2021年1月31日日曜日

ゲーム・クラウド好調 Microsoft Corporation(MSFT) 2021年度2Q決算を振り返る

会社概要


Microsoftはパーソナルコンピューター向けのオペレーティングシステム「Windows」を開発・提供する会社でまた普段仕事などでMicrosoftOfficeを使用されているかたも多いんではないでしょうか?
特にWindowsとOfficeのイメージが強い同社ですか近年はクラウドサービスのAzureや家庭用ゲーム機のXboxや人気ゲームのHALOシリーズ、タブレット・一体型PCのSurfaceシリーズ、検索サービスのBingなどハード、ソフト問わず幅広い製品やITサービス・ソフトウェアを提供しています。
また企業買収も積極的に行っており、近年で有名な企業だけでもスマートフォンや携帯電話を製造していたNokiaのモバイル部門やコミュニケーションツールのSkype、サンドボックスゲームのMinecraftを開発・提供していたMojang、ソフトウェア開発プラットフォームのGitHubを買収しています。

決算内容


2021年度の第2四半期決算(2020年10月~2020年12月)は12月26日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2020 2Q実   36.906B   1.51
2021 2Q実 
   43.076B
   2.03
2021 2Q予
   40.18B
   1.64
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+17%、EPSは+34%それぞれ増加しました。
新型Xboxを発売したことや、クラウドサービスの利用拡大の恩恵を受けています。


セグメント情報


売上高 2Q前年同期比

Productivity and Business Processes

118億ドルから134億ドル +13%

Office製品はCommercialとConsumerで売上高はそれぞれ+11%と+7%でした。
またMicrosoft365のサブスクライバー数が4,750万人に増加したと報告しています。
Dynamics製品は+21%、クラウドのCRMパッケージのDynamics 365が+39%でした。
LinkedInの売上高は+23%でした。


Intelligent Cloud

130億ドルから146億ドル +23%

CloudServiceのAzureの売上高は前年同期比で+50%でした。
Azureの牽引もありServer製品およびCloudServiceの売上高は前年同期比で+26%でした。
Enterprise Servicesの売上高は前年同期比で+5%でした。


More Personal Computing

132億ドルから151億ドル +14%

Windows OEMの売上高は前年同期比で+1%でした。
Windows Commercial productsおよびCloudServiceの売上高は前年同期比で+10%でした。
Surfaceの売上高は前年同期比で+3%でした。
トラフィック獲得コストを除く検索広告収入は+2%でした。
Gamingの売上高は前年同期比で+50%でした、次世代Xboxと前モデルのXboxの低価格プロモーションが貢献しました。
Xboxコンテンツおよびサービスの売上高は前年同期比で+40%でした。
Xboxの全体の販売が伸びたことでゲームソフトの販売も増加した他、Game Passサブスクリプションが寄与しました。


見通し


2021年度第3四半期
  • Productivity and Business Processes 133.5億ドルから136億ドル
  • Intelligent Cloud 147億ドルから149.5億ドル
  • More Personal Computing 123億ドルから127億ドル
  • COGS(売上原価) 131億ドル~133億ドル
  • 営業費用 119~120億ドル

タイミングが予測できない大規模な長期のAzure契約によってAzureの成長率が四半期ごとに変動する可能性を示唆しているものの、引き続きAzureとゲームの好調を見込んでいます。
また2021年度通期は通年で2桁の売上高と営業利益の伸び、そして堅調な営業利益率の拡大を見込んでいます。


株価と指標


2021年1月29日時点で231.96ドルです。


予想PER(コ):28.89倍
実績PER:34.58倍
PSR:11.41倍
PBR:13.44倍
予想配当利回り(コ):0.97%
Microsoftの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


良い決算でした。
特に次世代Xboxの販売でゲーム事業が大きく成長しているのが今四半期では印象的でした、この特需はもう少し続くかなと思いますのでMicrosoftの今後の決算も期待したいですね。

2021年1月28日木曜日

Verizon Communications Inc.(VZ) 2020年度4Q決算を振り返る

会社概要


Verizonは持ち株会社でアメリカの最大手通信プロパイダーです。 同社は子会社を通じて、無線、有線の通信サービスやコンテンツサービスを提供しています。

決算内容


2020年度の第4四半期決算(2020年10月~2020年12月)は1月26日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 4Q実   34.775B   1.13
2020 4Q実 
   34.692B
   1.21
2020 4Q予
   34.43B
   1.17
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高・EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で微減、EPSはやや増加しました。


