会社概要
Walgreens Boots Allianceは米国を中心としたドラッグストアを中心とするヘルスケアサービスを提供している会社で2014年ウォルグリーンがアライアンスブーツを買収し欧州にも事業を拡大しました。
同社は薬局、ドラッグストア、製薬卸売などの事業を米国を中心に世界中で展開しています。
決算内容
2021年度の第3四半期決算(2021年3月~2021年5月)は7月1日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2020 3Q実 | 30.364B | -1.95 |
2021 3Q実 | 34.030B
| 1.38 |
2021 3Q予 | 33.760B
| 1.17 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高、EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比より増加しましたが、今四半期のアライアンスヘルスケア事業のAmerisourceBergenへの売却完了もありますので単純には比較しにくいかなと思います。
COVID-19(新型コロナウィルス)のワクチン接種を目的として店舗への来店が増加した恩恵を受けました。
また1株あたり+2.1%増加の47.75セントの四半期配当を発表しました。
セグメント情報
売上高 3Q前年同期比
United States
売上高 287億ドル +5.1%
調整後営業利益 14.7億ドル +50.3%
薬局の売上高が前年同期比で̟+6.3%増加しました。
小売売上高は前年同期比で+1.7%でした。
ワクチン接種に伴う来店者数の増加や外出増加の恩恵を受けました。
特に都市部での嗜好品カテゴリーに顕著な改善がみられました。
International
売上高 52.9億ドル +58.7%
営業利益 調整後営業利益 0.9億ドル + $222
薬局部門の売上高は+3.7%でした。
英国の外出規制緩和の恩恵を受けました。
またECサイトのBoots.comの売上高は+42%と大きく増加しましたが、店舗に人が戻ってくるにあたってやや成長が鈍化しています。
見通し
同社は2021年度調整後EPSを~10%としています。
株価と指標
2021年8月15日時点で49.29ドルです。
予想PER(コ):9.76倍
実績PER:18.64倍
PSR:0.29倍
PBR:1.93倍
予想配当利回り(コ):3.87%
Walgreens Boots Allianceの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
総評と感想
良い決算でした。
同社はCOVID-19(新型コロナウィルス)のパンデミックに伴う外出規制の影響を大きく受けていましたが、今四半期はややワクチン接種が進んでいることもあり影響が緩和している印象を受けます。
ただ世界的にはCOVID-19(新型コロナウィルス)の変異株を中心に再び感染拡大の傾向ですので今後はどうかなとも個人的には思っています。
ただそれを踏まえても現在の同社の株式のバリュエーションは割安かなと個人的には思っています。
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