
  • Non-GAAP EPS -0.17~-0.19ドル(従来予想-0.21ドル~-0.19ドル) 
  • フリーキャッシュフロー 0から-20百万ドル(従来予想-20百万ドル)

株価と指標


2020年6月5日時点で32.56ドルです。


予想PER(コ):N/A倍
実績PER:N/A倍
PBR:29.74倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Slackの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


良い決算でした。
ただ他の一部SaaS企業がCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響で大きく予想を上回る決算だった為、今四半期のSlackの決算も同様な期待がされていましたがその期待には応えれるものではなく株価は大きく下落しています。
しかし個人的にはそこまで失望するものでもないと思っているので今回の調整は一時的なものかなとも思っています。

2020年6月3日水曜日

記録的な売上高成長 Zoom Video Communications, Inc. (ZM) 2021年度1Q決算を振り返る

会社概要


Zoom Video Communicationsは会議室システム間でビデオ会議、音声、ウェビナー、チャットを提供しています。 同社のサービスはWeb会議システムのMeetingsやライブ配信やバーチャルイベントを行えるVideo Webinar、テレビ会議システムのZoom Room、チャットシステムのBusiness IM、電話サービスのZoom Phoneを提供しています。 同社はほぼ全てのサービスをサブスクリプション・モデルで提供するSaaS企業です。

決算内容


2021年度の第1四半期決算(2020年2月~2020年4月)は5月28日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2020 1Q実   121.988M   0.03
2021 1Q実 
   328.167M
   0.2
2021 1Q予
   202.04M
   0.09
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高成長は前年同期比で+169%でした。
純利益は前年同期の890万ドルに対し、5830万ドルでした。
それにともなってEPSも大幅に増加しています。


従業員10人以上の顧客数は約265,400人で、前年同期から約+354%した。
年間売上高が10万ドルを超えた顧客は769社で、前年同期比で約+90%でした。


COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で世界中でWeb会議のニーズが高まった恩恵を受けました。

セグメント情報


同社は単一セグメントのため記載はありません。

見通し


2021年度第2四半期
  • 売上高 495~500million
  • 営業利益(Non-GAAP) 130~135million
  • 加重平均株式数 299million
  • Non-GAAP EPS 0.44~0.46ドル

2021年度通期
  • 売上高 1,775~1,800million
  • 営業利益(Non-GAAP) 355~380million
  • 加重平均株式数 300million
  • Non-GAAP EPS 1.21~1.29


株価と指標


2020年6月2日の時点で208.08ドルです。


予想PER(コ):2270倍
実績PER:476.19倍
PBR:69.02倍
予想配当利回り(コ):N/A

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


決算良かったです。
今回の決算は前年同期比で倍以上の売上高など信じられない業績を達成しています。
同社のWeb会議システムはデファクトスタンダードになっていると言っても言い過ぎではないかも知れません。
株価も直近では高値更新していますがこれだけの数字を出してきた以上まだ投資妙味もあると個人的に思います。

2020年5月31日日曜日

リモートワーク需要から恩恵 Zscaler Inc.(ZS) 2020年度3Q決算を振り返る

会社概要


Zscalerはクラウドセキュリティを提供する企業でサービスアプリケーションソフトウェアやインターネットの宛先などの外部管理アプリケーションに接続するZscaler Internet Accessソリューションや内部で管理されているアプリケーション(データセンター内でホストされているもの)とプライベートクラウドまたはパブリッククラウドのいずれかにアクセスできるように設計されたZscaler Private Accessソリューションを提供しています。

決算内容


2020年度の第3四半期決算(2020年2月~2020年4月)は5月28日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 3Q実   79.128M   0.05
2020 3Q実 
   110.524M
   0.07
2020 3Q予
   106.3M
   0.02
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+40%でした。
Calculated billings(計算上請求額)は前年同期比+55%で131.3百万ドルでした
Deferred revenue(繰延収益)は前年同期比+42%の300.8百万ドルでした。
上記の指標全てが前四半期より成長が加速しました。
同社はCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響で企業がリモートワークに移行したことで社外から社内にセキュアにアクセスできるZscaler Private Accessの利用が急増しました。
また同日Zscalerはパブリッククラウドとデータセンターのアプリケーション間通信を保護するサービスを提供しているEdgewise Networksの買収を発表しています。


セグメント情報


同社は単一セグメントのため、記載はありません。

見通し


2020年度第4四半期

売上高 117百万ドルから119百万ドル
Non-GAAPの営業利益は2百万ドルから4百万ドル
Non-GAAP EPS 0.02ドル~0.04ドル

2020年度通期

売上高 422百万ドルから424百万ドル (従来予想414百万ドルから417百万ドル)
計算済請求額 529百万ドルから531百万ドル (従来予想512百万ドルから531百万ドル)
Non-GAAP 営業利益 24百万ドルから26百万ドル (従来予想16百万ドルから18百万ドル)
Non-GAAP EPS 0.20~0.21ドル (従来予想0.14~0.16ドル)