セグメント情報


売上高 4Q前年同期比

Consumer 

242億ドルから239億ドル -1.2%
  • ワイヤレスサービスの小売Postpaid(後払い)の純増数(純減)は+8万4000件でした。
  • Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数(純減)は+16万3000件でした。
  • 光ファイバーネットワークサービスのFiosInternetの純増数は+9万2000件でした。
  • 有料ビデオ・オンデマンドサービスのFiosVideoは純増数(純減)は-7万2000件でした。

在宅勤務・教育などの継続もありFiosInternetの契約者数が好調でした。
ただCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響で店舗の閉鎖や消費者の行動が制限されたことや厳しい競争環境もありワイヤレスサービスの契約者数の増加は少ない印象です。


Business

81億ドルから81億ドル -0.3%
  • ワイヤレスサービスのRetail Postpaid(小売り後払い)の純増数は34万6000件でした。
  • Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数は11万6000件でした。

官公庁やリモート教育からの恩恵を受けました。


Verizon Media Group

21億ドルから23億ドル +11%

Yahoo!から同事業を買収して以来の前年同期比での成長を達成しました。


見通し


2021年度通期
  • サービスとその他の売上高 2%+
    • ワイヤレスサービス売上高 3%+
  • 調整後Non-GAAP EPS 5.00ドル~5.15ドル
  • 設備投資額は175~185億ドル
  • 23%~25%の実効税率(Non-GAAP)


株価と指標


2021年1月28日時点で55.13ドルです。


予想PER(コ):10.83倍
実績PER:12.47倍
PSR:1.78倍
PBR:3.51倍
予想配当利回り(コ):4.44%
Verizonの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


予想は上回りましたが、コンセンサス予想を下回る低調な加入者数もあり株価は決算発表後やや下落気味です。
Verizon Mediaの業績回復やFiosInternetの強い加入者などポジティブな内容もありますが、ワイヤレスサービスの加入者数鈍化や機器からの収益減少はCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響だけでなく競争環境からの影響も小さくないかどうかはやや気になるところです。

2021年1月25日月曜日

ノートPC向けが好調も Intel Corporation(INTC) 2020年度4Q決算を振り返る

会社概要


インテルはパソコン・サーバー向けに半導体を提供するメーカーです。
他にも、自動車向け衝突防止補助システムのモービルアイの買収を始め、自動運転や5Gなどの様々な分野を強化、参入しています。 特にサーバや家庭用パソコン向けのCPUが主力です。

決算内容


2020年度の第4四半期決算(2020年10月~2020年12月)は1月21日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 4Q実   20.209B   1.52
2020 4Q実 
   19.978B
   1.52
2020 4Q予
   17.5B
   1.1
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高・EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で-1%、EPSはflatでした。
ノートブックPC向け半導体が好調でしたが、データセンター向け半導体が前年同期で減少しました。



セグメント情報


売上高 4Q前年同期比

Client Computing(CGC) 10Billionから10.9Billion +9%

ノートブックPC向け半導体が好調でしたが、教育向けの低価格モデルの需要の増加がASPを押し下げました。


Data Center Group (DCG)  7.2Billionから6.1Billion -7%

5G向けが好調でしたが、厳しい競争環境やマクロ環境・サイクルの影響を受けました。


Internet of Things Group (IOTG) 920millionから777million -16%

COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で需要が減少した影響を受けました。

Mobileye 240millionから333million +39%

EyeQ® SoCの需要の恩恵を受けました。

Non-Volatile Memory Solutions Group (NSG) 1.217millionから1.208million -1%

販売数量は増加しましたが、ASPの減少の影響を受けました。
ただし収益性は改善しており営業利益はプラスになっています。

Programmable Solutions Group (PSG) 505millionから422million -16%

通信セグメントの主要な顧客が5G ASICに移行した影響を受けています。


見通し


2021年度第1四半期の見通し
  • 売上高 175億ドル 前年同期比-12%
  • Operating Margin 30 前年同期比-8PPT
  • EPS 1.10 前年同期比-24%

