2019年5月14日火曜日

決算は予想を上回るもののマクロ環境に厳しさもAptiv PLC (APTV)2019年度1Qを振り返る

企業概要

Aptiv PLCは元々GMの自動車部品の開発メーカーで1999年に分社化されています。
元々はDelphi Corporationという社名でしたがガソリンエンンジン等のパワートレインとアフターマーケット事業をDelphi Technologiesとして2017年に分社化しておりその後、現在の社名に変更しています。
Aptiv PLCは自動車の電装化部品の設計・開発・製造や自動車の制御やインフォーメーション、安全装置や運転支援システムの提供など自動車を支えるソフトウェアやハードウェアの両方を開発・提供しています。

決算内容

2019年度の第1四半期決算(2019年1月~2019年3月)は5/2日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 1Q実   3.63M    1.29
2019 1Q実 
  3.575M
    1.05
2019 1Q予
  3.47M
    1.01
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回る決算でした。
厳しい市場環境や為替・関税の影響もあり売上高・EPS共に前年を下回る結果でしたが、為替・コモディティ・売却の影響を考慮すると売上高は前年同期比で+4%との説明です。
EPSではこのほかに債務借換えに関連して支払利息が増加するなどの要因がありました。
北米やヨーロッパでは好調でしたが中国では自動車の生産台数が予想を下回るなど要因があり大きくマイナスになりました。




セグメント情報

(1Q前年同期比) 

Signal and Power Solutions


売上高

2617百万ドルから2562百万ドル -2%

調整後営業利益

351百万ドルから283百万ドル -19%

北米での新規プログラムの立ち上げや商用車および産業用のエンドマーケットでの成長、高電圧電化製品の拡大などもあり市場では7%の成長でしたが、FXやコモディティ、関税
、中国での販売量の減少もあり前年比で売上高、営業利益、EPSは減少しています。


Advanced Safety and User Experience


売上高

1032百万ドルから1023百万ドル -1%

調整後営業利益

76百万ドルから62百万ドル -18%

販売数量の増加や自動車の安全装置が好調で市場では12%の成長でしたが為替の影響他、モビリティへの投資増加等もあり前年比で売上高、営業利益、EPSは減少しています。


全体的に世界的な自動車生産の軟調化ならびに為替およびコモディティから逆風を受けています。

見通し

2019Q2及び通年の見通し

自動車生産減少や為替の影響、関税による影響を考慮してガイダンスが引き下げられました。


株価と指標

2019年5月13日の時点で73.31ドルです。



予想PER(コ):12.53倍
PBR:5.53倍
予想配当利回り(コ):1.14%
Aptiv PLCの現在の株価と指標
 (コ) コンサンス予想 (会) 会社予想

総評と感想

決算自体はよかったですが見通しの引き下げや米中貿易摩擦の激化、厳しいマクロ環境もあり株価下落しています、個人的にも同社の自動車の電動化や安全装置・自動運転での需要拡大には期待していますが、短期的にみるとやはりマクロ環境の悪化によるリスクも小さくないと思います。

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