2019年4月30日火曜日

成長率鈍化がやや気になるAlphabet Inc. (GOOG) 2019年1Q決算を振り返る

企業概要

 アルファベット(GOOG)は持株会社でGoogleの親会社です。 Googleは検索サービスGoogleやAndroid Os、Youtube、クラウドサービスなど様々なITサービスを提供しています。 AlphabetはGoogle以外にもスマートホーム(Nest)、バイオテクノロジー(Verily)、ブロードバンド(Google Fiber)、自動運転(Waymo)など様々な新興企業を保有しています。 また収益の95%以上はGoogleからによるものです。

決算内容

2019年度の第1四半期決算(2019年1月~2019年3月)は4/29日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 1Q実   31.146B    13.33
2019 1Q実 
   36.339B  
    9.50(制裁金除く11.90)
2019 1Q予
 37.33B 
    10.58
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想を下回りました、EPSは予想数字がEUからの制裁金を考慮した数字とそうでない数字が混ざっておりあんまり参考にはならないかなと思います。
前年比で比べると売上高は+17%、EPSは制裁金を除く数字でもマイナス成長ですが、前年同期は3.04ドルの非公開株の利益計上があったのに対し、今期は1.09ドルでしたのでそれを考慮すると制裁金を除いた数字では前年同期のEPSはプラス成長です。

セグメント情報

売上高 (1Q前年同期比)

Google properties revenues(Googleの収入)

21,998百万ドルから25,682百万ドル +17%

Google Network Members' properties revenues(Googleネットワークメンバーの収入)

4,644百万ドルから5,038百万ドル +8%

Google advertising revenues(Google広告収入)上記二つを足したもの

26,642百万ドルから30,720百万ドル +15%

Google other revenues(Googleその他収入)

4,354百万ドルから5,449百万ドル +25%

Google segment revenues (Googleセグメントの収入) Google advertising revenues+Google other revenues

30,996百万ドルから36,169百万ドル +17%

Other Bets revenues(その他収入)

150百万ドルから170百万ドル +13%

営業利益 (1Q前年同期比)

Google operating income(Google営業利益)

8,368百万ドルから9,325百万ドル +11%

Other Bets operating loss(その他営業利益[損失])

-571百万ドルから-868百万ドル

全体として成長が鈍化している印象です
TAC(トラフィック獲得コスト)はモバイル端末の普及とモバイル広告の増加で単価減とクリック増になっていますがクリック数の伸びは前期の66%から低下しているのが気になります。
Alfhabetは広告事業の成長鈍化について主な要因はYouTubeがエンゲージメント広告に占める割合が急増したことだとしています、
またYoutubeやクラウドのGoogle other revenuesも成長していますがやや物足りないように思います。


見通し

業績見通しはありません。

株価と指標

2019年4月29日の時点で1,287.58ドルです。



予想PER(コ):23.50倍
PBR:5.04倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Alphabetの現在の株価と指標
 (コ) コンサンス予想 (会) 会社予想

総評と感想

決算悪かったです、売上高が前年同期の+26%、前期が+22%で今回+17%と伸びが鈍化しています、GDPRの影響やAmazonやFacebook等と広告分野での競争が激しくなっているのが要因かなと思います。
個人的には各種施策を行っていたYoutubeやクラウドが含まれるセグメントの成長が期待したほどではないと思いました。
株価は直近上昇していたことや決算悪かったことで時間外でだいたい-7%で推移しています。
個人的にも目先は売られるかなと思います。

2019年4月27日土曜日

データーセンター向け不振でガイダンス引き下げも Intel Corporation(INTC) 2019年度1Qを振り返る

企業概要

インテルはパソコン向け半導体メーカーでその他にも、昨年自動車向け衝突防止補助システム、モービルアイを買収したりiphoneに通信モデムを提供したり自動運転や5Gをはじめ様々な分野を強化、参入しています。
特にサーバや家庭用パソコン向けのCPUが主力です。

同社のセグメントは家庭用パソコン向け半導体のClient Computing(CGC)
データセンター・サーバー向けの半導体を供給するData Center Group (DCG)
Iotソリューションを提供するInternet of Things Group (IOTG)
SSDやOptaneメモリをサーバーやクライアントPCに提供するNon-Volatile Memory Solutions Group (NSG),
FPGAを提供するProgrammable Solutions Group (PSG)
で構成されています。

