2020年11月29日日曜日

Operate Solutionsが好調 Unity Software Inc. (U) 2020年度3Q決算を振り返る

会社概要


Unityは、インタラクティブなリアルタイム3D(RT3D)コンテンツを作成および操作するためのプラットフォームを提供する企業です。
同プラットフォームはゲーム開発者や建築家から自動車デザイナー、映画製作者など、さまざまなクリエイターに使用されます。
Unityのプラットフォームはスマートフォン、タブレット、PC、家庭用ゲーム機、AR・VRデバイスなど多様なプラットフォームに対応しています。
特にゲームの開発で多く用いられゲーム開発においてはUnityはデファクトスタンダードになっています。
Unityは世界190以上の国と地域で150万人の月間アクティブクリエイター,50%以上のモバイルゲーム、PCゲーム、コンソールゲームでの制作実績、30億以上のアプリダウンロードの実績を誇ります。

決算内容


2020年度の第3四半期決算(2020年7月~2020年9月)は11月12日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 3Q実   130.943M   -0.67
2020 3Q実 
   200.784M
   -0.09
2020 3Q予
   186.87M
   -0.15
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
前年同期比で売上高は+53%増加しました。
主にIPOに伴う費用で営業利益が-1億4,170万ドルと前年同期比の-4,170万ドルに比べて大きく損失が増加しました。


セグメント情報


売上高 3Q前年同期比

Create Solutions 43百万ドルから63百万ドル +45%

上半期はCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響が見られましたが、今四半期では回復しました。

Operate Solutions 70百万ドルから120百万ドル +72%

製品の改善や需要、Unityで作成されたゲームのエンドユーザー増加の恩恵を受けました。

Strategic Partnership & Other 18百万ドルから18百万ドル flat


見通し


2020年度第4四半期
  • 売上高 200百万ドル~204百万ドル 前年同期比+27%~+29%
  • Non-GAAP営業損失 -40~-35百万ドル
  • Non-GAAP Operating Margin -20~-17%
2020年度通年
  • 売上高 752百万ドル~756百万ドル 前年同期比+39%~+40%
  • Non-GAAP営業損失 -40~-35百万ドル
  • Non-GAAP Operating Margin -20~-17%

株価と指標


2020年11月27日時点で147.62ドルです。


予想PER(コ):N/A倍
実績PER:N/A倍
PSR:49.23倍
PBR:16.96倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Unity Softwareの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


良い決算でした。
同社はCOVID-19(新型コロナウィルス)に伴う外出自粛とゲーム人口およびプレイ時間の拡大の恩恵を間接的に受けています。
懸念としてはやや第4四半期の見通しが保守的なように思います、次の決算ではこの数字通りの業績だと、やや今の株価バリュエーションを正当化しにくいと思いますが次の決算次第ですね。

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