2020年7月16日木曜日

EUVシステムが拡大 ASML Holding(ASML) 2020年度2Q決算を振り返る

会社概要


ASMLHoldingは半導体製造装置メーカーで露光装置と呼ばれる半導体に回路を露光する装置を開発、販売、製造するメーカーです。 同社はDUVリソグラフィー、EUVリソグラフィー、ホリスティックリソグラフィーソリューションを含む3つのカテゴリーの製品を販売しています。

決算内容


2020年度の第2四半期決算(2020年4月~2020年6月)は7月15日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2019 2Q実   2.867B   1.27
2020 2Q実 
   3.663B
   1.97
2020 2Q予
   3.88B
   1.45
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高は予想を下回りましたが、EPSは予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+30%、EPSもそれに伴って増加しました。
EUVの設置ベースの増加とDUVの構成比の改善からの恩恵を受けました。
COVID-19(新型コロナウィルス)の事業への影響は軽微ですが引き続き警戒は続けるとしています。


またASMLはセラミックおよび光学モジュールの非上場メーカーのBerliner Glasの買収を発表しました。
買収は、2020年末までに予定されている必要な規制当局の承認がすべて取得された時点で完了します。
この買収による取引条件は公開されていません。
配当政策ではASMLは普通株1株当たり1.35ユーロの期末配当を支払い、2019年度普通株1株あたり2.40ユーロの配当を実施した他、2020年から2022年の3年間で最大60億ユーロの株式購入プログラムを再開する予定です。

End UserではMemoryの割合が回復しています。


また同四半期に9台のEUVシステムを出荷し、今四半期に7台のEUVシステムを収益として計上しています。
上半期に出荷した4台のEUVシステムは下半期に設置後に収益計上を予定しています。


セグメント情報


セグメント情報はありません

見通し


2020年度第3四半期
  • 売上高 36億ユーロから38億ユーロ
    • 設置ベースマネジメントの売上高は約8億5,000万ユーロ
  • 売上総利益率は約47%~48%
  • 研究開発費は約5億4500万ユーロ
  • 販売管理費は約1億4,000万ユーロ
  • 約14%の実効年率税率


株価と指標


2020年7月15日時点で375.43ドルです。


予想PER(コ):50.25倍
実績PER:56.23倍
PBR:11.92倍
予想配当利回り(コ):0.73%
ASMLの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


悪くはない決算だったと思いますが、株価は直近では上昇してバリュエーション的に高めにだったこともあり、決算後にやや株価は下落しています。
ただEUVシステムの出荷は順調に見えますし、今後の株価は市況や他の半導体メーカーの決算に左右される部分が大きいかなと個人的には思っています。

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