2020年6月3日水曜日

記録的な売上高成長 Zoom Video Communications, Inc. (ZM) 2021年度1Q決算を振り返る

会社概要


Zoom Video Communicationsは会議室システム間でビデオ会議、音声、ウェビナー、チャットを提供しています。 同社のサービスはWeb会議システムのMeetingsやライブ配信やバーチャルイベントを行えるVideo Webinar、テレビ会議システムのZoom Room、チャットシステムのBusiness IM、電話サービスのZoom Phoneを提供しています。 同社はほぼ全てのサービスをサブスクリプション・モデルで提供するSaaS企業です。

決算内容


2021年度の第1四半期決算(2020年2月~2020年4月)は5月28日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2020 1Q実   121.988M   0.03
2021 1Q実 
   328.167M
   0.2
2021 1Q予
   202.04M
   0.09
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高成長は前年同期比で+169%でした。
純利益は前年同期の890万ドルに対し、5830万ドルでした。
それにともなってEPSも大幅に増加しています。


従業員10人以上の顧客数は約265,400人で、前年同期から約+354%した。
年間売上高が10万ドルを超えた顧客は769社で、前年同期比で約+90%でした。


COVID-19(新型コロナウィルス)の影響で世界中でWeb会議のニーズが高まった恩恵を受けました。

セグメント情報


同社は単一セグメントのため記載はありません。

見通し


2021年度第2四半期
  • 売上高 495~500million
  • 営業利益(Non-GAAP) 130~135million
  • 加重平均株式数 299million
  • Non-GAAP EPS 0.44~0.46ドル

2021年度通期
  • 売上高 1,775~1,800million
  • 営業利益(Non-GAAP) 355~380million
  • 加重平均株式数 300million
  • Non-GAAP EPS 1.21~1.29


株価と指標


2020年6月2日の時点で208.08ドルです。


予想PER(コ):2270倍
実績PER:476.19倍
PBR:69.02倍
予想配当利回り(コ):N/A

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


決算良かったです。
今回の決算は前年同期比で倍以上の売上高など信じられない業績を達成しています。
同社のWeb会議システムはデファクトスタンダードになっていると言っても言い過ぎではないかも知れません。
株価も直近では高値更新していますがこれだけの数字を出してきた以上まだ投資妙味もあると個人的に思います。

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