株価と指標


2021年1月25日時点で56.66ドルです。


予想PER(コ):11.78倍
実績PER:11.47倍
PSR:2.96倍
PBR:2.84倍
予想配当利回り(コ):2.33%
Intelの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


予想を上回る決算でした。
ただ引き続きデータセンター向けの減少が気になるところです。
同社は直近でCEOの交代や他社ファウンドリーの利用について限定的な利用への言及に留まったことで株価はやや乱高下してます。
今後新CEOの下で2023年までの製品の新ロードマップを発表するとのことですので投資はそれを見定めてかなと個人的には思っています。

2021年1月21日木曜日

半導体の設備投資増加の恩恵を受ける ASML Holding(ASML) 2020年度4Q決算を振り返る

会社概要


ASMLHoldingは半導体製造装置メーカーで露光装置と呼ばれる半導体に回路を露光する装置を開発、販売、製造するメーカーです。 同社はDUVリソグラフィー、EUVリソグラフィー、ホリスティックリソグラフィーソリューションを含む3つのカテゴリーの製品を販売しています。

決算内容


2020年度の第4四半期決算(2020年10月~2020年12月)は1月20日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 4Q実   4.52B   3.02
2020 4Q実 
   5.06B
   3.84
2020 4Q予
   4.46B
   3.05
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高はEPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+5.4%、EPSもそれに伴って増加しました。
DUVシステムのアップグレードや増設の恩恵を受けました。


 

2021年には、強力なロジック需要とメモリの継続的な回復により、さらなる成長を見込んでいます。
また2020年に関して年間で1株当たり2.75ユーロの配当総額を宣言する予定です。

引き続きロジックのEnd Userの需要が強いですが、メモリの割合もDRAMの需要回復によって増加しています。


また同四半期に9台のEUVシステムを出荷し、今四半期に8台のEUVシステムを収益として計上しています。
また今四半期に42億ユーロ(EUVシステム11億ユーロ含む)の純予約を受注しています。


セグメント情報


セグメント情報はありません

見通し


2021年度第1四半期
  • 売上高 39億ユーロから41億ユーロ
  • 設置ベースマネジメントの売上高は約9億5,000万ユーロ
  • 売上総利益率は約50%~51%
  • 研究開発費は約6億2000万ユーロ
  • 販売管理費は約1億6,500万ユーロ
  • 約14%また15%の実効年率税率


株価と指標


2021年1月22日時点で570.74ドルです。


予想PER(コ):43.10倍
実績PER:51.28倍
PSR:12.44倍
PBR:12.44倍
予想配当利回り(コ):0.52%
ASMLの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


決算良かったです。
2021年も2桁の成長が見込むとしているなど旺盛な半導体需要の恩恵を受けているといえます。
引き続きCOVID-19(新型コロナウィルス)や中国への輸出規制、EUV装置の製造など課題もあるものの2021年の業績も期待できそうです。



2021年1月19日火曜日

GoogleはFitbitの買収を完了

Google blogによると 

2021年1月14日にGoogleはFitbitの買収が完了したと発表しました。
特にこの取引でFitbitユーザーのヘルス及びウェルネス情報がGoogleに利用されることが懸念されており、またこの合併の規制当局および関係機関の承認の障害になっていました。
ただGoogleはこの買収でFitbitユーザーのヘルス及びウェルネス情報をGoogle広告データに利用しないこと、引き続き他のウェアラブル端末などのAndroid APIを利用可能にすること、Fitbitユーザーがサードパーティのサービスに接続することを引き続き選択出来ることをコミットメントしています。

今回の買収でGoogleの親会社のAlphabet Inc. (GOOG)の業績への寄与や競合のApple Inc. (AAPL)に遅れをとっているスマートウォッチの取り組みの巻き返しを期待したいかなと個人的には思っています。

2021年1月17日日曜日

予想を下回る収益も HUYA Inc. (HUYA) の2020年度3Q決算を振り返る

会社概要


HUYAは2018年5月にニューヨーク証券取引所に上場した中国最大のゲームライブストリーミングプラットフォームです。
日本では同様のサービスとしてはAmazonが買収したTwitchが有名です。
同社はライブ配信大手YYからスピンオフした企業です。
近年e-sportsやゲーム配信の人気の煽りを受けゲームを配信ないし視聴するという文化が根付きつつあります、特に中国はライブストリーミング市場が急成長しておりHUYAはその恩恵を受ける立場になります。 同社の利益は有料会員ならびにゲーム内のアイテム販売、チケット、広告収入などがあります。
また同社は同業のDouYuとの合併を予定しています。

