会社概要
Nokiaはフィンランドにあるネットワークインフラの構築及び開発ベンダーで世界中の通信キャリアと固定・無線インフラを構築・保守しています。 またそれらに付帯する機器やソフトウェア、技術開発、ライセンス提供を行っています。 Nokiaは過去に携帯電話で世界シェア1位でしたがスマートフォンへの移行に失敗するなどして2013年携帯電話事業をMicrosoftに売却しています、その後NokiaはHMD Globalにライセンス提供をしておりHMD GlobalがNokiaブランドのスマートフォンの製品を提供しています。 2015年にはフランスの同業他社Alcatel-Lucentを買収、併合しています。 同社は5G関連として投資家に注目されており、またHuaweiやZTE一連の騒動の恩恵を得られやすいと期待されています。 NOKIAは米国の企業ではないですがADRという形でニューヨーク証券取引所で売買できます。
決算内容
2021年度の第1四半期決算(2021年1月~2021年3月)は4月29日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2020 1Q実 | 5.419B | 0.01 |
2021 1Q実 | 6.121B
| 0.08 |
2021 1Q予 | 5.83B
| 0.01 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
前年同期比で売上高は為替の変動を除くと+9%、EPSは大きく増加しました。
世界的な強いネットワーク需要からの恩恵を受けました。
セグメント情報
売上高 1Q前年同期比
Mobile Networks 2345百万ユーロから2262百万ユーロ -4%
引き続き旧式のモバイルネットワークの減少の影響を受けました。
同社は160の5Gの商用取引と220以上の商用5Gの契約を報告しています。
Network Infrastructure 1419百万ユーロから1727百万ユーロ +22%
IP Networks、Optical Networks、Fixed Networks、Submarine Network全てのセグメントが成長しました。
前年同期が強い四半期だった影響とパフォーマンスの低いいくつかのプロジェクトから撤退した影響を受けました。
Group Common and Other 68百万ユーロから57百万ユーロ -16%
見通し
2021年度通年
- 為替の影響除く売上高 206億ユーロ~218億ユーロ
- 営業利益率 7%~10%
- free cash flow Positive
- ROIC 10%~15%
2023年度通年
- 為替の影響除く売上高 マーケットより早い成長
- 営業利益率 10%~13%
- free cash flow Clearly positive
- ROIC 15%~20%
株価と指標
2021年4月30日時点で4.68ドルです。
予想PER(コ):16.14倍
実績PER:N/A倍
PBR:1.92倍
予想配当利回り(コ):N/A%
同社は第1四半期は弱い傾向が強いですが、今四半期はCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響で強いネットワーク需要の恩恵を受けています。
今後の決算も期待したいところですが、現在半導体不足の影響を決算説明会で懸念材料として挙げており影響は気になるところです。
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