2018年8月19日日曜日

インフォテリア(3853) 1Qを振り返る 

インフォテリアは5ヵ国9箇所に拠点を持ちデータベースの連携ソフトウェアのASTERIAやペーパレス化を実現するHandbook等の企業向けのソフトウェアを提供しており、近年はThis Place社を買収しデザインコンサルタントのサービスの提供を開始しています。

18年4月〜6月の第一四半期の決算は8/9発表されており以下のようになりました。


売上高営業益経常益純利益EPS
  17.4-6760148137634.1
  18.4-679044111895.4
(百万円)

売上高は+4.3%増、純利益は+41.3%増ですが営業利益は-70.3%減になりました。
純利益はポンド安による為替差益が中心になり、営業利益の大幅減は中期経営計画にそった先行投資(売上原価が同時期の163,675千円→325,266千円)が要因でした。


既存のサービス・ビジネスは概ね好調でした。


ただ主力のASTERIAの成長がやや減速気味なのが気になります。

他にはブロックチェーンを中心に新しい取り組みを発表していたのが印象的でした。
質疑応答では当社が模索中のM&A先の質問が多く出ましたが具体的な投資先への言及はありませんでした。
また同時に5憶を上限とする自己株式の取得を発表しています。

株価と指標

2018/8/19日時点で1000円です。


予想PER:110.86倍
PBR:3.01
配当利回り:N/A

インフォテリアの現在の株価と指標

PERが高いですが今後大きくポンド高に振れない限りは上振れすると思うのでもうちょっと実際は安くなると思います。
ただこれだけ高く評価されてる企業ですが売上高5%に満たない伸びなのは気になります。
下記の記事にもまとめましたが中期経営計画達成について具体的な道筋をつけていく必要があるように思います。
インフォテリアの中期経営計画を振り返って

現在ポジションを保有していますが、同社の成長性に疑問はないですがさらに投資するのであればもう少し待ったほうがいいかなと思いました、価格によっては買い増しよりは売却に傾いています。




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