会社概要
ズオラは世界中で16拠点900社以上の顧客を持ち、サブスクリプション型ビジネスの決済や管理、売上計上、分析等といった機能をクラウド型のソフトウェアを通じて提供するSaaS企業です。
同社の「ズオラ・セントラル」は見積、請求、回収、分析、収益認識までの販売管理プロセスをシングル・プラットフォームで提供します。
決算内容
2020年度の第3四半期決算(2019年8月~2019年10月)は12月6日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2019 3Q実 | 61.637M | -0.10 |
2020 3Q実 |
71.822M
| -0.06 |
2020 3Q予 |
70.4M
| -0.12 |
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。 売上高は前年比+17%、サブスクリプション収益は前年同期比で25%増加しました。 年間契約額(ACV)が100,000ドル以上の顧客は、588の顧客で前年同期比で+16%でした。
注目すべき最近のゴーライブには、Johnson Controls、Fiat Chrysler Automobiles、Stanley Black and Deckerなどがあります。
また顧客の半数以上が非デクノロジーセクターによるものとTien Tzuo CEOは述べています。
またソフトウェア統合に問題を抱えていた、収益管理ソフトのREVPROと請求業務ソフトBILLING統合は現在完了しており、顧客への実装を開始しています。
セグメント情報
同社は単一セグメントのため記載はありません
見通し
2020年度第4四半期
売上高 71.0~72.5百万ドル
サブスクリプション収入 54.0~55.0百万ドル
営業損失(Non-GAAP) -10.0~11.0百万ドル
EPS -0.09~-0.11ドル
2020年度通期
売上高 276.7~278.2百万ドル (従来予想 273.5~278.0百万ドル)
サブスクリプション収入 206.0~207.0百万ドル (従来予想 202.5~207.0百万ドル)
営業損失(Non-GAAP) -39.8~-40.8百万ドル (従来予想 -40.8~-42百万ドル)
EPS -0.40~-0.38ドル (従来予想 -0.44~-0.40ドル)
株価と指標
2019年12月5日時点で15.10ドルです。
予想PER(コ):N/A倍
PBR:9.84倍
予想配当利回り(会):N/A%
Zouraの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
(会) 会社予想
総評と感想
決算自体は予想を上回りました、また通期見通しも実態に合わせてやや上方修正されていますが、決算発表後時間外では約-2%程度株価は下落しています。
個人的にも2020年度Q4の売上高見通しが今四半期からほぼ横ばいを予想しており成長性に疑問を抱かざる得ないですし、まだ利益が出ていないことも気になりますね。
ただ今年、問題となっていたソフトウェアの統合が完了したことや過去に低迷の要因として挙げられていたセールスマンの質の改善も進めばまたどうかなとも思いますが。
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