会社概要
ベライゾンは持ち株会社でアメリカの最大手通信プロパイダーです。
同社は子会社を通じて、無線、有線の通信サービスやコンテンツサービスを提供しています。
決算内容
18年10~12月期の2018年第4四半期決算(4Q)は1/29日に発表されました。
売上高 | EPS | |
2017 4Q実 | 33.955B | 0.86 |
2018 4Q実 |
34.281B
|
1.12 |
2018 4Q予 |
34.39B
|
1.09 |
実 実績
予 予想
売上高は予想を下回りましたが、EPSは予想を上回りました。
ただOath(現在はVerizon Media Groupに名称を変更)の約46億ドルの減損があり、それらの一時要因を含んだEPSは0.47ドルでした。
通期及び4Q
セグメント情報
(売上高)
(4Q前年同期比)
Wireline(有線部門)は会計基準の変更を除いて前年比-3.5%でした。
この部門はVoIP、ケーブルテレビとの競争やNetflixやAmazon PrimeVideoなどの安価のストリーミングサービスとの競争に引き続き晒されています。
Fiosビデオは4万6000件の加入者減でした。
光ファイバーのFiosインターネットは高速通信サービスへの需要や5万4000件の加入者増もあり前年同期比+2.9%増でした。
Wireless(無線部門)は会計基準の変更を除いて前年比+2.1%でした。
携帯事業が65万3000件の純増(ポストペイドを除く)と順調でした。
減損を発表したVerizon Mediaは前年比-5.8%でした。
Verizonの米ヤフーのメディア事業買収は完全に失敗と言わざる得ないです。
見通し
2019年の通期見通し
- 売上高一桁前半の成長率(GAAPベース)
- 前年とほぼ同等のEPS
- 設備投資額は170~180億ドル(2018年の設備投資額は167億ドル)
株価と指標
2019年2月8日時点で53.95ドルです。
総評と感想
とくにMedia事業の不振は通信だけでなくコンテンツの提供拡大を目指すVerizonにとっては痛手でしょう。
今回の決算の印象はあんまりよくないですが、ただ配当利回りが高く安定したバリュー株なので安くなれば投資してみてもいいかなと思いました。
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