会社概要
Verizonは持ち株会社でアメリカの最大手通信プロパイダーです。 同社は子会社を通じて、無線、有線の通信サービスやコンテンツサービスを提供しています。
決算内容
2021年度の第2四半期決算(2021年4月~2021年6月)は7月21日に発表され以下のようになりました。
売上高 | EPS | |
2020 2Q実 | 30.447B | 1.14 |
2021 2Q実 | 33.764B
| 1.37 |
2021 2Q予 | 32.680B
| 1.19 |
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想
売上高・EPS共に予想を上回りました。
売上高は前年同期比で+10%でEPSもそれに伴い上昇しました。
店舗やオフィスに徐々に人が戻ってきておりCOVID-19(新型コロナウィルス)のパンデミック前の状況に戻ってきているとしています。
セグメント情報
売上高 2Q前年同期比
Consumer
- 211億ドルから235億ドル +11.2%
- ワイヤレスサービスの小売Postpaid(後払い)の純増数(純減)は+35万件でした。
- Postpaid(後払い)スマートフォンの純増数(純減)は19万7000件でした。
- 光ファイバーネットワークサービスのFiosInternetの純増数は+9万2000件でした。
- 有料ビデオ・オンデマンドサービスのFiosVideoは純増数(純減)は-6万2000件でした。
デバイスの下取り強化やiPhone12への割引などを含む最大のアップグレードプロモーションの影響で加入者が大きく増加しました。
Business
75億ドルから78億ドル +3.7%
- ワイヤレスサービスのRetail Postpaid(小売り後払い)の純増数は17万8000件でした。
主にデバイス収益の増加の恩恵を受けました。
Verizon Media Group
14億ドルから21億ドル +49.7%
引き続き高い顧客エンゲージメントと当社の広告プラットフォームに対する需要の恩恵を受けました。
見通し
2021年度通期
- サービスとその他の売上高 Verizon Mediaの売却に伴い撤回 (前回 +2%)
- ワイヤレスサービス売上高 +3.5%~+4% (前回 +3%)
- 調整後Non-GAAP EPS 5.25ドル~5.35ドル (前回 5.00ドル~5.15ドル)
- 設備投資額は175~185億ドル
- +20億ドル~+30億ドル for C-Band
- 23%~25%の実効税率(Non-GAAP)
株価と指標
2021年7月23日時点で55.88ドルです。
予想PER(コ):10.77倍
実績PER:11.58倍
PSR:1.74倍
PBR:3.14倍
予想配当利回り(コ):4.49%
Verizonの現在の株価と指標
(コ) コンセンサス予想
総評と感想
特に前期伸び悩んでいた加入者数の増加はポジティブです。
ただ今四半期の加入者数の大幅な増加は古いデバイスの下取りした際のiPhone12ファミリーの最大700ドルの割引が含まれており、加入者数の増加トレンドの継続性に疑問な見方があることやDish NetworkへのAT&Tへのローミング契約など競争環境は引き続き厳しいこともあり株価は決算後も低迷していますね。
ただ個人的には安定した配当もありますし、更に株価が下落するようなら買い増したいかなとも思っています。
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