会社概要
Lyftはアメリカとカナダにライドシェアリングサービスを提供する会社でアメリカではUberに次ぐ2番手のライドシェアサービスの会社です。 同社のサービスはスマートフォンのアプリケーション通じ目的地が同じ等の移動ニーズのあるドライバーとユーザーをマッチングさせ目的地についた時点でユーザーがドライバーを評価、料金の支払いをスマートフォンのアプリケーション上で行うサービスです。 Lyftは2019年3月29日にNasdaq市場に上場しました。
決算内容
2019年度の第3四半期決算(2019年7月~2019年9月)は10月30日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2018 3Q実 | 585M | -11.41 |
2019 3Q実 |
955.598M
| 0.41 |
2019 3Q予 |
912.26M
| -1.67 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高成長率は前年同期比で+63%でした。
また利益の面では前年同期の-249,2百万ドルから-463,5百万ドルと損失が拡大していますが、そのうち2019年3月の上場に伴う株式報酬とそれに伴う費用が246.1百万ドルですのでこれらの一時費用を除けば利益面でも改善しています。
アクティブライダーは前年同期比で17.4万人から22.3万人 +28%
アクティブライダー1人あたりの収入は33.63ドルから42.82ドル +27%
とそれぞれ前年同期比で増加しましたがアクティブライダーが前期の+43%に比べると今回の+28%はやや減速感が強いかなと思います。
またサブスクリプションサービスのLyft Pinkや乗車距離を分割してコストを節約できるShared Saverや空港利用者向けのFast MatchなどLyftはアプリやサービスの利便性向上をアピールしていました。
セグメント情報
同社は単一セグメントのため、記載はありません。
見通し
2019Q4
売上高 975~985百万ドル
調整後EBITDA損失 160~170百万ドル
2019通年
売上高 35.7~35.8億ドル (前回34.7~35億ドル)
調整後EBITDA損失 708~718百万ドル (前回850~875百万ドル)
売上高 975~985百万ドル
調整後EBITDA損失 160~170百万ドル
2019通年
売上高 35.7~35.8億ドル (前回34.7~35億ドル)
調整後EBITDA損失 708~718百万ドル (前回850~875百万ドル)
また2021年第4四半期には調整後EBITDAで利益を上げれると予想しています。
株価と指標
総評と感想
決算良かったです。
前回の2Qに引き続き予想を上回る決算だったほかガイダンスを引き上げています。
ただ普通であれば株価は大きく上昇しても不思議ではないですが、決算後もやや株価はどうかなといった感じです。
引き続き投資家は同社に対する規制上のリスクや利益面で信用しきれていないといったところでしょうか。
個人的にはいい決算であることや利益面である程度見通しが示されたことで投資妙味はありそうかなと考えますが、まぁ今後の株価予想は難しいですね。
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