決算内容


2019年度の第1四半期決算(2019年1月~2019年3月)は4/25日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 1Q実   16.066B    0.87
2019 1Q実 
  16.061B
    0.89
2019 1Q予
  16.02B
    0.87
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りましたが、前年と比べると売上高はほぼ横ばい、EPSは微増です。
主に今まで成長を牽引していたデーターセンター向けの半導体が急減速しました。

セグメント情報


売上高 (1Q前年同期比)

Client Computing(CGC) 8.2Billionから8.6Billion +4%

企業向けやゲーミングが好調でした、主に低価格帯のプロセッサーの供給に制限があったことでASP(販売価格)は上昇しましたがVolumes(数量)は減少しました。


Data Center Group (DCG) 5.2Billionから4.9Billion -6%

中国からの需要の減衰を要因として挙げています。
クラウド企業からの売上は前年同期比+5%、通信サービスプロバイダの売上は前年同期比で-4%、企業と政府の売上は前年同期比-21%でした。



Internet of Things Group (IOTG) 840millionから910million +8%

売却したWind River社の影響を除くと売上は前年同期比+19%でした。
AIやComputer visionのテクノロジーの恩恵を受けています。

Mobileye 151millionから209million +33%

製品ポートフォリオと顧客ベースの拡大により前年同期比+33%でした。

Non-Volatile Memory Solutions Group (NSG)  1.0 billionから915million -12%

NANDの需要の減少やそれに伴う価格圧力の影響を受けました。

Programmable Solutions Group (PSG) 498millionから486million -2%

ワイヤレスおよび先端ノード向けの製品が好調でしたが、クラウドおよびエンタープライズ分野の不振で前年同期比‐2%でした。



見通し


2019年Q2及び通年の見通し


Q2は売上高が156億ドルで前年同期比-8%、EPSが前年同期比で-14%を予想しています。
価格の下落がNAND型フラッシュメモリ事業の重荷となるほかデーターセンター向けも低調と予想しています。


また通期予想を下方修正しました。
前回の予想数字から売上高が715億ドルから690億ドル、営業利益率が34%から32%、EPSが4.60から4.35と下方修正しました。
中国からの需要が低迷しているほか、NANDの市況環境の悪化、データーセンター向けの在庫の消化に時間がかかると予想しています。


株価と指標


2019年4月26日の時点で52.43ドルです。



予想PER(コ):11.14倍
PBR:3.19倍
予想配当利回り(コ):2.35%
Intelの現在の株価と指標
 (コ) コンサンス予想 (会) 会社予想 



総評と感想


決算悪かったです、もともとあまり強い数字じゃなかった通期見通しの下方修正はネガティブサプライズでした。
今まではどちらかと言えば供給に問題がありましたが需要の方にも問題がありそうです。
10nmプロセスの移行で失敗や直近では5Gスマホ向けモデムからの撤退など個人的には同社のビジネスがあんまり上手くいっていないように思いますがどうでしょうね。
個人的には買いじゃないと思います。

2019年4月26日金曜日

クラウド好調でWindowsライセンス販売も復調のMicrosoft Corporation(MSFT) 2019年度3Q決算を振り返る

企業概要


Microsoftはパーソナルコンピューター向けのオペレーティングシステム「Windows」を開発・提供する会社でまた普段仕事などでMicrosoftOfficeを使用されているかたも多いんではないでしょうか?
特にWindowsとOfficeのイメージが強い同社ですか近年はクラウドサービスのAzureや家庭用ゲーム機のXboxや人気ゲームのHALOシリーズ、タブレット・一体型PCのSurfaceシリーズ、検索サービスのBingなどハード、ソフト問わず幅広い製品やITサービス・ソフトウェアを提供しています。
また企業買収も積極的に行っており、近年で有名な企業だけでもスマートフォンや携帯電話を製造していたNokiaのモバイル部門やコミュニケーションツールのSkype、サンドボックスゲームのMinecraftを開発・提供していたMojang、ソフトウェア開発プラットフォームのGitHubを買収しています。

同社のセグメントは

OfficeやSkype、Outlook、OnDrive等のビジネスやオフィス向けの製品やサービスを提供する
Productivity and Business Processes(生産性とビジネスプロセス)

クラウド プラットフォームのAzureやSQL Server、Windows Server、Visual Studio、System Center等のサーバー向けの製品やサービスを提供するIntelligent Cloud(インテリジェントクラウド)

