2019年2月11日月曜日

メディア事業の減損もVerizon Communications Inc.(VZ) 2018年4Q決算を振り返る

会社概要


ベライゾンは持ち株会社でアメリカの最大手通信プロパイダーです。
同社は子会社を通じて、無線、有線の通信サービスやコンテンツサービスを提供しています。

決算内容


18年10~12月期の2018年第4四半期決算(4Q)は1/29日に発表されました。


  売上高      EPS
2017 4Q実   33.955B     0.86
2018 4Q実
  34.281B
    1.12
2018 4Q予
 34.39B
    1.09
(ドル) M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想を下回りましたが、EPSは予想を上回りました。
ただOath(現在はVerizon Media Groupに名称を変更)の約46億ドルの減損があり、それらの一時要因を含んだEPSは0.47ドルでした。

通期及び4Q



セグメント情報


(売上高)
(4Q前年同期比)

Wireline(有線部門)は会計基準の変更を除いて前年比-3.5%でした。
この部門はVoIP、ケーブルテレビとの競争やNetflixやAmazon PrimeVideoなどの安価のストリーミングサービスとの競争に引き続き晒されています。
Fiosビデオは4万6000件の加入者減でした。
光ファイバーのFiosインターネットは高速通信サービスへの需要や5万4000件の加入者増もあり前年同期比+2.9%増でした。


Wireless(無線部門)は会計基準の変更を除いて前年比+2.1%でした。
携帯事業が65万3000件の純増(ポストペイドを除く)と順調でした。


減損を発表したVerizon Mediaは前年比-5.8%でした。
Verizonの米ヤフーのメディア事業買収は完全に失敗と言わざる得ないです。


見通し


2019年の通期見通し

  • 売上高一桁前半の成長率(GAAPベース)
  • 前年とほぼ同等のEPS
  • 設備投資額は170~180億ドル(2018年の設備投資額は167億ドル)

株価と指標


2019年2月8日時点で53.95ドルです。


予想PER(コ):11.29倍
PBR:4.19倍
予想配当利回り(コ):4.47%
Verizonの現在の株価と指標 
 (コ) コンサンス予想 (会) 会社予想

総評と感想


主力の携帯キャリア事業は堅調ですが、その他は...といった印象です。
とくにMedia事業の不振は通信だけでなくコンテンツの提供拡大を目指すVerizonにとっては痛手でしょう。
今回の決算の印象はあんまりよくないですが、ただ配当利回りが高く安定したバリュー株なので安くなれば投資してみてもいいかなと思いました。

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