会社概要
ブロードコムの公式によると
ブロードコムの製品ポートフォリオは、有線インフラストラクチャ、無線通信、エンタープライズ・ストレージ、産業用の4つを主要なエンド市場として製品を提供しています。幅広い製品ポートフォリオには、セットトップ/CMTS向け、ケーブル・モデム、PON/DSL、イーサネットNIC、フィルターやアンプ、ASIC、ワイヤレス接続ソリューション、組み込み型プロセッサ、HDD/SSDコントローラ、エンタープライズSAS/SATA/ファイバ・チャネル接続、データ・センター・スイッチやルーター、光学絶縁/モーション・エンコーダ/LED、光ファイバーソリューション向け各種半導体があります。
データセンターをはじめとする通信インフラや産業機器、モバイル機器等々様々な製品やインフラにブロードコムの製品が使われています。
また直近、企業向けソフトウェアを手掛けるCA Technologiesを買収しておりソフトウェア企業としての側面もあります。
決算情報
2019年度の第1四半期決算(2018年11月~2019年1月)は3/14日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2018 1Q実 | 5.331B | 5.12 |
2019 1Q実 |
5.789B
|
5.55 |
2019 1Q予 |
5.82B
|
5.23 |
実 実績
予 予想
売上高は予想に届きませんでしたが、EPSは予想を上回りました。
また、前回と同額の1株当たり2.65ドルの四半期ごとの現金配当を承認しました。
セグメント情報
収益の大半を占めるSemiconductor solutionsは、前年同期比12%減の43億7,400万ドルとなりました。
Apple社のiPhoneの販売が苦戦していることによりワイヤレスチップの販売台数が不振でした。
またiPhoneへRFチップを提供しているQorvo社のiPhone向けのシェア喪失の影響も受けていると思われます。
またストレージ事業も苦戦しました。
しかしCA Technologiesの統合やデーターセンター向けの事業効果で影響は緩和しています。
Inflastructue softwearは前年同期比328%増の約14億ドルでした。
SANスイッチング向けが好調とのことです。
見通し
Broadcomは、非GAAPベースの通年売上高をほぼ245億ドルと予想しています。
非GAAPベースの営業利益率は51%と見込まれています。
2019年度には5億5000万ドルの設備投資を予定しています。
また不調のワイヤレスチップについては次世代Wifiや5Gを背景に第2四半期に底打ちを予想しています。
株価と指標
2019年3月15日時点で290.29ドルです。
EPSの伸びや不振が続くワイヤレスチップの底打ち予想を好感して株価上昇しています。
特に直近データセンター向けでやや不調な企業多かったのでBroadcomもどうかなと思いましたがあまり影響は無さそうですね、特に増え続けるトラフィックに対するクラウド企業のネットワーク機器への投資の恩恵を受けています。
個人的にはなかなかよさそうな企業だと思います。
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