会社概要
ベライゾンは持ち株会社でアメリカの最大手通信プロパイダーです。 同社は子会社を通じて、無線、有線の通信サービスやコンテンツサービスを提供しています。
決算内容
2019年度の第2四半期決算(2019年4月~2019年6月)は8月1日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2018 2Q実 | 32.203B | 1.2 |
2019 2Q実 |
32.071B
| 1.23 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高は予想を下回った他、前年同期比で減収になりました。
EPSはやや予想を上回りました。
ワイヤレス事業及び光ファイバー事業は好調でしたが、光ファイバー以外の有線事業やMedia事情は継続的な圧力に晒されています。
セグメント情報
(2Q前年同期比)
今四半期から従来のWireline(有線部門)とWireless(無線部門)の報告セグメントから ConsumerとBusinessの報告セグメントに変更しています。
この変更で提供するサービスからサービスを提供する顧客へのセグメント報告に内容が変更になっています。
Consumer
220億ドルから220億ドル flat
Postpaid(後払い)のアクティベーションされたデバイスは6万6000件でした。
Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数は20万9000件でした。
ワイヤレスサービスのPostpaid(後払い)の純増数は12万6000件でした。
光ファイバーネットワークサービスのInternetの純増数は2万8000件でした。
有料ビデオ・オンデマンドサービスのFiosVideoは5万2000件の純減でした。
Business
79億ドルから78億ドル -1%
ワイヤレスサービスからの収益は+5.6%でしたが有線サービスからの収益は-7.6%でした。
ワイヤレスサービスのPostpaid(後払い)の純増数は32万5000件でした。
Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数は17万2000件でした。
Verizon Mediaは前年同期比-2.9%でしたが前期の-7.2%からはやや改善しています。
ネイティブ広告とモバイル広告が増加していますが、デスクトップ広告は減少しています。
またYahoo Finance PremiumとHoffost Plusをローンチしました。
セグメント変更前の数字は以下のようになります。
特にBusinessとConsumerのワイヤレスサービスの純増数が合わせて約45万件と大きく増加しておりそのうち24万5000人は電話の新規顧客と力強い内容になりました今後の業績の寄与を期待したいところです。
見通し
基本的には従来のガイダンスを維持しました。
2019年の通期見通し
- 売上高一桁前半の成長率(GAAPベース)
- 調整後EPS一桁台前半の成長率 従来(前年とほぼ同等のEPS)
- 設備投資額は170~180億ドル(2018年の設備投資額は167億ドル)
株価と指標
2019年8月2日の時点で55.59ドルです。
予想PER(コ):11.46倍
PBR:4.06倍
予想配当利回り(コ):4.36%
Verizonの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想 (会) 会社予想
総評と感想
無難な決算だったと思いますが、ワイヤレスサービスは成長しており個人的には今後も期待できるかなと思います。
特に前四半期ではPostpaid(後払い)の加入者数が悪い内容だったので今四半期、回復したのはポジティブな内容だったと思います。
ただ株価自体は決算後やや上昇する場面もありましたが全体相場の悪化によって同社の株も下落しています。
また5Gサービスでは同社は9都市の一部でサービスを提供しており競合をリードしています。
VerioznはPFの一つですし今後も保有していく方針は変わりません、
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