2020年11月14日土曜日

COVID-19(新型コロナウィルス)の影響続く Lyft, Inc.(Lyft) 2020年度3Q決算を振り返る

会社概要


Lyftはアメリカとカナダにライドシェアリングサービスを提供する会社でアメリカではUberに次ぐ2番手のライドシェアサービスの会社です。 同社のサービスはスマートフォンのアプリケーション通じ目的地が同じ等の移動のニーズがあるドライバーとユーザーをマッチングさせ目的地についた時点でユーザーがドライバーを評価、料金の支払いをスマートフォンのアプリケーション上で行うサービスです。 Lyftは2019年3月29日にNasdaq市場に上場しました。

決算内容


2020年度第3四半期決算(2020年7月~2020年9月)は11月10日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 3Q実   955.598M   -0.41
2020 3Q実 
   499.744M
   -0.89
2020 3Q予
   486.45M
   -0.91
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高・EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で-48%でEPS損失も拡大しました。
引き続きCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響を受けました。
またカリフォルニア州でのProposition22の可決を報告しています。
この法案の通過によって同社は引き続きGig workerを個人事業主としての契約が可能になりカルフォルニア州での大きなビジネスの変更や停止をせずに事業を継続できます。


指標面では

アクティブライダーは前年同期比で22.3万人から12.5万人 -44%
アクティブライダー1人あたりの収入は42.82ドルから39.94ドル -7%


またGrubhubとの新しいパートナーシップやレンタカーサービスであるLyftRentalsの利用拡大を報告しています。

セグメント情報


同社は単一セグメントのため、記載はありません。

見通し


同社は正式な見通しを提供していませんが、第4四半期の売上高は前四半期比で11~15%増加すると予想しており、営業利益は前四半期比でほぼ横ばい、第4四半期の調整後EBITDAの損失は1億9000万ドルに抑えられると予想しています。
また2021年度第4四半期までに調整後EBITDAの黒字化の見通しを維持しています。

株価と指標


2020年11月13日時点で37.54ドルです。


予想PER(コ):N/A倍
実績PER:0.90倍
PSR:3.98倍
PBR:5.78倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Lyftの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


予想を上回る決算でしたが、引き続きCOVID-19(新型コロナウィルス)の感染拡大の影響が見られました。
前四半期比での業績改善や、Proposition22の法案通過などはポジティブですが引き続きはCOVID-19(新型コロナウィルス)の感染状況やワクチン開発など外部要因の影響が大きく業績や株価も予想しにくいかなと思います。

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