会社概要
Walgreens Boots Allianceは米国を中心としたドラッグストアを中心とするヘルスケアサービスを提供している会社で2014年ウォルグリーンがアライアンスブーツを買収し欧州にも事業を拡大しました。
同社は薬局、ドラッグストア、製薬卸売などの事業を米国を中心に世界中で展開しています。
決算内容
2021年度の第2四半期決算(2021年12月~2021年2月)は3月31日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2020 2Q実 | 35.82B | 1.52 |
2021 2Q実 | 32.779B
| 1.26 |
2021 2Q予 | 35.53B
| 1.11 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高は予想を下回りましたが、EPSは予想を上回りました。
RetailPharmacyInternationalの事業の一部AmerisourceBergenに売却した影響もあり
売上高・EPS共に前年同期比で減少しました。
セグメント情報
2Q前年同期比
AllianceHealthcare事業の売却で同社はセグメントを再編成しています。
United States
売上高 273億ドル +0.4%
調整後営業利益 12億ドル -18.2%
薬局の売上高が前年同期比で̟+4.5%増加しました、咳や風邪、インフルエンザ関連からの収益の減少が一部相殺しました。
小売売上高は前年同期比で-3.5%でした。
たばこと電子タバコ、美容品の販売減少、不採算店の閉店や縮小などの店舗最適化プログラムの影響を受けています。
営業利益は主に薬局の償還圧力とCOVID-19(新型コロナウィルス)の悪影響を受けました。
International
売上高 54億ドル
営業利益 調整後営業利益 1.6億ドル
前年同期比では従来のPharmaceutical WholesaleセグメントとRetail Pharmacy Internationalセグメントが一緒になっているので単純比較はできませんが合弁事業からの増加分売上高を除くと、為替の影響を除く売上高は-9.9%でした。
主にBootsUKの売上高の減少の影響を受けました。
営業利益もイギリスでのCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響を受けて為替の影響を除くと-31.8%でした。
見通し
同社は2021年度調整後EPSを従来予想の一桁台前半から一桁台後半の成長に引き上げました。
株価と指標
2021年4月2日時点で54.75ドルです。
予想PER(コ):10.49倍
実績PER:N/A倍
PSR:0.33倍
PBR:2.24倍
予想配当利回り(コ):3.42%
Walgreens Boots Allianceの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
総評と感想
事業売却の影響もあり売上高が減少しました。
またCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響など引き続き課題も見えた決算になりました。
ただ下半期はCOVID-19(新型コロナウィルス)の予防接種プログラムの恩恵やワクチンの普及に伴う客足の回復による業績の回復を個人的には期待したいところですが引き続き予測は難しいかなと思っています。
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