会社概要
Oktaは主に企業などにシングルサインオン (SSO)のシステムを提供する会社です。
シングルサインオン (SSO)は一度のサインインで複数のシステムに同時にサインイン出来るようにするシステムです。
現在多くの企業が複数のSaaSなどのクラウドサービスを導入しており、それに伴ってユーザーのID・パスワードの管理が煩雑になりセキュリティリスクや管理業務の増加などの問題が発生しています。
Oktaが提供するOkta Identity Cloudは上記のユーザーIDやパスワード管理を一元化して管理できるようになるシングルサインオンを提供している他、多要素認証やクラウドやオンプレのサーバーへのアクセスに対するセキュリティの強化や開発者がセキュリティを自動化・拡張が出来るAPIなどのシステムを提供しています。
Okta Identity Cloudは現在Microsoft365やGsuiteを始めSlackやZoom、Salesforceなどを始めとする6,500以上のソフトウェアに対応しています。
またEngie、JetBlue、Nordstrom、Takeda Pharmaceutical、Teach for America、T-Mobile、Twilioなどの8,400を超える組織・企業がOktaを利用しています。
今後も世界的に企業や組織でのSaaSなどのITシステムの導入は進むと思われIDやパスワードの管理の為に、Oktaの導入も進むかなと思います。
業績推移
売上高は2019年度から2020年度にかけて50%近く成長するなど高成長が続いていますが、他のSaaS企業と同様に費用も嵩んでいますね。
また配当はありません。
(コ) コンセンサス予想
株価と指標
2020年6月12日の時点で179.24ドルです。
予想PER(コ):N/A倍
実績PER:N/A倍
PBR:54.32倍
予想配当利回り(コ):N/A%
(コ) コンセンサス予想
投資判断とリスク
同社が提供するシングルサインオン (SSO)と付帯するセキュリティのサービスは個人的に魅力的で将来性も高いかなと思っています。
また現在の環境下で企業のリモートワークが進めばそれに伴ってSaaSやクラウドサービスの導入が進み同社もそれに伴う恩恵を受けれそうです。
ただまだ同社は利益が出てないことや、株価も年初から上昇しており時価総額も200億ドル(2兆円)超えておりバリュエーションは高めかなと思います。