決算内容


2020年度の第3四半期決算(2020年7月~2020年9月)は11月11日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 3Q実   316.898M   0.12
2020 3Q実 
   414.581M
   0.22
2020 3Q予
   435.87B
   0.22
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想を下回りました。
EPSは予想と一致しました。
売上高は前年同期比で+24%でEPSは大きく成長しました。
同社は成長率の低下を、COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で中国で夏休みが短縮された影響を受けたとしています。

ライブストリーミング収入は3Q前年同期比の2,156.1百万人民元から2,657.2百万人民元 +23.2%
広告及びその他収入が3Q前年同期比の109百万人民から157.6百万人民 +44.6%になりました。

モバイルアプリのHuya Liveの月平均アクティブユーザーの指標であるAverage mobile MAUは3Q前年同期比の6,380万から7,400万 +29.1%

HUYAプラットフォーム全体の月平均アクティブユーザーの指標であるAverage MAUは3Q前年同期比の1億4,610万から1億7,300万 +18%

何らかの有料アイテムを1回以上購入または利用した有料ユーザー総数は2Q前年同期比の530万人から600万人+13%

セグメント情報


同社は単一セグメントのため、記載はありません。

見通し


同社は業績の見通しを提供していません。

株価と指標


2021年1月15日時点で21.96ドルです。


予想PER(コ):19.38倍
実績PER:42.72倍
PSR:3.25倍
PBR:3.44倍
予想配当利回り(コ):**.**%
****の現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


やや低調な決算でした。
特にMobile MAUなどの一部指標が前四半期より低下するなど鈍化が気になります。
同社としては夏休み期間の短縮を理由としていますが、今後DouYuとの合併を控えていることをありますし個人的にはやや様子見したいかなと思います。

2021年1月14日木曜日

Intel Corporation(INTC)はCEOの交代を発表

Intelによると

2021年12月13日にIntelは現在のCEOのBob Swan氏が退任しPat Gelsinger氏が就任すると発表しています。
現CEOのBob Swan氏は2021年2月15日まで現在の役割を維持するとしています。

Pat Gelsinger氏は現在VMwareのCEOを務めていますが、同氏が2009年にIntelを去るまで30年間、同社でプロセッサー開発のマネージャーやCOOを務めるIntelにとっては同社を象徴する人物の一人です。

また同社は、本日の発表はインテルの2020年の業績とは無関係で、2020年第4四半期の収益とEPSが、2020年10月22日に提供した事前ガイダンスを上回ると予想しています。

Intelは現在製造プロセスの遅延や歩どまりが問題になっており一部では、半導体製造の一部をほかのファウンドリに委託するなどことを報じられるなど、製品競争力への低下が一部で指摘されています。
CEOが変わることですぐに変わる問題ではないですが、同社の長年半導体開発に携わったGelsinger氏の就任はポジティブなNEWSだと思います。

2021年1月12日火曜日

事業改革進む Walgreens Boots Alliance, Inc. (WBA) 2021年度1Q決算を振り返る

会社概要


Walgreens Boots Allianceは米国を中心としたドラッグストアを中心とするヘルスケアサービスを提供している会社で2014年ウォルグリーンがアライアンスブーツを買収し欧州にも事業を拡大しました。
同社は薬局、ドラッグストア、製薬卸売などの事業を米国を中心に世界中で展開しています。

決算内容


2021年度の第1四半期決算(2020年9月~2020年11月)は1月7日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2020 1Q実   34.339B   1.37
2021 1Q実 
   36.307B
   1.22
2021 1Q予
   34.95B
   1.03
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高・EPS共に予想を上回りました
売上高は前年同期比で+5.7%でしたがEPSは減少しました。
またAllianceHealthcareBusinessをAmerisourceBergenに65億ドルで売却したことや戦略的パートナーシップの強化を発表しています。
更に同社はPrimary Care ClinicsのVillageMDへの投資を加速し、今後4年間で店舗内に最大700のクリニックを開設すると発表しました。


セグメント情報


売上高 1Q前年同期比

Retail Pharmacy USA(小売薬局アメリカ)

