会社概要
Slack Technologiesは世界中150か国以上の国で60万以上の組織に利用されるビジネス向けチャットアプリSlackを提供する企業です。 同社は主に電子のメールの代用として導入されています、Slackは特徴としてグループ間でのメッセージやチャット機能、ビデオ通話やファイルアーカイブなどの機能を備えています。 Slackは他にもSNSやメール、ビジネスツールとの連携やAPIを利用して独自のニーズに合わせた設定が可能であったり、システム管理者がチャットの管理や追跡を簡単にできるといったような機能がありそれが他のSNSとの違いです。 Slackは無料で利用できるほか利用するユーザーの規模や用途に合わせて月額の課金サービスを提供しています。
決算内容
2020年度の第2四半期決算(2019年5月~2019年7月)は9月4日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2019 2Q実 | 92.02M | -0.25 |
2020 2Q実 |
144.973M
| -0.14 |
2020 2Q予 |
140.72M
| -0.18 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+58%でした。
一部同四半期中に起きた障害でユーザーに820万ドル相当のクレジットポイントを提供したことで売上高に逆風がありました。
calculated billings(計算済請求額)は前年同期比で+52%の1億7480万ドルでした。
有料顧客数は前年同期比で+37%で10万を超えました。
年間契約額(ACV)が100,000ドル以上の顧客は、720で前年同期比で+75%でした。
リテンションレート(継続課金率)は136%でした。
セグメント情報
同社は単一セグメントのため記載はありません。
見通し
2020年度第3四半期
- 売上高は154百万ドルから156百万ドル +46~+47%
- Non-GAAPの営業損失は49百万ドルから47百万ドル
- Non-GAAP EPS -0.09~-0.08ドル
2020年度通期
- 売上高は603百万ドルから610百万ドル +51~52%
- Non-GAAPの営業損失は180百万ドルから176百万ドル (直接上場による費用30百万ドル含む)
- Non-GAAP EPS -0.42~-0.40ドル
- Calculated Billings(計算済請求額)は740百万ドルから760百万ドル +43~+47%
- フリーキャッシュフローは-110百万ドルから-100百万ドル
株価と指標
2019年9月6日の時点で27.38ドルです。
予想PER(コ):N/A
PBR:20.12倍
予想配当利回り(会):N/A
Slack Technologiesの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
(会) 会社予想
総評と感想
2Q決算自体は良かったですが株価は下落しています。
特に弱いガイダンスが株価下落の理由との見方や意見が多かったです。
個人的にも3Qのガイダンスがやや弱いかなと思ったほか、成長を表す多くの指標がやや鈍化気味なことが気になりますね。
損失額も小さくないので個人的に投資するにしてももう少し様子見したいかなと思います。
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