会社概要
Slack Technologiesは世界中150か国以上の国で60万以上の組織に利用されるビジネス向けチャットアプリSlackを提供する企業です。 同社は主に電子のメールの代用として導入されています、Slackは特徴としてグループ間でのメッセージやチャット機能、ビデオ通話やファイルアーカイブなどの機能を備えています。 Slackは他にもSNSやメール、ビジネスツールとの連携やAPIを利用して独自のニーズに合わせた設定が可能であったり、システム管理者がチャットの管理や追跡を簡単にできるといったような機能がありそれが他のSNSとの違いです。 Slackは無料で利用できるほか利用するユーザーの規模や用途に合わせて月額の課金サービスを提供しています。
決算内容
2020年度の第4四半期決算(2019年11月~2020年1月)は3月12日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2019 4Q実 | 121.97M | -0.24 |
2020 4Q実 |
181.903M
| -0.04 |
2020 4Q予 |
174.14M
| -0.05 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+49%でした。
新規顧客の増加や既存の顧客に対するサービスの拡大の恩恵を受けました。
Calculated billings(計算済請求額)は前年比+47%の254.7百万ドルでした。
有料サービスの顧客は前年同期比で+25%で11万人を超えました。
年間売上高が100万ドル以上の有料サービス顧客数は893で前年同期比で+55%でした。
今四半期で72の顧客が増加しました。
リテンションレート(継続課金率)は132%でした。
セグメント情報
同社は単一セグメントのため記載はありません。
見通し
2021年度第1四半期
- 売上高は185百万ドルから188百万ドル 前年同期比+37~+39%
- Non-GAAPの営業利益は-42百万ドルから-38百万ドル
- Non-GAAP EPS -0.07~-0.06ドル
2021年度通期
- 売上高は842百万ドルから862百万ドル +34~+37%
- Non-GAAPの営業利益は-130百万ドルから-120百万ドル
- Non-GAAP EPS -0.21~-0.19ドル
- Calculated Billings(計算済請求額)は970百万ドルから10億ドル +27~+31%
- フリーキャッシュフロー -20百万ドル
株価と指標
2020年3月13日の時点で19.59ドルです。
予想PER(コ):N/A倍
実績PER:N/A倍
PBR:16.05倍
予想配当利回り(コ):N/A
Slack Technologiesの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
総評と感想
決算良かったです。
ただ特にCalculated Billingsの見通しが期待を下回るものだったと一部で報道されており、同社株も決算後株価は20%超えるを下落を記録する場面もありました。
また同社はCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響で出張の停止やリモートワークを奨励しており、2021年度上半期はやや成長が低下すると予想しています。
またCOVID-19の影響で世界的にリモートワークが増加しており、その影響でSlackの無料ユーザーの拡大は示唆したものの、業績への影響は予測が難しいとしています。
また今回の決算説明会でも繰り返し競合のMicrosoft Teamsに対するSlackの優位性を言及していました。
0 件のコメント:
コメントを投稿