会社概要
ブロードコムの製品ポートフォリオは、有線インフラストラクチャ、無線通信、エンタープライズ・ストレージ、産業用の4つを主要なエンド市場として製品を提供しています。幅広い製品ポートフォリオには、セットトップ/CMTS向け、ケーブル・モデム、PON/DSL、イーサネットNIC、フィルターやアンプ、ASIC、ワイヤレス接続ソリューション、組み込み型プロセッサ、HDD/SSDコントローラ、エンタープライズSAS/SATA/ファイバ・チャネル接続、データ・センター・スイッチやルーター、光学絶縁/モーション・エンコーダ/LED、光ファイバーソリューション向け各種半導体があります。
データセンターをはじめとする通信インフラや産業機器、モバイル機器等々様々な製品やインフラにブロードコムの製品が使われています。
また2018年に企業向けソフトウェアを手掛けるCA Technologiesを買収しておりソフトウェア企業としての側面もあります。
決算内容
2020年度第3四半期決算(2020年5月4日~2020年8月2日)は9月3日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2019 3Q実 | 5.515B | 5.16 |
2020 3Q実 | 5.821B
| 5.4 |
2020 3Q予 | 5.76B
| 5.24 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+6%でした。
また前期と同様の3.25ドルの四半期を配当を発表しています。
クラウドや通信事業者の顧客からの需要の恩恵を受けました。
セグメント情報
売上高 3Q前年同期比
Semiconductor solutions
4,375百万ドルから4,219百万ドル -4%
通信事業者やクラウドの顧客からの需要が引き続き好調でしたが、ワイヤレスは順次減少しました。
Inflastructue softwear
1,140百万ドルから1,602百万ドル +41%
Symantecから買収したセキュリティ事業の貢献とCA TechnologiesやBrocadeの成長の恩恵を受けました。
見通し
2020年度第3四半期
- 売上高 64億ドル +-1億5000万ドル
- 調整後EBITDA 37億4,400万ドル +-7500万ドル
- もしくはガイダンスの収益の58.5%
前同期比・前期比ともに10%程度の売上高の増加を予想しています。
Semiconductor solutionsの約10%半ばの売上高の増加とInflastructue softwearの約1桁台前半の売上高の増加を予想しています。
株価と指標
2020年9月8日時点で350.54ドルです。
予想PER(コ):14.10倍
実績PER:60.89倍
PSR:6.20倍
PBR:5.70倍
予想配当利回り(コ):3.58%
Broadcomの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
総評と感想
特にソフトウェアの収益拡大と利益率の改善は好印象かなと思います。
また今後も継続的な通信インフラおよびクラウドからの需要や5Gスマートフォンからの需要の増加に期待できますね。
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