会社概要
Amazonは世界最大のショッピングサイト、「Amazon」でお馴染みの企業です。
近年ではクラウドサービス「Amazon Web Services(以下AWS)」が投資家の注目を集めています。
AWSは世界で最も包括的で広く採用されているクラウドプラットフォームで仮想サーバーのEC2やデータベースのRDSのストレージのS3を始め90を超えるサービスを提供しています。
同社は上記以外にもKindle、Fireタブレット、Fire TV、Rings、Echoなどのハードウェアの製造・販売やデジタルコンテンツや無料配送のメンバーシップであるAmazon Prime、広告事業、ライブストリーミング配信プラットフォーム「Twitch」、決済サービス、太陽光プロジェクト、インドでのフードデリバリー、ゲームなど多数の事業を展開するビックテック企業です。
決算内容
2020年度第3四半期決算(2020年7月~2020年9月)は10月29日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2019 3Q実 | 69.981B | 4.23 |
2020 3Q実 | 96.145B
| 12.37 |
2020 3Q予 | 92.7B
| 7.41 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+37%でEPSも大きく増加しました。
同四半期にCOVID-19(新型コロナウィルス)の関連費用で75億ドルのコストが発生したものの高い収益性を達成しています。
セグメント情報
3Q前年同期比
North America
売上高
42,638百万ドルから59,373百万ドル +39%
営業利益
1,282百万ドルから2,252百万ドル +76%
第2四半期と同様のECへの強い需要動向を継続しています。
またAmazon Primeの会員増加やPrime会員の買い物頻度やデジタル特典の利用は拡大し続けています。
International
売上高
18,348百万ドルから25,171百万ドル +37%
営業利益
-386百万ドルから407百万ドル
Amazon PrimeVideoを利用するPrime会員数が前年同期比で+80%以上増加した他、オンライン食料品販売の成長が加速しました。
AWS
売上高
8,995百万ドルから11,601百万ドル +29%
営業利益
2,161百万ドルから3,535百万ドル +56%
引き続き好調で前期から成長性を維持しています。
見通し
2020年度第4四半期
- 売上高 1,120億ドル~1,210億ドル (前年同期比 +28~+38%)
- 営業利益 10億ドル~45億ドル 前年同期39億ドル
またCOVID-19(新型コロナウィルス)に関連するコストとして40億ドルを見込んでいます。
株価と指標
2020年11月6日時点で3,311.37ドルです。
予想PER(コ):62.89倍
実績PER:97.13倍
PSR:4.85倍
PBR:20.14倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Amazonの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
総評と感想
良い決算でした。
COVID-19(新型コロナウィルス)の影響もあり消費者が実店舗からECに移行している継続的な需要からの恩恵を受けていますね。
また今年は例年7月に行っているPrimeDayを10月13~14日に移行しており第4四半期も更なる成長を期待したいところです。
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