WindowsOSのライセンスやそれらをSurfaceなどの搭載した製品、XboxやXbox Liveなどのゲーム機やサービス、ゲームソフトウェア、検索サービスのBingなどから構成される More Personal Computing(その他パーソナルコンピューティング)
になります。

決算内容


2019年度の第3四半期決算(2019年1月~2019年3月)は4/24日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 3Q実   26.819B    0.95
2019 3Q実 
  30.571B
    1.14
2019 3Q予
  29.84B
    1
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高が前年同期比+14%、EPSは前年同期比で+20%でした。
クラウド分野が引き続き好調に推移したほかマイクロソフトのビジネス全般が好調だったと言えます。

セグメント情報


売上高
(2Q前年同期比)

Productivity and Business Processes

90億ドルから102億ドル +14%



Office製品群が好調だったほか、CRMパッケージのDynamics 365が売上高が前年同期比+43%と高い成長を維持しています。
LinkedInも売上高が前年同期比+27%と好調に推移しています。

Intelligent Cloud

79億ドルから97億ドル +22%
Azureが前年同期比で+73%と高い成長率を維持しているほかWindows ServerおよびSQL Server 2008のサポート終了に伴う駆け込み需要もありました。




More Personal Computing

99億ドルから107億ドル +8%

Windowsのライセンス販売が前期の-5%から+9%と復調しました。
プロセッサの供給の制約が緩和されたことを要因として挙げています。
Windowsコマーシャル製品およびクラウドサービスの収益は+18%でした。
Surfaceは+21%でした。
Gamingは+5%でした。
XboxのゲームパスやXbox LiveGoldの加入者数が順調に推移しましたが、Xboxのゲーム機は不調でした。



見通し


Microsoftは第4四半期の売上高を322~329億ドルと予想しています。
引き続きややドル高の影響を受けます。


株価と指標


2019年4月26日の時点で129.15ドルです。



予想PER(コ):25.83倍
PBR:10.44倍
予想配当利回り(コ):1.56%
Microsoftの現在の株価と指標
 (コ) コンサンス予想 (会) 会社予想 

総評と感想


決算良かったです、クラウドを始めほぼ全ての事業が順調でした、株価はだいぶ上昇しており割安感はないかなと思いますがまだ投資妙味はあるかなと個人的には考えます。

2019年4月24日水曜日

EPSは予想を上回りガイダンスの上方修正も懸念が残るVerizon Communications Inc.(VZ) 2019年1Q決算を振り返る

企業概要


ベライゾンは持ち株会社でアメリカの最大手通信プロパイダーです。 同社は子会社を通じて、無線、有線の通信サービスやコンテンツサービスを提供しています。

決算内容


2019年度の第1四半期決算(2019年1月~2019年3月)は4/23日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 1Q実   31.772B    1.17
2019 1Q実 
  32.128B
    1.2
2019 1Q予
  32.15B
    1.17
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想とほぼ横ばいでEPSはやや予想を上回りました。
主にワイヤレス部門の収益が堅調でした。

セグメント情報


Wireline(有線部門)は前年同期比で-3.9%でした。
光ファイバーネットワークサービスのFiosインターネットネットが5万2000件の加入者増でした。
有料ビデオ・オンデマンドサービスのFios Videoは5万3000人の加入者減でした。
同セグメントではFiosインターネット以外は引き続き厳しい競争に晒されています。
またVerizonはYouTube TVをFiosの顧客に提供するとも発表しておりストリーミングサービスの競争が激しくなっていることも踏まえてFios Videoの顧客は今後も減少し続けると思います。


Wireless(無線部門)は前年同期比で+3.7%でした。
サービス収益が+4.4%と好調でした、主に18年Q4でのユーザー増加や顧客の上位プランへのアップグレード、1アカウントあたりの接続数の増加がありました。
無線通信サービスのPostpaid(後払い)の純増数は6万1000件でした、これは4万4000件の携帯電話と15万6000件のタブレットの純減、ウェアラブル製品とその他接続機器の26万1000台純増によるものです。後払いスマートフォンの純増数は17万4000件でした。


Verizon Mediaは前年比-7.2%でした。
デスクトップ広告の減少が主な要因です。
プラットフォームの統合やシナジー、スーパーチャンネルにフォーカスするとしていますがどうでしょうかね。


