会社概要
Microsoftはパーソナルコンピューター向けのオペレーティングシステム「Windows」を開発・提供する会社でまた普段仕事などでMicrosoftOfficeを使用されているかたも多いんではないでしょうか?
特にWindowsとOfficeのイメージが強い同社ですか近年はクラウドサービスのAzureや家庭用ゲーム機のXboxや人気ゲームのHALOシリーズ、タブレット・一体型PCのSurfaceシリーズ、検索サービスのBingなどハード、ソフト問わず幅広い製品やITサービス・ソフトウェアを提供しています。
また企業買収も積極的に行っており、近年で有名な企業だけでもスマートフォンや携帯電話を製造していたNokiaのモバイル部門やコミュニケーションツールのSkype、サンドボックスゲームのMinecraftを開発・提供していたMojang、ソフトウェア開発プラットフォームのGitHubを買収しています。
決算内容
2021年度の第4四半期決算(2021年4月~2021年6月)は7月27日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2020 4Q実 | 38.033B | 1.46 |
2021 4Q実 | 46.152B
| 2.17 |
2021 4Q予 | 44.100B
| 1.90 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+21%、EPSは+49%それぞれ増加しました。
一部セグメントで半導体不足の影響を受けましたが、引き続き世界的な在宅勤務の恩恵を受けました。
セグメント情報
売上高 4Q前年同期比
Productivity and Business Processes
117億ドルから147億ドル +25%
Office製品はCommercialとConsumerで売上高はそれぞれ+20%と+18%でした。
またMicrosoft365のサブスクライバー数が5,020万人に増加したと報告しています。
Dynamics製品は+49%、クラウドのCRMパッケージのDynamics 365が+33%でした。
LinkedInの売上高は+46%でした
Intelligent Cloud
134億ドルから174億ドル +30%
CloudServiceのAzureの売上高は前年同期比で+51%でした。
More Personal Computing
129億ドルから141億ドル +9%
Windows OEMの売上高は前年同期比で-3%でした。
Windows Commercial productsおよびCloudServiceの売上高は前年同期比で+20%でした。
Surfaceの売上高は前年同期比で-20%でした。
トラフィック獲得コストを除く検索広告収入は+53%でした。
Xboxコンテンツおよびサービスの売上高は前年同期比で-4%でした。
一部半導体不足の影響で受けました。
見通し
2022年度第1四半期
- Productivity and Business Processes 145億ドルから147.5億ドル
- Intelligent Cloud 164億ドルから166.5億ドル
- More Personal Computing 124億ドルから128億ドル
- COGS(売上原価) 135.5億ドル~137.5億ドル
- 営業費用 116~117億ドル
株価と指標
2021年8月5日時点で286.51ドルです。
予想PER(コ):34.23倍
実績PER:35.59倍
PSR:12.81倍
PBR:15.17倍
予想配当利回り(コ):0.78%
Microsoftの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
総評と感想
同社は引き続きCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響もあり企業のデジタル化の恩恵を受けていますが、SurfaceやWindows OSやXboxなどの一部製品が半導体不足の影響を受けました。
ただ同社は幅広いPFがあり、COVID-19(新型コロナウィルス)や半導体不足の影響があっても今後の成長も期待できそうです。
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