2019年2月14日木曜日

Tinderが堅調Match Group Inc.(MTCH) 2018年度4Qを振り返る

会社概要


Match Group, Inc.は2015年InterActiveCorpからスピンオフした企業で様々な出会い系サービスを提供しています。
同社190ヵ国以上42言語でサービスを提供しており、Tinder、Match、PlentyOfFish、Meetic、OkCupid、OurTime、Pairsなど需要や国に応じてさまざなサービスを提供しています。

決算内容


2018年10~12月の2018年第4四半期決算(4Q)は2/6日に発表され以下のようになりました。


  売上高      EPS
2017 4Q実   378.907M     0.18
2018 4Q実
  457.344M
    0.39
2018 4Q予
 448.43M
    0.38
(ドル) M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS予想共に予想を上回りました。

通期及び4Q


成長を牽引してきたTinderは売上高前年同期比+57%、ARPUは前年比+12%、平均加入者+40%とと順調に推移しています。
有料サービスのTinderGoldへの加入も好調です。


Tinder以外にも様々なアプリや地域でアプローチしていくとのことです。
特にアジア地域(インドや日本、韓国)などの言及が説明では多かったです。


買収したHingの残りの株式を第4四半期にすべて取得するほか、女性向けの新しいデートアプリをリリース、既存のアプリの各国へのローカライズを進めるとのことです。


セグメント情報


同社は単一セグメントです。

見通し


2019年の通期見通し


  • 10%中盤の成長  
    • 引き続きTinderが牽引
  • 調整後EBITDA740~790百万ドル
    • TinderやHinge他成長ブランドでマーケティング費用の増加、特に1H'19に集中

2019年第1四半期の見通し

  • 売上高  455~465百万ドル 前年比-3%の為替の影響
  • 調整済みEBITDA 150~155百万ドル Tinderの平均加入者数の増加過去の200-250kを超えるレベルで


株価と指標


2019年2月13日時点で57.63ドルです。



予想PER(コ):34.51倍
PBR:127.50倍
予想配当利回り(コ):N/A%
 (コ) コンサンス予想 (会) 会社予想

総評と感想


去年は一時、Facebookのデートサービス開始で売られる局面もありましたが、同社によると影響はほとんどないとのことです。
Tinderを中心に業績好調ですが、2018年は30%の売上高成長に対して2019年は10%半ばの成長を予想しているのがやや気になりますね。
またTinderだけでなくアジア圏へのサービスの言及なども増えておりTinder以外のサービスの推移は今まで以上に注視していく必要があると思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Blog休止と今後のお知らせ

何故か分からないですが、現在Blogger上のサイドバーが下に表示されており設定を一部変更してみましたが直らないのと、同サイト自体がスマホ用のレイアウトに対応していないことが前々から気になっておりこれを機にサイト移転を計画しています。 多少お時間頂くと思いますが、移転の際には改め...