Nvidiaによると
https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-introduces-new-family-of-bluefield-dpus-to-bring-breakthrough-networking-storage-and-security-performance-to-every-data-centerNvidiaは10月5日に同社の年次カンファレンス「GTC2020」にて新しいデータセンター向けDPUの「BlueField-2」を発表しました。
NVIDIA BlueField-2は買収したSmartNICの資産を利用した製品です、
NVIDIA BlueField-2は8個のArm Cortex-A72コアと2つの VLIW acceleration enginesと100Gb/秒のEthernet/InfiniBandポートを2基を搭載した製品でこれによって従来データセンターでCPUが行っていたネットワーク、ストレージ、およびセキュリティの管理の処理の一部をBlueField-2にオフロードすることができます。
またNVIDIAのAmpere アーキテクチャ GPUを組み込んだNVIDIA BlueField-2X DPUも同時に発表しています。
同製品はNVIDIAの第3世代TensorCoreを搭載しており、機密データの盗難の疑いがある異常トラフィックの検知、ラインレートでの暗号化されたトラフィック分析、悪意のあるアクセスを特定するためのホストのイントロスペクション、動的なセキュリティの自動化と自動応答など、リアルタイムのセキュリティ分析にAIを使用することができるとしています。
これら2つの製品は2021年にも利用可能になる予定です。
Nvidiaによると
また同日はNVIDIAはプロフェッショナル向けGPU「NVIDIA RTX A6000」「NVIDIA A40」を発表しました。
RTX A6000及びA40はNVIDIA Ampereアーキテクチャを搭載したGPUで、グラフィックス、レンダリング、コンピューティング、AIを前世代よりも大幅に高速化する新しいRTコア、Tensorコア、CUDAコアを備えています。
NVIDIA RTXA6000およびNVIDIAA40は、以下のようなテクノロジーを搭載しています。
- 第2世代のRTコア:前世代の最大2倍のスループットに加えて、レイトレーシング、シェーディング、および計算を同時に実行します。
- 第3世代のTensorコア:前世代の最大5倍のスループット、スパース性のある最大10倍のスループットを提供し、新しいTF32およびBF16データ形式をサポートします。
- 新しいCUDAコア:グラフィックスとコンピューティングを大幅に向上させるために、前世代の最大2倍のFP32スループットを提供します。
- 48GBのGPUメモリ:単一のGPUで利用可能な最大のメモリで、NVLinkを使用して2つのGPUを接続して96GBに拡張できます。
- 仮想化:NVIDIA仮想ワークステーションなどのNVIDIA仮想GPUソフトウェアを追加することで、リモートユーザー向けにグラフィックワークステーションと強力な仮想ワークステーションインスタンスを大規模にサポートできるため、ハイエンドデザイン、AI、コンピューティングワークステーションの大規模なワークフローが可能になります。
- PCIe Gen 4:前世代の2倍の帯域幅を提供し、データサイエンス、ハイブリッドレンダリング、PCIe Gen4対応サーバーやLenovoThinkStationP620などのワークステーションでのビデオストリーミングなどのデータ集約型ワークロードのGPUへのデータ転送を高速化します。
また他にも「GTC2020」ではVMwareとの提携やスーパーコンピュータでの採用など様々なテクノロジー・事例の紹介がありました。
今回の発表はNvidiaのデータセンターセグメントでの業績拡大をますます期待させるようなものかなと個人的には思いました。
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