会社概要
Amazonは世界最大のショッピングサイト、「Amazon」でお馴染みの企業です。
近年ではクラウドサービス「Amazon Web Services(以下AWS)」が投資家の注目を集めています。
AWSは世界で最も包括的で広く採用されているクラウドプラットフォームで仮想サーバーのEC2やデータベースのRDSのストレージのS3を始め90を超えるサービスを提供しています。
同社は上記以外にもKindle、Fireタブレット、Fire TV、Rings、Echoなどのハードウェアの製造・販売やデジタルコンテンツや無料配送のメンバーシップであるAmazon Prime、広告事業、ライブストリーミング配信プラットフォーム「Twitch」、決済サービス、太陽光プロジェクト、インドでのフードデリバリー、ゲームなど多数の事業を展開するビックテック企業です。
決算内容
2020年度の第4四半期決算(2020年10月~2020年12月)は2月2日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2019 4Q実 | 87.437B | 6.47 |
2020 4Q実 | 125.555B
| 14.09 |
2020 4Q予 | 119.7B
| 7.23 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+44%でEPSも大きく増加しました。
ホリデーシーズンの記録的売上が貢献しました。
セグメント情報
売上高 4Q前年同期比
North America
売上高
53,670百万ドルから75,346百万ドル +40%
営業利益
1,900百万ドルから2,964百万ドル +55%
International
売上高
23,813百万ドルから37,467百万ドル +57%
営業利益
-617百万ドルから363百万ドル
AWS
売上高
9,954百万ドルから12,742百万ドル +28%
営業利益
2,596百万ドルから3,564百万ドル +37%
記録的なホリデーシーズンの恩恵やプライム会員からの恩恵を受けました。
AWSは国際的な銀行とコミットメントの恩恵を受けました。
またAmazonの創業者兼CEOのジェフ・ベゾス氏が2020年度3Qに退任し、会長職に就くと発表しました。
後任にはAWSの責任者アンディ・ジャシー氏が就任すると発表しています。
見通し
2020年度第4四半期
- 売上高 1,000億ドル~1,060億ドル (前年同期比 +33~+40%)
- 営業利益 30億ドル~65億ドル 前年同期40億ドル
またCOVID-19(新型コロナウィルス)に関連するコストとして20億ドルを見込んでいます。
株価と指標
2021年4月8日時点で3,299.30ドルです。
予想PER(コ):49.93倍
実績PER:78.87倍
PSR:4.30倍
PBR:17.77倍
予想配当利回り(コ):N/A%
Amazonの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
総評と感想
良い決算でした。
ホリデーシーズンの記録的なECサイトからの恩恵や引き続きCOVID-19(新型コロナウィルス)とそれに伴う外出規制や自粛からのECサイトやコンテンツへの恩恵を受けました。
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