2021年2月16日火曜日

全てのセグメントが成長 Apple Inc.(AAPL) 2021年度1Q決算を振り返る

会社概要


アップルはiPhoneでお馴染みのIT機器メーカーでスマートフォンやパソコン、タブレット、スマートデバイス、メディア機器を設計・開発・販売しています。 またそれらに付帯するApple storeやiTunes、Apple payなどのITサービスの提供しています。

決算内容


2021年度の第1四半期決算(2020年10月~2020年12月)は1月27日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2020 1Q実   91.819B   1.25
2021 1Q実 
   111.439B
   1.68
2021 1Q予
   103.28B
   1.41
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
前年同期比で売上高は+21%、EPSは35%増加しました。
各製品カテゴリーの2桁の成長もあり過去最高の収益を達成した四半期でした。
また前回と同じ普通株式1株当たり0.205ドルの配当を発表しました。


セグメント情報


売上高 1Q前年同期比

製品別カテゴリー 

iPhone 55,957百万ドルから65,597百万ドル +17% 
Mac 7,160百万ドルから8,675百万ドル +21% 
iPad 5,977百万ドルから8,435百万ドル +41% 
Wearables,Home and Accessories 10,010百万ドルから12,971百万ドル +30% 
Service 12,715百万ドルから15,761百万ドル +23%

iPhoneは新しいiPhone 12ファミリーの販売の恩恵を受けました。
Macは同社の新しいM1チップを搭載したMacBookを始め強い需要に支えられました。
iPadは教育機関や官公庁を始め強い需要の恩恵を受けました。
Wearables,Home and Accessoriesは最新のApple Watch、新しいAirPods Max販売の恩恵を受けています。
ServiceではFitness +やはAppleOneバンドル、AppleStoreなどの新しい取り組みと効果の恩恵を受けています。

国、地域別セグメント

アメリカ 41,367百万ドルから46,310百万ドル +12%
ヨーロッパ 23,273百万ドルから27,306百万ドル  +17%
中華圏 13,578百万ドルから21,313百万ドル +55%
日本 6,223百万ドルから8,285百万ドル +33%
その他のアジア太平洋地域  7,378百万ドルから8,225百万ドル +11%


見通し


引き続き同社はCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響で業績見通しを未定としています。
ただ第2四半期はWearables,Home and Accessoriesは今四半期より成長が減速することを見込んでいるほか、前年の好調なServiceセグメントとの比較になることを見込んでいます。

株価と指標


2021年2月12日時点で135.37ドルです。


予想PER(コ):28.93倍
実績PER:36.72倍
PSR:7.73倍
PBR:34.39倍
予想配当利回り(コ):0.82%
Appleの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


良い決算でした。
プラス要因として例年と比べiPhoneの販売が遅れた影響が今四半期に発生しましたが、それを除いても多くの製品セグメントでの成長はポジティブですね。


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