会社概要
ノキアはフィンランドにあるネットワークインフラの構築及び開発ベンダーで世界中の通信キャリアと固定・無線インフラを構築・保守しています。
またそれらに付帯する機器やソフトウェア、技術開発、ライセンス提供を行っています。
ノキアは過去に携帯電話で世界シェア1位でしたがスマートフォンへの移行に失敗するなどして2013年携帯電話事業をMicrosoftに売却しています、その後NokiaはHMD Globalにライセンス提供をしておりHMD GlobalがNokiaブランドのスマートフォンの製品を提供しています。
2015年にはフランスの同業他社Alcatel-Lucentを買収、併合しています。
同社は5G関連として投資家に注目されており、またHuaweiやZTE一連の騒動の恩恵を得られやすいと期待されています。
NOKIAは米国の企業ではないですがADRという形でニューヨーク証券取引所で売買できます。
セグメント情報
NokiaはNokia's NetworksとNokia Technologiesの二つの事業セグメントとその他の子会社から構成されます。
売上高のほとんどはNokia's NetworksによるものでNokia's Networksは
固定・無線通信事業者向けの音声・データを含むネットワークソリューションとデータ・を提供する
Ultra-Broadband
ネットワーク構築や維持のサービスやソリューションを提供する
Global Services
ネットワーク及びセキュリティ等のアプリケーションやクラウドソリューションを提供する
IP Networks and Applications
の3つの報告セグメントから構成されています。
Nokia TechnologiesはIPやライセンス提供及び技術開発に従事しています。
業績推移
Alcatel-Lucentとの合併によって2016年に売上高が急増していますが、ユーロ高や顧客の投資一巡、事業売却、税制の問題もあって全体的に売上高、利益ともにパッとしてません。
ただし2019、2020年は5Gへの投資など背景に強い需要を予測しています。
株価と指標
2019/2/27の時点で6.12ドルです。
予想PER(コ):13.91倍
PBR:1.96倍
予想配当利回り(コ):3.84%
NOKIAの現在の株価と指標
(コ) コンサンス予想
(会) 会社予想
投資判断とリスク
5G関連の銘柄でアメリカ及び同盟国のHuaweiやZTE排除の恩恵を受けそうですが、ノキアという会社自体はかなり紆余曲折あったように思います。
投資妙味はありそうですが、まずはしっかり会社予想の数字を出せるかウォッチしたいと思います。