企業概要
アイモバイルは広告配信ネットワーク事業(i-mobile)を中心に近年ではふるさと納税事業(ふるなび)やM&A等、積極的な経営を行っている会社です。
同社のセグメントはふるさと納税事業、ネットキャッキャー事業、人材紹介並びにレストランPR事業のコンシューマ事業とアドネットワーク事業、動画広告事業「maio」、代理店及びアフィリエイト事業のインターネット広告事業があります。
決算内容
2019年度第1四半期決算(8~10月期)は12/7日に発表されました。
売上高 | 営業益 | 経常益 | 純利益 | EPS | |
17.8-10 | 4,585 | 561 | 569 | 359 | 17.0 |
18.8-10 | 5,386 | 1,114 | 1,115 | 755 | 31.6 |
9月に地場産品以外と思われる返礼品を見直すように総務省が通達したことでふるさと納税に駆け込み需要が発生しておりその影響もあってコンシュマー事業が大きく伸びました、反面インターネット広告事業は大型広告予算の縮小や広告宣伝の拡大により減収減益になってしましました。
セグメント情報
コンシューマ事業
売上高 237百万円から1,736百万円 +631.8%
営業利益 39百万円から915百万円 +2,217%
インターネット広告事業
売上高 4,412百万円から3,735百万円 -15.4%
営業利益 512百万円から186百万円 -63.6%
コンシューマ事業が絶好調です。
ふるさと納税の駆け込みのほかにネッチ社の買収効果もあったと思いますがその反面インターネット広告事業は減収減益になってしまいしまた。
アイモバイルだけでなくややこの業界自体に陰りが見え始める部分もありなかなか厳しい状況は続きそうな気がします。
トピックとしてはふるなびは11月よりTVCMが開始し業界シェア20%越えを目指すそうです。
またモデル・インフルエンサー向けのCtoCクラウドキャスティングサービス「REMEMBER(リメンバー)」と全国の人気のスイーツや店舗を検索し、ケーキのWEB予約や口コミが行えるスイーツ専門ポータルサイト「EPARK スイーツガイド」を運営していEPARKスイーツと業務提携し既存事業を強化していくとのことです。
他にもレストランPR事業のテッパンに投資をし加入店舗を拡大を目指し1000万ユーザー獲得を目指すとのことです。
課題となる広告事業ですが動画広告やユーザーデータに基づく広告基盤の強化を目指して投資を行ってゆくとしています。
見通し
業績予想に変更はないですが高進捗なので上方修正に期待できるかなと思います。
株価と指標
2018/12/11時点で839円です。
予想PER(会):16.5倍
PBR:1.76倍
予想配当利回り(コ):N/A
アイモバイルの現在の株価と指標
(コ) コンサンス予想
(会) 会社予想
総評と感想
今期の会社予想増収減益を完全に覆すような決算で株価連日急伸しています。
駆け込み需要があったとはいえコンシューマ事業の伸びは驚異的でした今後もこの成長が続くとは思わないですが二桁成長は堅いかなと思います。
ただしインターネット広告事業はあまり良くなくここら辺業界全体がGDPR(データ保護規制)やフェイクニュース問題や景気サイクルの影響を直接なり間接なり受けているのかなと思います。
とくにこのセグメントが増収増益とまでは言わないですが今後横ばい近くまでくれば安心できますが。
ただあとの四半期が前年並みでも過去最高の17年の売上・利益ともに超えれるので株価まだ期待できるかなと思います。
個人的には前期は残念だっただけに今期は頑張ってほしいところです。
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