会社概要
同社はSaaS型のFP&Aプラットフォーム「Anaplan」を提供する企業で、同社のプラットフォームは財務、販売、サプライチェーン、マーケティングなど各部門での計画や実績の管理を容易にし部門間で連携を高めながら計画立案・実績管理を迅速に行えるとしています。 同社のプラットフォームは中期計画、年次計画の計画業務、営業計画、供給計画、販売予測、インセンティブ報酬などを始め、あらゆる部門でのビジネス計画をサポートします。 多くのビジネス計画のサポートするため同社はAnaplan App Hubから事前に構築された独自のアプリケーションを提供するほか、ユーザー自身がコーディングの知識がなくても簡単にアプリを構築できるサービスを提供しています。 また同社のアプリケーションはクラウド上から提供されます。
決算内容
2020年度の第2四半期決算(2020年5月~2020年7月)は8月27日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2020 2Q実 | 84.54M | -0.12 |
2021 2Q実 | 106.511M
| -0.04 |
2021 2Q予 | 103.35M
| -0.12 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+26%でした。
サブスクリプション収益は前年同期比で+32%の9,710万ドルでした。
残存履行義務(Remaining Performance Obligation)は前年同期比で+36%の7億310万ドルでした。
billings(請求額)は前年同期比+22%でした。
年間収益が250,000ドルを超える顧客は391で前年同期比で+31%でした。
毎年同四半期に大規模なセールスキックオフミーティングや年次ユーザーカンファレンスの支出を計上していましたが、COVID-19(新型コロナウイルス)の影響で9月下旬のオンラインイベントに変更を予定している為、営業利益率が改善しました。
ただ今後も持続的成長のために市場投入や製品・組織への投資を進めている為、今四半期の営業利益率の改善は例外的なものとしています。
セグメント情報
同社は単一セグメントのため記載はありません。
見通し
2021年度第3四半期
- 売上高は109百万ドル~110百万ドル
- Non-GAAP営業利益率 -12.5~-13.5%
- billings(請求額) 133百万ドル~135百万ドル
2021年度通期
- 売上高は437百万ドル~439百万ドル
- Non-GAAP営業利益率 -12~-11%
今四半期から2021年度通期見通しの提供を再開しました。
株価と指標
2020年8月28日時点で61.64ドルです。
予想PER(コ):N/A倍
実績PER:N/A倍
PBR:30.17倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Anaplanの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
総評と感想
前回の2021年度1Q決算ではbillings(請求額)の成長率が前年同期比+10%と今後の成長鈍化を懸念して決算後株価が大きく売られましたが、今四半期では前年同期比+22%と回復しており決算後株価も上昇しています。
今後も同社の安定した成長に期待できそうです。
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