見通し


同社は2019年の調整後EPSを「1桁台前半の成長率」と従来の前年とほぼ同等のEPSからガイダンスを引き上げました。

2019年の通期見通し 

  • 売上高一桁前半の成長率(GAAPベース) 
  • 調整後EPS一桁台前半の成長率  従来(前年とほぼ同等のEPS) 
  • 設備投資額は170~180億ドル(2018年の設備投資額は167億ドル)

株価と指標


2019年4月24日時点57.15でドルです。



予想PER(コ):11.93倍
PBR:4.44倍
予想配当利回り(コ):4.08%
Verizonの現在の株価と指標
 (コ) コンサンス予想 (会) 会社予想 

総評と感想


EPSは予想を上回っており、ガイダンスも引き上げられたので悪くない決算だったとは思いますがメディア事業の不振や純増数の増加が鈍化してるのが気がかりです。
特に無線通信サービスのPostpaid(後払い)の加入者数に失望する声がちらほらありました、株価も今月5Gサービスを開始して注目を集めていたこともあり決算後売られています、
Verizonもプロモーション活動を3月まで控えてたとしており今後の決算では加入者数が再び増えるか注目でしょうか。
中長期的にはVerizonは今月5Gサービスを開始するなど5G分野では競合他社をリードしており個人的に期待しているので株価が安くなればどこかで投資しようかなと思っています。

2019年4月19日金曜日

メモリ市況の悪化の影響は受けるがロジック部門が好調 ASML Holding(ASML) 2019年度1Qを振り返る

企業概要


ASMLHoldingは半導体製造装置メーカーで露光装置と呼ばれる半導体に回路を露光する装置を開発、販売、製造するメーカーです。 同社はDUVリソグラフィー、EUVリソグラフィー、ホリスティックリソグラフィーソリューションを含む3つのカテゴリーの製品を販売しています。

決算内容


2019年度の第1四半期決算(2019年1月~2019年3月)は4/17日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 1Q実   2.81B    1.55
2019 1Q実 
  2.53B
    0.99
2019 1Q予
  2.53B
    0.77
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想と一致、EPSは予想を上回りました。
前年同期比で減収減益になっているのはサプライヤーの1社の火災の影響や主にメモリ市況の悪化の影響です。
また売上総利益率は41.6パーセントと前期の44.3から低下しました。

売上比率をみてみるとLogic比率が60%、Memoryが40%で前期と同じ割合ですが、2018年はメモリ市況が活況だったこともありMemoryが50%の比率を超えてた期間が長かったので引き続きMemory市況は厳しいとも言えます。
また同社はメモリ分野からの需要は昨年に比べて20%減少すると予測していますが、長期的にはにメモリ市場に参入する中国の企業から需要を見込んでいます。
ロジック事業は半導体のプロセス更新などの恩恵を受けDUVとEUVの大幅な需要に牽引され昨年比で約50%増加すると予想しています。




また2018年から2019年の期間内に最大25億ユーロの株式の買戻しプログラムを進めており2019年3月31日までに12億ユーロの株式を買い戻しています。

セグメント情報


セグメント情報はありません

見通し


2019年Q2の見通し

•2019年第2四半期の純売上高は25億~26億ユーロ
  約6億ユーロのEUVシステム収入を含む
•売上総利益率は41〜42%
•研究開発費は約4億8,500万ユーロ
•販売管理費は約1億2,500万ユーロ
•約11%の実効税率



株価と指標


2019年4月18日の205.91時点でドルです



予想PER(コ):20.93倍
PBR:6.72倍
予想配当利回り(コ):0.91%
ASML Holdingの現在の株価と指標
 (コ) コンサンス予想 (会) 会社予想


総評と感想


ポジティブサプライズと呼べるものはなかったですが、決算内容は悪くなかったと思います。
Logic分野は半導体プロセスの技術移行等の恩恵を受けれそうです、メモリ分野の方はまだ底が見えたとは言えないですが半導体市況が上向けば必然的に需要が高まってくると思うので中長期的には個人的にはそこまで悲観してないですし投資してみてもいいかなとも思っています。




2019年4月16日火曜日

Nokia Corporation (NOK)はGoldman Sachsの格下げで5%下落

CNBCによると
Goldman SachsがNokiaの格付けをNeutralからSellに株価目標を6.40ドルから5.50ドルに引き下げました。
ライバルのEricssonやSamsungとの競争が激化やネットワーク事業からの収益の減少や特許部門の成長鈍化などを指摘しています。

