2021年6月21日月曜日

主力製品が好調 Apple Inc.(AAPL) 2021年度2Q決算を振り返る

会社概要


アップルはiPhoneでお馴染みのIT機器メーカーでスマートフォンやパソコン、タブレット、スマートデバイス、メディア機器を設計・開発・販売しています。 またそれらに付帯するApple storeやiTunes、Apple payなどのITサービスの提供しています。

決算内容


2021年度の第2四半期決算(2021年1月~2021年3月)は4月28日に発表され以下のようになりました。


  売上高   EPS
2020 1Q実   44.965B   0.64
2021 1Q実 
   89.584B
   1.40
2021 1Q予
   77.350B
   0.99
(ドル)
M=100万ドル B=1億ドル
実 実績
予 予想

売上高、EPS共に予想を上回りました。
前年同期比で売上高は+54%、EPS倍以上に増加しました。
過去最高1~3月期を達成しました。
また前年同期比で+7%の増配となる0.22ドルの現金配当と既存の自社株買いプログラムを900億ドルに増額すると報告しています。


セグメント情報


売上高 2Q前年同期比

製品別カテゴリー 

iPhone 28,962百万ドルから47,938百万ドル +66% 
Mac 5,351百万ドルから9,102百万ドル +70% 
iPad 4,368百万ドルから7,807百万ドル +79% 
Wearables,Home and Accessories 6,284百万ドルから7,836百万ドル +25% 
Service 13,348百万ドルから16,901百万ドル +26%

iPhone 12ファミリーの強い需要の恩恵を受けました。
Macでは新しいM1チップを搭載したMacからの顧客からの関心やリモートワークの恩恵を受けました。
またiPadも際立ったパフォーマンスを達成しています。
Wearables,Home and AccessoriesはApple Watchの引き続き強い需要の恩恵と次世代AppleTVとAirTagの発売を報告しています。
ServiceではApple Payの対象地域の拡大や有料サブスクリプションサービスの増加の恩恵を受けました。

国、地域別セグメント

アメリカ 25,473百万ドルから34,306百万ドル +35%
ヨーロッパ 14,294百万ドルから22,264百万ドル  +55%
中華圏 9,455百万ドルから17,728百万ドル +87%
日本 5,206百万ドルから7,742百万ドル +49%
その他のアジア太平洋地域  3,885百万ドルから7,544百万ドル +94%


見通し


引き続き同社はCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響で業績見通しを未定としました。
ただし引き続き2桁の成長を見込んでいますが、iPhone12の販売サイクルの影響と供給の制約で売上高成長の減少を予想しています。

株価と指標


2021年6月18日時点で130.46ドルです。


予想PER(コ):24.39倍
実績PER:29.32倍
PSR:6.69倍
PBR:31.47倍
予想配当利回り(コ):0.68%
Appleの現在の株価と指標

(コ) コンセンサス予想

総評と感想


良い決算でした。
全ての地域・製品カテゴリーで記録的な収益成長を達成しました。
今後成長速度は減速すると予想していますが、投資妙味は個人的にはまだありそうかなと個人的には思っています。

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