2019年1月19日土曜日

OSからクラウド・SaaSへMicrosoft Corporation(MSFT)

会社概要


Microsoftはパーソナルコンピューター向けのオペレーティングシステム「Windows」を始め、世界中でソフトウェア、サービス、デバイス、ソリューションの開発、ライセンス、サポートを行っています。
またMicrosoftのOfficeを始めMicrosoft TeamsやOutlookなど多くのビジネス向けソリューションで高いシェアを誇っています。
WindowsとOfficeのイメージが強い同社ですか、近年はクラウドサービスのAzureや家庭用ゲーム機のXboxや人気ゲームのHALOシリーズ、タブレット・一体型PCのSurfaceシリーズ、検索サービスのBingやビジネス向けSNS LinkdIn、ハード、ソフト問わず幅広い製品やITサービス・ソフトウェアを提供しています。
現在投資家からは現在同社が提供しているクラウドサービスのMicrosoft Azureや Microsoft365(旧Office365)やDynamics365などのクラウドサービスの拡大に注目が集まっています。
また新興ITスタートアップ企業を中心に積極的にM&Aも行っています。

セグメント情報


同社の主要セグメントは以下の3つになります。

Productivity and Business Processes(生産性とビジネスプロセス)

Office、Exchange、SharePoint、Microsoft Teams、Office 365 Security and Compliance、Skype for Business、およびこれらに関連するCAL(クライアントアクセスライセンス)、Skype、Outlook.com、OneDrive、LinkedIn、そして組織や企業部門向けのクラウドベースおよびオンプレミスのビジネスソリューションであるDynamics 365を提供しているProductivity and Business Processes。

Intelligent Cloud(インテリジェントクラウド)

Intelligent Cloudではクラウド プラットフォームのAzureやSQL Server、Windows Server、Visual Studio、System Center等のクラウドサーバーやサーバー、プログラム開発者向けののコラボレーションツールGitHubを提供しています。

Personal Computing(パーソナルコンピューティング)

Personal ComputingはWindowsOSのライセンス販売、ノートPCや2in1、タブレットPCを初めとするSurfaceブランドのITハードウェア、XboxやXbox Liveなどのゲーム機やゲーム機に付帯するサービス、ゲームソフトウェア、検索サービスのBingなどから構成されています。

業績推移




売上高・営業利益・純利益共に右肩上がりの優良企業ですね。
特に決算2021年度はCOVID-19(新型コロナウィルス)のパンデミックによる企業の在宅勤務増加からのコラボレーションツールやクラウド事業が恩恵を受けました。
売上高は2018年度に1000億ドルを超えており2019年度でさらに100億ドル以上増加しているのはなかなか驚異的ですね。
また配当は毎年増配していますが、EPS成長を考えると今後も増配は続けれそうに思います。


株価と指標


2020年6月21日の時点で195.15ドルです。


予想PER(コ):37.19倍
実績PER:29.76倍
PBR:15.85倍
予想配当利回り(コ):0.83%

(コ) コンセンサス予想

投資判断とリスク


同社はPC向けOSのWindowsが有名ですが、近年はクラウド事業やビジネス向けのSaaSなど事業領域を拡大をしています。
今後もWindows11の発売などのイベントを控えており、収益への貢献も期待したいところです。
同社は安定的かつ時代の潮流を捉えた企業だと個人的には思っていますが、過去にはスマートフォンOS及びハードウェアのWindows Mobile事業やタッチパネル操作に対応したPC向けOSのWindows8など小さくない失敗もしていますね。

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