2020年1月24日金曜日

EUVシステムの拡大から恩恵を受ける ASML Holding(ASML) 2019年度4Qを振り返る

会社概要


ASMLHoldingは半導体製造装置メーカーで露光装置と呼ばれる半導体に回路を露光する装置を開発、販売、製造するメーカーです。
同社はDUVリソグラフィー、EUVリソグラフィー、ホリスティックリソグラフィーソリューションを含む3つのカテゴリーの製品を販売しています。

決算内容


2019年度の第4四半期決算(2019年10月~2019年12月)は1月22日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2018 4Q実   3.793B   2.13
2019 4Q実 
  4.52B
   3.02
2019 4Q予
  4.19B
   2.67
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

Q4前年同期比で売上高は+28.4%成長でEPSも大きく増加しました。
また2020~2022年にかけて最大60億ユーロの自己株式取得プログラムを発表した他、2019年度の1株当たり14%の増配となる2.40ユーロ(期末配当は1.35ユーロ)の提案をしました。


通期


End UserではLogicの割合の拡大が続いており、Logicビジネスは継続的に強いです。
8台のEUVシステムの出荷が今四半期であったほか9台のEUVの注文を受注しています。
また今四半期ではArF液浸露光システムが31の出荷と大きく増加しました。

引き続きLogicの好調でMemoryが低調な状態は続いていますが、Memory市場の一部のチャネルで需要回復の兆しが見られ、メモリチップ価格の改善などポジディブな兆しも見えるとのことです。


セグメント情報


セグメント情報はありません

見通し


2020年Q1の見通し

  • 2020年第1四半期の純売上高約31~33億ユーロ
    • 予定している8つのEUVシステムの売上高が約9億5000万ユーロ
    • インストールベース管理売上高約8億5000万ユーロ
  • 売上総利益46%~47%
  • 研究開発コスト約5億5千万ユーロ
  • 販売管理コスト約1億4000万ユーロ
  • 2020年の推定年間実効税率約13%


2020年度通期では、主にEUVとInstalled Base businessに牽引されて、売上と収益性が2桁成長すると予想しています。
EUV露光装置は2020年度の出荷台数目標35台の計画を据え置いており、2021年度には45〜50台の生産を可能にするためサイクルタイムの削減に取り組んでいるとしています。

株価と指標



予想PER(コ):25.7倍
PBR:9.61倍
予想配当利回り(コ):0.79%
ASML Holdingの現在の株価と指標

 (コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想

総評と感想


半導体市況の回復とそれに伴って設備投資の回復や半導体プロセスの微細化によるEUV露光装置の需要拡大に期待できそうです。
基本的にはいい決算だったと思いますが、2020年度Q1の見通しは良くも悪くも無難ですね、過去1年同社株は上昇しつづけていた為決算後やや出尽くし売りが出ているというところかなと個人的には思っています。

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