会社概要
Amazonは世界最大のショッピングサイト、「Amazon」でお馴染みの企業です。
近年ではクラウドサービス「Amazon Web Services(以下AWS)」が投資家の注目を集めています。
AWSは世界で最も包括的で広く採用されているクラウドプラットフォームで仮想サーバーのEC2やデータベースのRDSのストレージのS3を始め90を超えるサービスを提供しています。
同社は上記以外にもKindle、Fireタブレット、Fire TV、Rings、Echoなどのハードウェアの製造・販売やデジタルコンテンツや無料配送のメンバーシップであるAmazon Prime、広告事業、ライブストリーミング配信プラットフォーム「Twitch」、決済サービス、太陽光プロジェクト、インドでのフードデリバリー、ゲームなど多数の事業を展開するビックテック企業です。
決算内容
2020年度の第2四半期決算(2020年4月~2020年6月)は7月30日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2019 2Q実 | 63.404B | 5.22 |
2020 2Q実 | 88.912B
| 10.3 |
2020 2Q予 | 81.53B
| 1.46 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+40%でEPSも大きく増加しました。
今四半期にCOVID-19(新型コロナウィルス)に関連するコストを40億ドル以上費やしましたがECの需要が急増した恩恵を受けました。
2Q前年同期比
North America
セグメント情報
2Q前年同期比
North America
売上高
38,653百万ドルから55,436百万ドル +43%
営業利益
1,564百万ドルから2,141百万ドル
International
売上高
16,370百万ドルから22,668百万ドル +38%
営業利益
-601百万ドルから345百万ドル
ECでの食料品や消耗品の強い需要があった他、AmazonPrimeの会員増、サードパティの売上増加の恩恵を受けました。
AWS
売上高
8,381百万ドルから10,808百万ドル +29%
営業利益
2,121百万ドルから3,357百万ドル +58%
引き続き好調でしたが、売上高成長率が初めて30%割っています。
見通し
2020年度第3四半期
- 売上高 870億ドル~930億ドル +24~+33%(前年同期比)
- 営業利益 20億ドル~50億ドル 前年同期32億ドル
またCOVID-19(新型コロナウィルス)に関連するコストとして20億ドル以上を見込んでいます。
株価と指標
2020年8月13日時点で3.164.24ドルです。
予想PER(コ):108.70倍
実績PER:120.99倍
PBR:21.39倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Amazomの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
総評と感想
良い決算でした。
COVID-19(新型コロナウィルス)で世界的に難しい状況が続いていますが、同社はその中でも強い決算でした。
ややクラウドの成長率低下が気になりますが、それでもAmazonはコロナ禍でも強いビジネスモデルと言えそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