売上高 261億ドルから272億ドル +3.9%
調整後営業利益 12億ドルから9億8400万ドル -14.4%

薬局の売上高が前年同期比で̟+5.0と好調でしたが、COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で実店舗でのトラフィックが減少したことや、咳や風邪、インフルエンザ関連からの収益の減少が一部相殺しました。
営業利益は主に薬局の償還圧力とCOVID-19(新型コロナウィルス)の悪影響を受けました。


Retail Pharmacy International(小売薬局インターナショナル)

売上高 27億ドルから26億ドル -8.2%
営業利益 調整後営業利益 7900万ドルから8400万ドル +0.6%

売上高はCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響で減少しましたが、利益面ではBoots.comが好調だったことやコスト削減効果で前年同期比でやや増加しました。


Pharmaceutical Wholesale(医薬品卸売業)

売上高 60億ドルから71億ドル +16.3%
調整後営業利益 2億2,900万ドルから2億4400万ドル +7.4%

為替の影響除くと、前年同期比で売上高成長は+16.3%でした。
ドイツでの合弁事業の貢献などの恩恵を受けました。
調整後営業利益はAmerisourceBergenからの貢献の増加を反映すると+7.4%でした。


見通し


同社は2021年度調整後EPSで一桁台前半の成長を見込んでいます。
また第2四半期は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け低調なことを見込んでいます。


株価と指標


2020年1月9日時点で46.89ドルです。


予想PER(コ):9.30倍
実績PER:78.40倍
PSR:0.28倍
PBR:1.90倍
予想配当利回り(コ):4.13%
Walgreens Boots Allianceの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


良い決算でした、同社はCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響やAmazonの薬局事業への懸念から株価は低調に推移していましたが、決算後株価はやや上昇しています。
第2四半期は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けると予想されていますが、現在同社は様々な企業とのパートナーシップやコスト改革マネジメントプログラムなど改革に積極的に取り組んでおり、こういった取り組みが同社の収益拡大に結びつくことを期待したいですね。

2021年1月9日土曜日

車両販売回復の恩恵を受ける Ford Motor Company (F) 2020年度3Q決算を振り返る

会社概要


Fordはアメリカのビッグ3と呼ばれる自動車メーカーの一角で1903年にヘンリーフォード氏によって設立された自動車メーカーです。
2017年の自動車世界シェア6位のビックメーカーです。
また自動車の大量生産をいち早く実現したメーカーとして有名です。
日本でもFord社のFord及びリンカーンブランドの自動車は販売していましたが、2016年に販売不振を理由に日本市場から撤退してしまいました。

決算内容


2020年度の第3四半期決算(2020年7月~2020年9月)は10月28日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 3Q実   33.931B   0.34
2020 3Q実 
   34.707B
   0.65
2020 3Q予
   32.86B
   0.16
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

北米と中国の好調な自動車販売の恩恵を受けましたが、ヨーロッパ、南米、およびインターナショナルマーケットグループの依然としてCOVID-19(新型コロナウィルス)に関連する影響が一部相殺しました。


セグメント情報


売上高 3Q前年同期比

北米

    売上高 234億ドルから253億ドル +8%
 
    Wholesale Units 639,000台から651,000台 +2%

    EBIT 20億ドルから32億ドル +12.5%

SUVやPickupの販売が好調で平均販売価格が上昇したことや、COVID-19(新型コロナウィルス)関連の費用が減少した恩恵を受けました。


南米

    売上高 10億ドルから6億ドル -39%
 
    Wholesale Units 79,000台から48,000台 -39%

    EBIT -2億ドルから-1億ドル

COVID-19(新型コロナウィルス)の業界全体の圧力で販売数量が減少しました。
またブラジルでフリート販売からの撤退したことも販売数量の減少に繋がっています。


ヨーロッパ

    売上高 63億ドルから57億ドル -10%
 
    Wholesale Units 298,000台から239,000台 -20%

    EBIT -1億ドルから-4億ドル

COVID-19(新型コロナウィルス)の業界全体の圧力で販売数量が減少しました。
また一部車両の製品リコールが利益を押し下げました。


中国

    売上高 9億ドルから10億ドル +15%
 
    Wholesale Units 134,000台から169,000台 +22%

    EBIT -3億ドルから-1億ドル

Newモデルの投入もあり販売台数が増加した恩恵を受けました。


International Markets Group(その他市場)