格下げを懸念して15日の相場では5%下落しました。
PFの一角で下落したのは残念ですが個人的にな5GやNokiaの5Gに対する役割や期待に変化はないので保有は続けるつもりです。



2019年4月14日日曜日

自動運転や自動車の電装化の恩恵を受けるAptiv PLC (APTV)

会社概要


Aptiv PLCは元々GMの自動車部品の開発メーカーで1999年に分社化されています。
元々はDelphi Corporationという社名でしたがガソリンエンンジン等のパワートレインとアフターマーケット事業をDelphi Technologiesとして2017年に分社化しておりその後、現在の社名に変更しています。
Aptiv PLCは自動車の電装化部品の設計・開発・製造や自動車の制御やインフォーメーション、安全装置や運転支援システムの提供など自動車を支えるソフトウェアやハードウェアの両方を開発・提供しています。

セグメント情報


Signal and Power Solutions

自動車の電装品や電子部品、配線ケーブル、EV、HVの電気システムなど、自動車の電気システムやバックボーンを構成するコンポーネントとシステムを提供しています。
特に近年自動車のEV・HV化が急速に進むなど自動車の電装化が進んでおり同セグメントはその恩恵を受けています。

Advanced Safety and User Experience

車体制御やインフォテインメントおよびコネクティビティシステム、運転支援システムなどの自動車のソフトウェアを提供しています。
自動車の車体制御の高度化や運転支援システムの普及等、自動車におけるソフトウェアの役割の拡大の恩恵を受けています。
またIntelに買収されたMobile eyeと自動運転・運転支援システムの開発で提携しています。

業績推移






(コ) コンサンス予想

売上高は順調に推移していますが、利益の面ではガソリンエンンジン等のパワートレインとアフターマーケット事業を2017年にDelphi Technologies NYSE: DLPHとしてスピンオフしたほかいくつかの買収と売却を行っておりそれらの影響を受けています。

株価と指標


2019/4/12の時点で90.79ドルです。



予想PER(コ):15.01倍
PBR:6.82倍
予想配当利回り(会):1.06%
Aptiv PLCの現在の株価と指標

(コ) コンサンス予想
(会) 会社予想

投資判断とリスク


近年の自動車のEV、HV化や自動運転などの自動車におけるソフトウェアの役割拡大の恩恵を受けていますが、反面直近自動車の生産台数鈍化する傾向が世界的にみられその影響も受けています。
同社は自動車の生産台数が減少しても役割が拡大することで引き続き成長できるとしていますが自動車業界の景況感は投資する上で気にしておく必要があるでしょう。
自動運転銘柄としてはNvidia NASDAQ:NVDAやIntel NASDAQ:INTCなどもありますがセグメント比率的には小さいので純粋に自動運転に投資するのであれば個人的には同社がいいかなと思います。

2019年4月9日火曜日

General Electric Company (GE)はJPMorganの格下げで株価大幅下落

昨晩JP MorganのSteve Tusa氏がGEの格付けをNeutralからUnderweightにDowngradeしました、また目標株価は6ドルから5ドルに引き下げています。
Tusa氏によると市場はGEの課題と潜在的なリスクの深刻さを過小評価している一方で、小規模なポジティブの価値を過大評価しているとのことです。
またGE キャピタルは多額の現金を消費する可能性があり、電力事業は弱く、好調な航空部門のファンダメンタルズは見た目より弱いと述べています。

実際、2018Q4の決算電話会談でも電力部門は引き続き見通しが不透明なままです。
好調なのは航空部門だけなのでもしここに陰りが出るのであれば5ドルとは行かないまでも1桁後半くらいの株価まで下落する可能性かも知れないと個人的にも思っています。

また同日、GEはデンマークのLM Wind Powerを2年前に買収した際不適切な情報を提供したとして欧州委員会に5200万ドルの制裁金を科されています。

ただしGEはHealthcare部門の分離上場を予定しており仮にもし5ドルになるのならばその後かなとも思っています。

GEは2019/4/9時点で9.49ドルで取引されています。


日本からだとSAXO BANKやGMOクリック証券のCFDを使えばショート出来ますね、もしJPMorganを信じるならさてどうでしょう。

2019年4月4日木曜日

小売り薬局事業が全体的に逆風 Walgreens Boots Alliance, Inc. (WBA) 2019年度2Q決算を振り返る

企業概要


ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは米国を中心としたドラッグストアを中心とするヘルスケアサービスを提供している会社で2014年ウォルグリーンがアライアンスブーツを買収し欧州にも事業を拡大しました。
同社のセグメントは以下の三つになります。

