2019年8月26日月曜日

Macやアクセサリーが好調 Apple Inc. (AAPL) 2019年度3Q決算を振り返る

会社概要


アップルはiPhoneでお馴染みのIT機器メーカーでスマートフォンやパソコン、タブレット、スマートデバイス、メディア機器を設計・開発・販売しています。 またそれらに付帯するApple storeやiTunes、Apple payなどのITサービスの提供しています。

決算内容


2019年度の第3四半期決算(2019年4月~2019年6月)は7月30日に発表され以下のようになりました。


  売上高     EPS
2018 3Q実   53.265B    2.34
2019 3Q実 
   53.809B
    2.18
2019 3Q予
 53.4B
    2.1
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比+1%、希薄化後のEPSは7%の減少となりました。


セグメント情報

(売上高3Q前年同期比)

製品別カテゴリー

iPhone 29,470百万ドルから25,986百万ドル -12%
Mac 5,258百万ドルから5,820百万ドル +11%
iPad 4,634百万ドルから5,023百万ドル +8%
Wearables,Home and Accessories 3,733百万ドルから5,525百万ドル +48%
Service 10,170百万ドルから11,455百万ドル +13%

引き続きiPhoneが減速していますが前四半期の-17%の減少からは改善しました。
またiPhone以外のすべての製品カテゴリーを好調でした。
Macは前年同期比で中華圏以外の全てで増加しました。
iPadは前年同期比で全ての地域で増加しました。
Wearables,Home and AccessoriesはApple TVとアクセサリが好調で全ての地域で前年同期比で増加しました。

国別セグメント

アメリカ 24,542百万ドルから25,056百万ドル +2%
ヨーロッパ 11,925百万ドルから12,138百万ドル  +2%
中華圏 9,551百万ドルから9,157百万ドル -4%
日本 3,867百万ドルから4,082百万ドル +6%
その他のアジア太平洋地域  3,167百万ドルから3,589百万ドル +13%

為替の逆風もありましたが中華圏以外の地域は好調でした。


見通し

2019年Q4

売上高として610億ドルから640億ドル
売上総利益率として37.5%から38.5%
営業費用として87億ドルから88億ドル
その他の収入/(費用)として2億ドル
税率約16.5%

2018年第4四半期の売上高は629億ドルですので前年同期比から約-3%~+2%を予定しています。

株価と指標

2019年8月25日の時点で202.64ドルです。


予想PER(コ):15.83倍
PBR:9.52倍
予想配当利回り(コ):1.45%
Appleの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想
(会) 会社予想  

総評と感想

予想を上回る決算でしたが、今後米中貿易紛争とそれに伴う関税の影響は気になるところです。
今後新しいiPhoneが発表されると思うのでそれ次第かなと個人的には思っています。

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