株価と指標


2020年5月28日時点で98.09ドルです。


予想PER(コ):333.33倍
実績PER:N/A倍
PBR:30.72倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Zscalerの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


良い決算でした。
今四半期は予想を上回る数字だったほか、通期見通しの小さくない上方修正もあり決算後、株価は急騰しています。
同社はCOVID-19(新型コロナウィルス)の感染拡大による企業のリモートワーク拡大の恩恵を受けています。
今後もリモートワークを継続する企業も多いかなと個人的に予想しており、同社はアフターコロナの世界で恩恵を受けそうかなと思っています。

1Q決算は好調だったものの Anaplan, Inc. (PLAN) 2021年度1Q決算を振り返る

会社概要


同社はSaaS型のFP&Aプラットフォーム「Anaplan」を提供する企業で、同社のプラットフォームは財務、販売、サプライチェーン、マーケティングなど各部門での計画や実績の管理を容易にし部門間で連携を高めながら計画立案・実績管理を迅速に行えるとしています。
同社のプラットフォームは中期計画、年次計画の計画業務、営業計画、供給計画、販売予測、インセンティブ報酬などを始め、あらゆる部門でのビジネス計画をサポートします。
多くのビジネス計画のサポートするため同社はAnaplan App Hubから事前に構築された独自のアプリケーションを提供するほか、ユーザー自身がコーディングの知識がなくても簡単にアプリを構築できるサービスを提供しています。
また同社のアプリケーションはクラウド上から提供されます。

決算内容


2020年度の第1四半期決算(2020年2月~2020年4月)は5月26日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2020 1Q実   75.83M   -0.16
2021 1Q実 
   103.84M
   -0.10
2021 1Q予
   101.08M
   -0.14
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+37%でした。
サブスクリプション収益は前年同期比で+44%でした。
残存履行義務(Remaining Performance Obligation)は前年同期比で前年同期比で+37%でした。
billings(請求額)は前年同期比+10%でした。
年間収益が250,000ドルを超える顧客は367で前年同期比で+32%でした。
2020年Q4の取引の一部が今四半期にずれ込んだ恩恵を受けました。
billingsはCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響で顧客が取引を先延ばしにした影響を受けています。


セグメント情報


同社は単一セグメントのため記載はありません。

見通し


2021年度第2四半期

売上高は103百万ドル~104百万ドル
Non-GAAP営業利益率 -15.0~-16.0%
billings(請求額) 98百万ドル~100百万ドル

また2021年度通期見通しはCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響による不確実性を理由に非開示としています。

株価と指標


2020年5月29日時点で45.92ドルです。


予想PER(コ):N/A倍
実績PER:N/A倍
PBR:22.14倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Anaplanの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


予想を上回る決算でしたが、主にbillings(請求額)の成長低下を懸念して決算後株価は大きく下落する局面がありました。
通常はSaaS企業の売上高は前の四半期の契約から得られているため同指標の低下は今後の成長性の低下を意味しています。
ただ主に理由が契約タイミングの遅れによるものなので今後COVID-19(新型コロナウィルス)の影響が一時的なものかどうか見定める必要があるかなと思います。



2020年5月28日木曜日

General Electric Company (GE)は照明事業をSavant Systemsに売却

General Electricによると

2020年5月27日にGeneral Electric Companyは同社の照明事業をホームオートメーション製品を製造しているSavant Systemsに売却したと発表しています。
Savant Systemsは家庭用の照明、セキュリティ、気候管理、スマートスピーカーを販売・製造している会社で今回の買収によりSavant Systemsは同社はGEブランドの照明製品が販売出来るようになります。
この買収による取引条件は非公開ですがThe Wall Street Journalによると取引価格は約2億5000万ドルと報じています。

General Electricは2018年に商業用照明部門をAmerican Industrial Partnersに売却しており、今回同社はほぼ130年の歴史を持つ祖業の完全な売却を意味し、この取引は金額以上の意味を持っています。

他にもGeneral ElectricはBoeingの737 MAXの生産再開米空軍のB-52爆撃機のエンジン換装プログラムの入札といったNEWSもあり一時5ドル台の歴史的安値を付けたGeneral Electricの株式もやや反発しています。




COVID-19(新型コロナウィルス)の影響も McDonald's Corporation (MCD) 2020年度1Q決算を振り返る

会社概要 McDonald'sは世界規模でファストフード・チェーン「McDonald's」のフランチャイズ及び直営店を運営する企業です。 McDonald'sは主にハンバーガーを始めとする様々な食品、朝食メニュー、サラダ、コーヒーや清涼飲料、デザートな...