小売り薬局(米国)
米国のWalgreensおよびDuane Reaseブランドのドラッグストアや介護サービス、専門薬局を運営しています。
また昨年競合のRite aid社から店舗1900店を買収しています。

小売り薬局(国際)
Bootsブランド中心にイギリス、メキシコ、チリ、タイ、ノルウェー、アイルランド共和国、オランダ、リトアニアの合計8ヵ国で薬局中心の小売店を運営しています。
また独自のブランド商品やWebやモバイルサービスを通じた販売等も行っています。

製薬卸売
アライアンスヘルスケアブランドを中心に特殊医薬品、ジェネリック医薬品、健康および美容製品、在宅医療用品および器具等の卸売りおよび薬局およびその他ヘルスケアサービスを提供しています。


決算内容


2019年度の第2四半期決算(2018年12月~2019年2月)は4/2日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 2Q実  33.021B    1.73
2019 2Q実
  34.528B
    1.64
2019 2Q予
  34.62B
    1.74
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPSともに予想を下回りました。

セグメント情報


(2Q前年同期比)

Retail Pharmacy USA(小売薬局アメリカ)

売上高 263億ドル(前年同期比+7.3%)
調整後営業利益 15億ドル(前年同期比-11.9%)

調剤件数は増加しましたがジェネリック医薬品を始めとする薬品の価格低下、前年好調だった風、咳、インフルエンザ薬の反動やたばこの売り上げが期待外れだったこともあり営業利益は2桁のマイナスになりました。

Retail Pharmacy International(小売薬局インターナショナル)

売上高 31億ドル(前年同期比-7.1%)
営業利益 調整後営業利益 2億5,600万ドル(前年同期比-6.8%)

売上高は主に為替の悪影響が-5.9%ありそれを除くと-1.2%です、主にイギリスのBoots UKの-1.3%の減少による影響を受けています。
調整後営業利益は為替の影響を除くと-2.1%、Boots UKの-3.1%の減少を主に反映しています。
イギリスの事業環境は引き続き悪いですが当四半期では市場シェアは保持出来たとのことです。

Pharmaceutical Wholesale(医薬品卸売業)

売上高 57億ドル(前年同期比-0.3%)
調整後営業利益 2億2,500万ドル(前年同期比-3.3%)

為替による悪影響が-9.4%ありましたのでそれを除くと売上高は+9.1%でした。
主に新興市場と英国の成長を反映しています。
調整後営業利益も為替の影響除くと+3%でした
売上高の伸びと販管費の改善の効果がありました。

見通し


  • 2019年度の調整後EPSはほぼ横ばい(前回予想+7~12%)(為替レートの影響除く)
  • 今後2022年間で15億ドルを超えるコスト削減(前回は10億ドルのコスト削減)
  • 1株当たり0.04ドルの為替レートによるリスク
  • 2020年度は調整後EPSは一桁半ばから上位(為替レートの影響除く)

株価と指標


2019年4月3日時点で54.84ドルです。



予想PER(コ):7.90倍
PBR:2.03倍
予想配当利回り(コ):3.18%

 (コ) コンサンス予想 (会) 会社予想

総評と感想


コンサンス予想PERが今回の決算をまだ織り込んでないので予想PERは実質10倍位だと思います。
まず決算悪かったです、特に2019年度のガイダンスの悪化や小売薬局の事業環境を懸念して株価が大きく下落していました。
もともとある程度、今回の決算は期待できないだろうと予想されていましたが、今回事業の大半を占めるアメリカの小売り薬局の事業環境は予想を超えて悪かったと思います。
反面ずっと厳しい事業環境だったBoots社は今回そこまで悪くなかったかなと思います。
同社は賞与の削減やデジタル化の推進、低業績の店舗の統合、Kroger、Birchbox、Sprint等のパートナシップの推進などを進めています。
決算悪く今後数四半期は苦戦が続きそうですが、ただ個人的にはバリューエーションも魅力的ですし経営陣の取り組みや認識もしっかりしてると思ったので少し投資してみようかなとも思ったりしていますが決算悪かったので当面は売られるでしょうね。

Gamingが回復 NVIDIA Corporation(NVDA) 2020年度2Q決算を振り返る

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