    売上高 23億ドルから20億ドル --11%
 
    Wholesale Units 93,000台から76,000台 -18%

    EBIT -1億ドルから1億ドル

COVID-19(新型コロナウィルス)の業界全体の圧力で販売数量が減少しました
ただ利益面ではコストの低下、販売価格の上昇もありEBITはプラスになっています。


Mobility


Ford Credit

EBT(税引前利益)は前年同期比7億ドルの11億ドルでした。
オークションの販売および価格からの恩恵を受けました。


見通し


調整後EBIT

    ・Q4  -5~0億ドル
  ・通年 6~11億ドル

主力のF-150を始めとして複数の車種のモデルチェンジで第4四半期に販売台数の減少とコストの増加を予想しています。


株価と指標


2020年1月8日時点で9.00ドルです。


予想PER(コ):8.22倍
実績PER:N/A倍
PSR:0.27倍
PBR:1.06倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Fordの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


良い決算でした。
COVID-19(新型コロナウィルス)の影響は継続していますが、収益性は改善しています。
第4四半期は一部車種のモデルチェンジからの影響を予測していますが、来期は更なる収益性の改善と復配に期待したいところです。



2021年1月4日月曜日

Tesla, Inc. (TSLA)は2020年度4Qの新車販売台数を発表

Teslaによると

2021年1月2日にTeslaは2020年度第4四半期の車両の生産台数及び配送(販売台数)を発表しました。
Teslaによると2020年度Q4に179,757台の車両の生産と180,570台の配送(納車)をしたとのことです。
また、上海でモデルYの生産を開始しており、まもなく納品を開始する予定とのことです。

2020年度第4四半期

 製造配送リース会計の対象 
モデルS / X16,09718,92011% 
モデル3 / Y163,660161,6507% 
合計179,757180,5708%

この結果で同社は2020年に509,737台の車両の生産と499,550台の配送(納車)を達成しました。
これは同社の50万台の納車目標をやや下回るものですが、最終的な数字は多少の変動がある為達成できる可能性も残っています。

Teslaは今年COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で米国の工場を一時停止するなどのトラブルもありましたが、50万台の納車目標を維持していたので今年のTeslaの販売は概ね予想を上回るものだったのかなと個人的には思っています。

2021年1月2日土曜日

Amazon.com, Inc.(AMZN)はPodcastのWonderyを買収と発表

Amazonによると

2020年12月30日にWonderyをAmazonが買収すると発表しました。
この買収でWonderyはAmazonMusicに参加することになりますが、引き続きWonderyPodcastはさまざまなプロバイダーを通じてにアクセスできるとのことです。
取引の詳細条件は公表されていませんが過去に3億ドル以上で評価されているとThe Wall Street Journalが報道しています。
この取引はまだ完了しておらず、現在のリスナーにとって何も変わっていません。
この取引完了には、通常の終了条件が適用されます。

この買収でAmazonMusicはSpotifyやApple Musicとの競争が益々激しくなりそうですね。

Exxon Mobil Corporation (XOM) は2020年度4Qに最大200億ドルの減損を予定

Exxon MobilのSEC Filingによると

資料によると2020年度第3四半期と比べて2020年度第4四半期の利益に与える影響を

Upstream

原油 0億ドルから4億ドル
天然ガス 2億ドルから6億ドル

Downstream

Downstream精製マージン -1億ドルから1億ドル
石油化学製品 -3億ドルから-1億ドル

Chemical

Chemicalのマージン  2億ドルから4億ドル

またUpstreamで180億ドル~200億ドルの減損を予想しています。
2020年度第3四半期の収益(US GAAP)でUpstreamで-4億ドル、Downstream -2億ドル、Chemical 7億ドルなので次の四半期では減損を除けば収益性は改善しているのかなと思います。
Exxon Mobilの2020年度第4四半期決算は2021年2月2日を予定しています。

Blog休止と今後のお知らせ

何故か分からないですが、現在Blogger上のサイドバーが下に表示されており設定を一部変更してみましたが直らないのと、同サイト自体がスマホ用のレイアウトに対応していないことが前々から気になっておりこれを機にサイト移転を計画しています。 多少お時間頂くと思いますが、移転の際には改め...